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子どもの五月病を防止! GW明けに親がやるべきこと、やってはいけないこと

子どもの五月病を防止! GW明けに親がやるべきこと、やってはいけないこと

「五月病」は、「ごがつびょう」と読みます。4月に新しい環境で生活を始めた新入生や新人社員が、なかなかその環境に適応できず、5月のゴールデンウィーク明けに、精神的な苦痛を訴えはじめることから、この名前がつきました。

五月病で悩むのは大人だけではありません。幼稚園に通う年齢の子にも起こりうることです。その場になって慌てないために、親として何ができるかをまとめてみました。

もしかして五月病?未就学児の心の状態は日々の行動でチェック!

一般的に、五月病とは、次のような心の苦痛を抱えると言われています。

・抑うつ
・無気力
・焦り
・不安感

大人であれば、自分の心の状態を客観的に捉えることも可能なので、「なんだか最近、焦ってばかり」「なんかやる気が出ない」と、自らの不調に気づくことができますが、子どもだとなかなかそうはいきません。お子さんの年齢が小さければ小さいほど、親が気づいてあげる必要があります。

親がタイミングよく気づいてあげるには、お子さんの心の状態が反映された「行動」を上手くキャッチすることがポイントになってきます。「心」は目には見えませんが、「行動」なら見ることができます。たとえば、

・「ご飯の量が減った」
・「ボーっとしていることが増えた」
・「最近、すぐにぐずるようになった」
・「学校(幼稚園)に行きたくないとぐずる」

など。このような行動の変化を、心の葛藤が映し出されたものとして、敏感に察知することが大切です。

五月病の子どもを傷つけてしまうNGワードとは?

では、もしゴールデンウィーク明けに、お子さんが「幼稚園に行きたくない。ママと一緒がいい」と言ってきたら、どうリアクションしますか? きっと、こう言うのではないでしょうか?

「幼稚園、楽しいよ♪ 頑張って行っておいで」
「お友達がみんな待っているよ、ほら、行こう」

と。ママは子どもを元気づけたくて言っているのですが、これらの言葉が、逆に、重く響いてしまうことがあります

我が子を五月病からなんとか立ち直らせようとするとき、足かせになるのが、「親の主観」です。たとえば、

「パパならこういうとき負けないぞ」
「絶対に楽しいから、大丈夫」

のように、「自分はこう思う。だから、子どももこう思うはずだ」と決めつけてしまうことを指します。このように、親のレンズで子どもの気持ちを決めつけた言い方をしてしまうと、子どもは逃げ場がなくなり、余計に回復に時間がかかってしまうことになります。

親がやっていくべき2つの対処法

五月病に悩んでいるのは、子ども自身ですので、その子の立場に立って、その状況を見ていくことがとても大切です。次に、親がやっていきたい働きかけを2つご紹介します。いずれも、子どもの主観、その子のレンズを最優先にしたアプローチですので、ぜひご参照ください。

その1 心の葛藤を言語化

小さなお子さんにとっては、幼稚園も立派な社会生活です。自分だけを見てくれるパパやママがいる「家庭」とは違う場所であるということを、子ども自身、敏感に察知しています。ゴールデンウィークのような長い休みがあることで、その違いを改めて実感することになるため、4月のスタート時期以上に、抵抗感が出てきてしまうのです。

その抵抗感を理解してあげること、それが何よりの五月病対策です。「久しぶりの幼稚園だから、ドキドキするよね」「みんなもきっと同じようにドキドキしているね」と、お子さんの不安感をまずはいったん受け止めて、そして言語化してあげましょう

気持ちを言葉にしてあげることで、自分の中に渦巻いていたよく分からないモヤモヤに気づくことができ、同時に、「ママはボクの気持ちを分かってくれている」ということも伝えられます。

その2 子どもが作る距離を大切にする

幼稚園や小学校低学年くらいまでは、まだまだ甘えん坊の時期。何か不安なことがあると、自ずと、ママへの距離を縮めてきます。たとえば、いつもの距離を10としたら、それが、今日は8なのか、12なのか、それを察知する力をつけましょう。

子どもが親に求める距離感というのは、常に変わっています。いつもは10なのに、ゴールデンウィーク明けに、いきなり3に縮まったりすることは非常によくあります。「昨日大丈夫だったから、今日も大丈夫」と決めつけずに、その日ベースで、お子さんがママに求めてくる距離を大事にしてあげてください。

不安解消のつもりで、ママに近づいたのに、「ほらしっかりして」なんて言われてしまうと、子どもは気持ちの行き場を失ってしまいます。受け入れてもらえれば、それだけで気持ちの処理が少しずつ進みます。

まずは、お風呂に入ったり、抱っこしたり、膝に乗せて一緒にテレビを見たりと、スキンシップを通して、親子のつながりを分かりやすく提示し、不安感をリセットすることを優先しましょう。「いってらっしゃい!」と背中を押すのは、それからです。

著者プロフィール

ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰。
イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。HP:http://megumi-sato.com/

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