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「怒らない子育て」嶋津良智氏×伸芽会 飯田先生のスペシャル対談!「今どきのママに足りないもの、これからの子どもに必要な力」

「怒らない子育て」嶋津良智氏×伸芽会 飯田先生のスペシャル対談!「今どきのママに足りないもの、これからの子どもに必要な力」

シリーズ累計20万部!漫画化も果たした「怒らない子育て」の著者、嶋津良智氏と幼児教育のプロである伸芽会教育研究所所長 飯田道郎氏のスペシャル対談!今どきのママに足りないこと、さらにこれからの子どもたちに必要な力についてお話を伺います。

嶋津良智
アンガーマネジメントアドバイザー、一般財団法人日本リーダーズ学会代表理事、リーダーズアカデミー学長、早稲田大学エクステンションセンター講師。主な著書に『怒らない技術』『子どもが変わる 怒らない子育て』(フォレスト出版)、『だから部下がついてこない!』(日本実業出版社)、『7日間イラオコダイエット』(EVO出版)など、累計140万部を超える。https://www.okoranai.com/
飯田道郎
伸芽会教育研究所 所長。子どもの目線に寄り添い、一人ひとりのやる気スイッチを引き出す人気教師。男の子の指導に定評があり、これまで3,000人以上の教え子を難関校へと導く。著書『9歳までの男の子の育て方』(世界文化社)。

 

子育ては思い通りにならないと知ること!

ズバリ、今のママは怒りすぎだと思いますか?

嶋津_「子育てにイライラはつきものですからね、多少の怒りは必要です。ただ、部下のマネジメントでも同じなんですが、子育て(人を育てる)は思い通りにならないんです。それを知ることが実はとっても重要ですね。かく言う私も、若い頃は部下を怒鳴り散らしていましたから。それではダメだなという経験と戒めも込めて書いたのがこの『怒らない子育て』なんです」

飯田_「私も若い頃は部下や子どもをよく叱っていたのでよく分かります。授業でも、今は本当に大事な話はあえてささやくように伝えたりすると、騒いでいた子も静かに聞いてくれる、など分かってきましたが、やはり経験がものをいうんですよね」

嶋津_「ええ。だからママもパパも子育てについてもっと勉強すべきだと思うんです」

子どもが“自分で決めた”感覚にさせることが重要

では、ママは、どうやって子どもをやる気にさせればいいのでしょうか?

嶋津「ズバリ、“自分で決めた感覚を持たせる”ことです。たとえば、事情で習い事をひとつ辞めなければいけないとします。その際にママやパパに言われた方を辞めるのではなく、僕が決めたと思わせることが大事なんです。子どもに何か聞かれた際は、夫婦で“どうすればいいと思う?”と問いかけるよう徹底するといいでしょう

飯田「それは同感です。学習面でも自己肯定感がやる気の源だと私も思っています。自分で決めた、できた、認められた、こうした気持ちを小さい頃から大切にしていくと、子どもはすごく伸びますし、将来人生の色々な局面で自分で選べる子になっていくんですよね」

情報に流されない子育ての判断基準「家訓」がありますか?

最近の子育ては情報が氾濫していると思いますが、親は何を大事にすべきだと思いますか?

嶋津「それはもう、家訓ですよ。会社でも社訓(理念)があるじゃないですか。意思決定のための基準に沿って努力することはとても重要です。ちなみに、わが家の基準は“学ぶよりも学ぶ楽しさを得る”、“子どもから笑顔を奪う教育はしない”“100点じゃなくていいから100%を目指せ”です。それと、名前の由来をよく話します。君が20歳になったときにこういう人になってほしいという想いでつけたんだよと」

飯田「おっしゃる通り。私もよく受験を控えた親御さんに、面接で困ったときはお子さんの名前の由来のことを話すといいとアドバイスしています。子ども自身が自分の名前の由来を理解しているご家庭は素敵だと思います」

嶋津「そうなんですね!」

飯田「それと、賛否両論ある一貫校ですが、私はいいところのひとつに理念がぶれないことがあると思っています。親はどうしても情報が多いのでぶれてしまいがちですが、学校がぶれないと、子どもは真っ直ぐ育つんです」

嶋津「本などに書いてある、“何歳までに〇〇ができなくちゃ”に焦っているママには、その基準は誰が決めたの?と僕は聞くんです。他人に決められた評価ではなく、その子のものさしで前よりできるようになった、と親は褒められるといいですよね

飯田「今のお母さんたちは本やマニュアルに頼りすぎな傾向があると思います。それよりもわが子の特性を見てタイミングよく適度な負荷をかけて子どもを伸ばして欲しいと思いますね」

悪気なく子どもの自信を奪っていませんか?

親がつい言ってしまいがちな、NGな言葉がけがあれば教えてください。

飯田 「“なんで分からないの? こんなの当り前に決まってるでしょ!”。よく使う言葉だと思うんですが、子どもはなんで当たり前なのかが分からない。そして、絶対に1回じゃ覚えない。特にお母さんからすると異性である男の子が理解できない、という相談が多いんですが、“大丈夫、期待しているよ、大好きだよ”と、待てるお母さんでいれば必ず男の子はやる気になりますよ

嶋津 「同感です。あとは、パパは小さいときどうだったの?と聞いてみる。今立派に活躍している人たちも子どもの頃はやんちゃだったりしますから(笑)」

飯田「私の教え子でも“あの折り紙が苦手だった〇〇君が、今では外科医で立派にメスをにぎっている”なんていう笑い話があるくらいですから。ただ、幼児のうちに自信や意欲をなくしてしまった子は可哀想ですよ。そういう子は、お母さんが荷物的に子どもを連れてきてしまう場合が多い。“あなたは〇〇小学校に絶対行くの!だからやりなさい”と。そういう強制ではなく、お母さんは世界で一番のわが子の理解者であってほしいです」

子どもの仕事は遊びである!

加熱する昨今の中学受験や小学校受験について、お二人はどうお考えですか?

嶋津「息子がまさに中学受験をするかどうか迷い中なんですが、個人的には小学生が遊ばなくてどうする!と思ってしまって…。勉強と寝ることしかしない残り3年間じゃ可哀想かなと。どうしてもやりたいなら応援しますけど、他に経験すべきことがある気がしてしまうんです」

飯田「子どもの塾通いがネガティブの渦だと怖いですよね。行かされている、勉強させられている、そのマイナス思考の渦に3年間いると精神面にも影響してきそうです。私は立場上、受験は反対!とは言いにくいのですが、詰め込み型の受験は反対です。とくに幼児や小学校低学年までは、遊びが仕事や学びだと思っていますし、私どもの幼児教育も遊びや体験に基づいています。ただ、環境的に外遊びが減った今の子どもたちは遊び方を知らない。だから、小学校入試でも“ある高さから飛び降りられるか”なんて課題が出るんですよ」

今どきの父親は母親化している!?

では、子育てにおいて父親の立場はどうあるべきだと思いますか?

飯田「最近の傾向として、父親が母親と一体型の人格が多い気がします。父親が母親化しているとでもいいますか。有名校に合格するようなご家庭でも、一部ですが“うちの子だけ見て欲しい”というご両親がいると聞きます。学校としては夫婦どちらかは冷静でいてほしいですよね、特に父親には」

嶋津「父親が母親に同調してしまうんでしょうね。女性が昔より強くなったのではなくて、男性が弱くなったという説もありますよね(笑)。それと、今は何か問題があったときに、加害者の気持ちも考慮できるような家が少ないそうですね。誰がやったのか、先生は見ていたのか、と被害者を主張してくる親が増えているんでしょうか」

飯田「それはありますね。公園でボール遊びできない、体育祭で騎馬戦禁止…など学校も社会も何かとリスクを考えて規制しちゃうんですよね。あとは子育てがマニュアル化しすぎてしまっているのも問題かなと。一流スポーツ選手のお子さんは小さいころの育った環境が独特ですよね。そんな、マニュアルにとらわれない環境設定を、とくに父親が頑張ってほしいですね」

勉強だけじゃ得られない学びを知ってほしい!

最後に、これからの子に必要な力は何だと思いますか?

飯田 「幼稚園は遊ぶ、小学校からは勉強。本当にそれでいいの?と思うんです。遊びも教育も幼小一貫であるべき。家庭でも学校でも遊びから学べる力はもっと重要視してほしいですね」

嶋津「僕はこの本を通して、子どもの自信(自分を信じる気持ち)を育むようなことはあっても奪わないで、怒りで子どもをコントロールしないで!ということを伝えたくて。
困難や課題も多い人生、“自分だったら出来るんじゃないか”と思える子か、“無理かも…”と諦めてしまう子とでは雲泥の差が出てくると思うんです。自分を信じる気持ちを持たせる教育をしてほしいですね。」

飯田「ただ褒めればいいのではなくて、トライさせてから褒める、が基本ですよね。」

嶋津「ええ。チャレンジする人間はたくさん間違いもする。チャレンジしなければ間違いもないけど、何も学べないですから。これからの子どもたちには、できなくてもトライする気持ちを持って勉強だけじゃ得られない学びを知ってほしいです!」

いかがでしたか? 子育てをビジネスに置き換えた嶋津さんならではのお話と、それにシンクロする飯田先生の幼児教育のお話はとても興味深いものばかりでした。気になった方は「怒らない子育て」をぜひ読んでみてください。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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