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「STEM」から「STREAM」へ。2017年のアメリカ最新知育玩具トレンドレポート!

「STEM」から「STREAM」へ。2017年のアメリカ最新知育玩具トレンドレポート!

「ただおもちゃを買い与えるのではなくて、何か子どもの教育に役立つおもちゃをあげたい!」

どの国にいても玩具選びをする親の思いは一緒です。玩具業界を牽引するアメリカでは、社会や教育の変化に対応した最新商品が次々と発表されています。

そこで今回は、2月に開催されたおもちゃ業界の大イベント「ニューヨーク・トイフェア」に参加したニューヨーク在住ライターが、2017年の最新知育玩具トレンドと一押し玩具をいち早く皆さまにお届けします!

「ニューヨーク・トイフェア」とは?

Toy Industry Association, Inc.(TIA)が毎年2月にニューヨークで主催する北米最大の国際玩具見本市。

1,100以上の出展者が世界中から集まり、3万人以上が来場する招待制のイベントです。

トレンド1:ロボティックス

ここ数年アメリカで注目されているSTEM(Science, Technology, Engineering and Math)教育。このトレンドは今年のトイフェアでも科学実験セットなどのサイエンス系のおもちゃがたくさん出ていました。

なかでも各社がこぞって出展していた分野は「ロボティックス」。子どもたちが自分で組み立て、プログラミングしてロボットを作るセットが各ブースで見受けられました。

ようやくSTEM教育が認知されてきた日本ですが、既にアメリカではSTEMからSTREAM (Science, Technology, Robotics, Engineering, Arts and Math)に時代は流れているようです。

“STREAM”には、STEMとともに「R=ロボティックス」「A=アート」が加わっています。「ロボティックス」は、ロボットのデザインから分析、組み立て、そして動かすところまでの一連の工程を学ばせることで将来のロボット技術への進化を図り、ロジカル思考を育む訓練になります。

また「アート」は、プロダクトデザインや右脳を使い既存の枠にはまらないクリエイティブな思考を助長していきます。

3Doodler Robotic Set

STEM_2

この「ロボティックス」のトレンドを取り入れた玩具としてご紹介したいのが、昨年日本でも話題となった3Dペン「3Doodler」から新登場の「3Doodler Robotic Set」

まるで色鉛筆を使う感覚で、立体的なものが簡単に作れます。このパッケージにはモーターやギア、電池パックが搭載されていて3Dペンで描いたものとモーターを組み合わせて、オリジナルロボットが作れます。

http://the3doodler.com/store-start/

トレンド2:iPadとの連動商品

今年に始まったことではありませんが、今回のフェアでもよく目にしたのがiPhoneやiPadなどのアプリのタブレットとの連動商品。

赤ちゃんのときからタブレットで動画をみたり、遊んだりすることに慣れている子どもたち。ここにリアルで立体的なおもちゃを加えることにより、手で触れる感覚から脳を刺激し、より実体験に近い遊びが可能になります。iPadと連動した気になる知育玩具は以下の2点です!

Tiggly

ハーバードビジネススクールのMBAとコロンビア大学教育心理学の教授のスタートアップ。パッケージに入っているのは、シリコン素材のさまざまな形、数字やアルファベット。

連動するアプリを起動すると、教育心理学に基づいて作りこまれているかわいいキャラクターゲームが画面いっぱいに繰り広げられます。ゲームに沿って、当てはまる形や数をiPadの上にスタンプのように乗せるだけ。アルファベットをつなげて言葉を作り出したり、算数の基礎を学んだりすることができます

また、STEM玩具の対象年齢はだいたい5歳以上のものが多いなか、この商品は対象年齢2歳から。小さな手でも掴みやすく、乳児が飲み込めない大きさになっています。日本語でのアプリもあり

https://www.tiggly.com/

Schoenhut Piano

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135年もの歴史を持つ、美しいサウンドと高いクオリティで世界中に愛されるアメリカのトイ・ピアノブランド、Schoenhut(シェーンハット)。小さい子にピアノを習わせたいけれど、ピアノを置く場所がないし、ピアノを続けるかわからないのに高いピアノを買うのに躊躇する…という人に最適

iPadアプリと連動されているので、ゲーム感覚で鍵盤の位置と音符の読み方を覚えることができます。また、シンプルでスタイリッシュなデザインなので、リビングや子ども部屋のインテリアとしても◎。

http://www.toypiano.com

日本でも、2020年から小学校でプログラミング教育の必修化が文部科学省から発表されました。ロボティックスやアプリ連動のIT知育玩具を使い、手を動かしながら遊ぶことで、小学校でのプログラミング教育にもスムーズになじめるかもしれませんね。

著者プロフィール

世界32カ国に在住の150名以上のリサーチャー・ライターのネットワークをもち(2016年11月時点)、企業の海外での市場調査やプロモーションをサポートしている。

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