子育てのコト

ママの楽家事術!第二回「お悩み別!子どもが伸びる部屋づくり」

ママの楽家事術!第二回「お悩み別!子どもが伸びる部屋づくり」

「未就学児のキッズスペース、どう作るべき?」「子どもがすすんでお片付けしてくれる子ども部屋の作り方が知りたい!」など…。

ママが気になる子どもを伸ばす部屋づくりについて、元ハウスメーカー営業マンで現在は住宅アドバイザーとしても活躍する家づくりのプロである牧原さんにアドバイスいただきました!

未就学児のキッズスペース、どう作るのが正解?

ここでは、いくつかの具体例とともに、理想的なリビング(広くLDKと捉えて)+キッズスペースを考えてみたいと思います。

その1 キッズスペースは安心して集中できる環境を!

例えば、リビング横にキッズスペースを作った場合、親としては、一緒に寄り添えると同時に、“下手に干渉しない空間づくり”が必要かと思います。子どもにとって集中できる環境は「程よい親との距離感」です。

たとえば、お母さんがキッチンにいるのが雰囲気でわかる距離というのが理想的な環境。また、子どもに助けが必要なときに、子どもの集中を切らさずに行ける動線、たとえば、ご飯前のバタバタした状況でも、スッと子どものところに行ける動線を考える事も必要な要素だと思います。

その2 リビング横に配置する畳コーナーをキッズスペースにする

マンションでも新築でも多く見受けられるのが、リビング(もしくはLDK)に隣接した畳コーナーですが、それをキッズスペースとして使う発想です。畳コーナーは、フローリングとフラットに作る事も多いのですが、そうではなく、例えば、床からの高さを40㎝程上げてあげる事を推奨しています。

01:畳コーナーの写真02

写真のように、畳コーナーの高さをあげて、そこで座って勉強(や読書)ができるスペースを作ることで、子どもの目線が高くなり、キッチンに立っているお母さんやリビングのソファーで座っているお父さんともコミュニケーションがしやすくなります。

さらに、“姿勢よく座れる”ことで、より集中できる環境づくりを考えてもらうと良いと思います

簡単に出来る!子どもを伸ばすための7つの工夫!

・姿勢よく長時間座れる場所にすること
・座った際に手元を照らせる照明やコンセントをつけること
・どこに何があるかが分かり、すぐに取り出せる収納を設けること
・置時計を置いて、時間管理を身につけるようにすること
・リビングの壁の一部を黒板(ホワイトボードなど)にすること
(黒板はチョークの粉の掃除が大変なのでホワイトボードの方がおすすめかも。)
・壁や天井を利用して、インテリア(絵画やお花を置く、地図など)を配置し、“感受性”を高める工夫
・LDKに本棚を置き、“すぐに調べる”を習慣化するようにする

02:子供を伸ばす為のキッズスペース01

02:子供を伸ばす為のキッズスペース02

子ども部屋を作る際に知っておきたい3つのこと!

どこに何があるかが分かり、すぐに取り出せる収納にする!

“子どもが主体性を持って片づけができるため”には、上記のリビング横のキッズスペースの考えをもとに、みんなが集まるリビングには、近くに、収納計画を考える事が大切。自分の収納場所を設けてあげるといいでしょう。

男女の特性を生かした子ども部屋作りを!

最近の傾向としては、兄妹(男の子と女の子)での部屋の使い方(広く家の作り方)はそこまで意識しないように思います。注意したい特徴としては、男性は空間認識能力が女性よりも強くあると言われており、女性は男性よりも感受性が高いと言われている点。

そのため、男の子は学習デスクやベットの位置をころころ変えることが多く、それで遊ぶような感覚があるように思います。ロフトのような空間変化を上手く活用した部屋づくりをするなど、より可変性を考えた部屋づくりがおすすめです。

(ただし、寝る際に天井が近くにある状況は、子どもの成長にいい影響を与えないという論文もありますし、ロフトを散らかさずに有効利用するには、高さにあった置き家具も必要です)。

一方で、女の子は、感受性をより豊かにするために、“部屋を飾れる”ことを考えて頂くといいように思います。例えば、押し花を作って、それを壁に貼れたりできる、マグネットボードの壁などを部屋に取り入れる事も一つかもしれません。

03:子供部屋01

可変性のある収納計画を!

男の子と女の子のどちらにも言える事として、子ども部屋の収納は、年齢とともに、必要なものが変わりますので、可変性のある収納(棚も含め)の計画は必要です。

可変性といっても、収納棚を可動できる棚にしたり、カラーボックスを入れられる空間を収納空間の下に作る事を想定しておけばよく、“収納下部は空間を開けておく”といった意識で十分です。

収納に関しては、最低限必要な収納量はあるかと思いますが、広ければいいということでもありません。意識の中で断捨離は必要かとも思います。

子どもがお手伝いがしたくなるキッチンってどういうもの?

これは、意外と簡単です。メインでキッチンに立つ人が楽しめるキッチンを作ること、そして、それを子どもが見られることです。

子どもの行動判断の基準は、基本的には“それをしたら楽しそうか?”ですので、その第一歩としては、“大人が楽しんでいる事を子どもに見せる”ができればいいように思います。

包丁を持たせると心配、料理する時間がのびる、など大人のイライラはあるかもしれませんが(笑)、料理から片づけまでを“食育”と捉えて、大人は見守る、我慢もする必要がありそうですね。

04:楽しいキッチン01

キッチンはママのお城。明るく開放感のあるキッチンだけど、手元のごちゃごちゃは隠たい。自分の好きな照明や色を取り入れて、そこに居たくなるキッチンに。

04:楽しいキッチン02

キッチンをLDKの中心に。自然とキッチンに人が集まる(コミュニケーションできる)ように、LDKの中心にキッチンを持ってくる事も一つ。リビングから、ダイニングから、キッチンはどう見えるかも意識していただくといいかと思います。

写真のキッチンはエアコンを背面収納の一部として格子で隠していたり、観葉植物を置いたりと、きれいに見える工夫も見て取れますね。

いつから子どもと寝室を別にすべき?

いつまで一緒に寝ればいいのか、に関しては賛否両論あるように思います。今のところ、広く推奨されている話は、“自発的に子どもが別で寝たいと言ったとき”だそうです。自然とそのような考えになるまで待つ事が正解なのかもしれません。

もちろん、そのきっかけとなるこちらからの働きかけや、一週間に一回から始める慣らし期間なども必要ですし、兄弟(兄妹)がいれば、二人きりで寝に行かせる事から始めるのもいいかもしれません。

寝室作りのポイントとしては、
・吹抜けなどを使って、ドアを開ければLDK(1階)に家族がいるような明るい空間(廊下)づくり
・階段を上がって、なるべく近くの部屋配置(2階の一番奥は親の主寝室に)

を意識していただくと良いと思います。

マンションでの部屋数が足りないという場合は、住み替えも視野に入れる必要があるかと思います。勿論、リノベーションで解消する方法もあります。

ただし、リノベーションで、部屋数を変える(特に“増やす”)場合、相対的にすべての部屋やレイアウトを変える必要も出てくるため、金額もかさむ事が想定されますので、建築業者さんと打ち合わせながら、選択をしてみてください。

玄関に溢れかえる靴やアウトドアグッズ、どうしまえばいい?

戸建て住宅の場合は、来客用の玄関とその横にウォークインで入れるシューズクロークを設け、可動棚を壁一杯にとるような間取りが最近では多く好まれています。

玄関部分にしまいたい収納は意外と多く、外で使う各人の趣味のものはもちろん、ベビーカーやチャイルドシート、三輪車や自転車、さらに子どもの成長に合わせて、習い事のための収納が必要になることもあるので、可能であれば、広くとっておきたいところです。

06:玄関収納01

逆に、マンションの場合は、当然収納が足りない状況が生れやすく、ある程度、取捨選択をし、“普段使う最低限のものと家族で共有できるもの”を玄関に収納し、その他は自分の部屋で管理するといいでしょう。

その際、うまく収納する方法としては、収納だけではなく、壁を利用すること。例えば、サーフボードや自転車などが趣味の方は、壁の上部にフックを設けて、そこにかけるように取り組みですね。

可変性も考えると、後々フックを“いつでも、どこにでも”付けられるよう、予め“補強壁”にしておくといいかと思います。

LDKの収納や壁の利用、勉強スペース

また、廊下に収納を設けるにしても、天井まで収納を作ってしまうと圧迫感が出てくることも。その場合は、全てカウンター収納にしてしまい、人の目線よりも下に長く収納をとると圧迫感を抑えつつ、取り出しやすい収納計画ができます。

06:玄関収納03

いかがでしたか? 今できることから少しずつ実践して理想の家に近づけてみてください!

著者プロフィール
牧原央尚
愛知県周辺エリアの家づくりの無料相談ができる「Rebroathome」を運営し、その傍らで、『家づくり教室』という新築、注文住宅をメインにしたブログを執筆中。家づくりに対しての考え方や、ハウスメーカー、工務店、建築家との家づくりの違い、土地の探し方や、注意点など、家づくりに関係する情報提供している。http://makiharateruhisa.com

写真協力:㈱アールプランナー、他

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