子育てのコト

子どもを伸ばす正しい親バカとダメにする“バカ親”の違いとは?

子どもを伸ばす正しい親バカとダメにする“バカ親”の違いとは?

わが子のイベント写真や、普段の様子をアップして「可愛い~!」「親バカで~す」などとコメントを入れた投稿を、最近のSNSではよく見かけるようになりました。一方で、人に迷惑をかけたり、子どもの学ぶチャンスを奪ってしまう“バカ親”もいます。

そこで今回は、子どもを伸ばす親バカとダメにする“バカ親”についてお伝えします!

子どもの能力を伸ばす親バカとは?

お友達より、少しかけっこが早いわが子に、「運動神経抜群!将来はスポーツ選手だ」と言う親。

テレビから流れるアニメソングを歌ってわが子を見て、「なんて記憶力がいいんだ」とか、「歌がとっても上手!」など、わずかなことで、大喜びし、感激している親、まさに親バカです。

ですが、こうした子どもの可能性を信じて、能力を過大評価すること(=褒め)は、決していけないことではありません。むしろ、子どもを信じて伸ばすことに繋がります。

親子の絆を深める親バカとは?

ひらがなを書けるようになった子どもから、母の日や父の日にもらった「ありがとう」の手紙を大切にいつも持ち歩く親。風邪気味の時、子どもから「ママ、大丈夫?」なんて少し優しい言葉をかけられると、「なんて優しい子」と涙を流して喜ぶ親、こちらも親バカですね。

このような親バカって、親子の絆が深まる素晴らしい親バカです。

子どもをダメにする 2大“バカ親”に要注意!

親バカって、子どもの能力を伸ばしたり、親子関係を強めたり、子どもの成長にとてもプラスになります。ですが、ここで気をつけたいのが、“バカ親”です。

親バカと“バカ親”は似ているようで、子どもの成長に与える影響は違います。例えば、どのような親を言うのでしょうか。

タイプ① 子どもの学ぶチャンスを奪う“バカ親”

・心配だからと、遠足について行く親。
・雨の日は、学校まで車で送って行く親。

このような親は、子どもの成長する機会を妨げていますね。

子どもの能力を過少評価し、そして子どもの学ぶチャンスを奪っていることに気づきましょう。

タイプ② 人に迷惑をかける“バカ親”

・子どもが電車の中で騒いでいても、知らん顔でスマホを触っている親。
・子ども同士がケンカをした時、自分の子の言うことばかりを信じ、相手の子どもに怒鳴る親。

これらは、人に迷惑をかける“バカ親”です。

そのような親の言動を見て育つ子どもは、自分中心に物事を考え、集団に馴染みにくかったり、社会へ出たとき、困ることが多くなると予想されます。

バカ親はモンペになることも!

そして、バカ親も更に行き過ぎると、モンスターペアレントになってしまうこともあります。

・学校からの宿題が多いから、子どもがゆっくり遊べない、また親が見るのが大変!と、先生に言いに行き、宿題を減らさせた親。
・学校で集合写真を撮影した時、わが子が顔に傷があったので、撮り直してほしい」と言う親。
・給食費を払っているのに、いちいち「いただきます」と言わせるな!と先生に文句を言う親。

もうここまでくると、いわゆるモンペですね…。

子どもを伸ばす素敵な親バカになるための2つのチェックポイント!

その1 その親バカは、他人に迷惑をかけていないか

例えば、コンビニや公共の乗り物の中で走ったり騒いだりするのは、人に迷惑をかけます。このような時はわが子をきちんと注意しましょう。

では、子どもの写真を友人に見せる時はどうでしょうか?

少し見せるだけなら親バカでいいのですが、何度も何枚も見せ、いちいち「可愛い」とか「頑張っているわね、えらいのね」など言わせるのは、NG。相手は、うんざりしていることも。バカ親にならないように気をつけたいですね。

その2 その親バカは、子どもの学ぶチャンスを奪っていないか

子どもが一人でやろうとしている機会を奪っていないか、手を貸す前に考えましょう。子どもの成長には、直接手を貸すのではなく、見守ってあげることが大切です。

どんな時も「ママの中であなたは一番」と迎える素晴らしい親バカに!

「親バカ」は一見、愚かな親のようにも感じますが、子どものためにバカになってやれるのも親ならではでしょう。そして将来、勉強でも、スポーツでも、芸術でも何かに才能を発揮する子どもたちの親は、ほとんどが親バカと言えるでしょう。

子どもの可能性を信じ、信頼関係を深め、そして同じ目標に向かって歩んで行く、素晴らしですね。

もし、望んだ道に進まなくても、「よく頑張ったわね、あなたはママの中で一番よ」と笑顔で迎え入れる親バカ、親子で共有した時間は、子どもの心を強くし、親子の貴重な宝物になります。

親子の信頼関係を深め、子どもの可能性を伸ばす、素敵な「親バカ」になりたいですね。

著者プロフィール
田宮 由美

  「順調に育っている子どもが、思春期になって心が折れ、引きこもりになってしまった。」という母親からの痛切な相談をきっかけに、それまでの教育現場での勤めを辞め、「子育てにおいて最も大切な事」を広める活動を始める。
幼児教室の指導者、公立・小・中学校でのさまざまな立場からの勤務を経て、2010年に独立。PHP出版「のびのび子育て」や奈良新聞社「小学生新聞」などに多数の執筆、幼稚園や教育委員会後援の講演会で講師を務めるなど現在は執筆、講演を中心に活動を行っている。 

著書に「子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方」(株)KADOKAWA出版。 
長男は現役で国公立医学部入学。  携わった仕事と自らの子育てをもとに行うアドバイスが、親と子の気持ちに寄り添い、実生活に落とし込んでいることで定評がある。

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子どもを伸ばす正しい親バカとダメにする“バカ親”の違いとは?

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