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【都会のママ友ルール 第4回】今どき小学校PTA役員の攻略法を伝授します!

【都会のママ友ルール 第4回】今どき小学校PTA役員の攻略法を伝授します!

毎年、新学年になると、「PTAの役員決めに、壮絶なバトルが起こる」と言われるほど、今やPTA役員はママ達を憂うつにしています。

役員の決め方は、その学校によりさまざまです。国立や私立校では、学校からの一方的な通達で決まることもありますが、一般的には立候補、推薦、投票、くじ引きなどで決めます。

ですが最近は、その決める集まりにさえ出席しない人が多く、全員が揃う入学式後に役員決めを行い、翌年からは現役員が次年度の役員を探し、お願いするようなところも増えています。

今回はそんなPTAにまつわるママのお悩みをQ&A方式でお答えします!

Q.そもそもPTAって何? どうしてそんなに敬遠されがちなの?

PTAとは、「Parent-Teacher Association」の略で、学校に通う子どもの親と教職員が協力し合って、子どもの学校生活を更に充実させようと発足された任意団体です。

活動内容としては、役員会議の出席以外に、学校行事、運動会やマラソン大会などのお手伝いや、学級懇談会の司会、校内清掃、また学年懇親会を開催したり、地域パトロールや廃品回収、広報誌の発行、通学路立哨、勉強会への参加など、各部会に分かれ、さまざまな役務があります。

この役務を聞いただけでも、PTA活動に多くの時間を要するのが分かると思います。それに加え、

・フルタイムで仕事をしているので、平日にわざわざPTAのために仕事を休めない!
・下の子が小さいのでまだまだ手がかかる。専業主婦=暇だと思わないでほしい!
・介護すべき親がいて、正直自分の子の面倒だけで手いっぱい。PTAに割く時間なんてない!

というように、今どきは、昼間時間が空いているママなんて、ほとんどいないのが現状ではないでしょうか。ですので、PTA役員に当たると、皆さん憂うつになるのも分かりますね。

とはいえ、私立、国立、公立でもPTAのあり方はさまざま。学校によっては地域性を考慮したり、PTA自体をなくして学校で行ったり、一方で厳しくあるのがわが校の伝統!としている強気な学校があったりするようです。

・うちの私立小学校では、PTAはなく集まるのも年に1~2回程度で負担はまったくありません(千代田区)
・公立小学校ですが、ワーママが多いのを考慮してか平日にPTAはなく、負担のある係もありません(江東区)
・1学年6クラスのマンモス校と1学年2クラスの学校では、同じ区の公立小でも親の負担が全く違う!(中央区)
・うちの国立小学校は何事も保護者の協力が前提なので、それが苦手なママやワーママは正直大変かも…(文京区)

Q.どうすれば効率よく話し合いが改善できるの?

会議をまとまりなく長々としたり、行事や活動を例年通り、とりあえずこなす活動であったり、実り少ない時間の使い方をされるところも多いようです。

また、役員に当たっても、全く協力しない人も中にはいます。そのような人への陰口が出たり、非効率なやり方をする委員長に不満を抱く声も出たりと、ギクシャクした空気の中での活動は、さらに気持ちを重くしますね……。

そんな改善策としては、
・年間計画を立て、会議では何をどこまで決めるかの目標を決めておく
・前年度の活動を見直し、問題点の改善などを検討する
・今年の役員にあった会議の時間帯や、連絡方法などを話しあって決める

といいですね。

Q.PTA役員の負担を軽くする方法はありますか?

子どもが高学年でのPTA役員は、重要な役割が回ってきたり、送別会の準備や卒業式のお手伝いなど大変なことが多いので、低学年のうちに立候補する、という人もいます。

また自分が委員長になり、効率的なやり方で進行した方が楽だという考えもあるでしょう。

Q.実際、そんなにイヤなものなんですか?

大変なPTAの役員活動ですが、毎年、誰かが引き受けてくれているのです。そして、わが子もお世話になり、その恩恵を受けていることを再確認しましょう。

自分が経験してみて、その苦労が分かり、PTA役員への感謝の気持ちを感じることで、前向きに引き受けることができるでしょう。

そして先生との距離も縮まり、学校での子どもの様子も分かりやすくなり、また他学年のママ友もでき、上の学年のママ友から情報を得られるのもいいですね

昨今は、任意加入であるにもかかわらず、子どもの入学と同時に自然加入になっているPTAに、意義を唱える声も大きくなっています。確かに、PTAは強制であってはならないものです。学校側と協力し、入学式で活動のビデオを流すなどし、共感や賛同を得て、各々の意志で加入してもらうようにしたいものです。

私自身、2人の子どもの親でもあり、PTA役員は本部役員も含め、長年、経験してきましたが、苦労した分以上のメリットを得られたと確信しています。一度は担わなければならないものでしたら、有意義な充実した経験となるよう、取り組んでみてはいかがでしょうか。

▼知らないと危険!?都会のママ友ルール
第1回「知らないと危険!?新米ママが知っておきたい“都会のママ友ルール”」
第2回「【知っておきたい都会のママ友ルール】楽しくも憂鬱な(?)ホームパーティ編」
第3回「二度とやりたくないVSやってよかった!謝恩会を成功させる秘策とは?」

著者プロフィール
田宮 由美

  「順調に育っている子どもが、思春期になって心が折れ、引きこもりになってしまった。」という母親からの痛切な相談をきっかけに、それまでの教育現場での勤めを辞め、「子育てにおいて最も大切な事」を広める活動を始める。
幼児教室の指導者、公立・小・中学校でのさまざまな立場からの勤務を経て、2010年に独立。PHP出版「のびのび子育て」や奈良新聞社「小学生新聞」などに多数の執筆、幼稚園や教育委員会後援の講演会で講師を務めるなど現在は執筆、講演を中心に活動を行っている。 

著書に「子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方」(株)KADOKAWA出版。 
長男は現役で国公立医学部入学。  携わった仕事と自らの子育てをもとに行うアドバイスが、親と子の気持ちに寄り添い、実生活に落とし込んでいることで定評がある。

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