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第1回2017年度 名門私立小学校入試分析報告会【後編】聖心女子学院初等科と早稲田実業学校初等部が求める子どもとは?

第1回2017年度 名門私立小学校入試分析報告会【後編】聖心女子学院初等科と早稲田実業学校初等部が求める子どもとは?

後編では、先日行われた伸芽会セミナー「第1回入試分析報告会」の特別講演から、聖心女子学院初等科の大山校長先生による「親子の関わり・子どもの成長と親の成熟」と、早稲田実業学校初等部の橋詰校長先生による「早実が求める子ども像」についてのお話をご紹介します。

どちらも「これからの時代を生きぬく子どもたちに必要なこと」がキーワード。未就学児のママ必見です!

▼前編はこちら
第1回2017年度 名門私立小学校入試分析報告会【前編】今年の入試の傾向を受験のプロが徹底分析!

聖心女子学院初等科 校長 大山江理子先生
自身も聖心女子学院出身のシスターで、2009年より校長に就任。学校公式HPはこちら
早稲田実業学校初等部 校長 橋詰敏長先生
長年に渡る中等部の教員を経て2012年より初等部校長に就任。学校公式HPはこちら

 

第一部は、聖心女子学院初等科 校長 大山江理子先生による講演「親子の関わり・子どもの成長と親の成熟」より

これからの時代を生きる子どもに必要なこと

聖心女子学院では、「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」という3つの方針からグローバルな世界で活躍できる女性を育成することを目標としています。

これから世界はどんどん変わろうとしています。親としては、子どもが生まれたときに感じた喜びや感謝の心を忘れることなく、子どもたちには、信頼できる人間関係、広い視野で的確な判断力を身につけて欲しいと思っています。

男女別学のよさとは?

聖心女子学院は男女別学の女子校です。学習面でも生活面でも、女子の発達段階に即した指導ができるのが特徴で、女子校では初となる4年ごとに3つのステージに区切った「4-4-4制」を導入しています

男子がいない分、リーダーシップを発揮する生徒も数多くいます。「いろいろな女子がいていい」という解釈で、卒業後も幅広い分野で活躍する、自由で活発な女性を多く輩出しています。

子どもを測るものさしをいくつ持てるか

教師たちには、日頃から「いろいろなものさしを持とう」という教えを徹底しています。失敗もひとつのものさしを増やす機会です。「〇〇でなければダメ」という考えは、1本のものさしで子どもを測っているにすぎません。

親御さんも、親の想いを超えて成長していく子どもを通じて、自分のものさしも成長させましょう。時にはぶつかり合いながら、親子で新たなものさしを獲得していくのが子育ての醍醐味なのではないでしょうか

海外姉妹校との盛んな留学制度はもちろん、今年の4月には構内に学童が設置され、2017年の春には小学校5年生から1人1台のiPadが導入されたりと、キリストの教えや伝統を超えて社会の変化に即し進化していく、といった印象を受けました。

第二部は、早稲田実業学校初等部の橋詰校長先生による「早実が求める子ども像」について

文武両道でバランスの取れた子どもに

男女の比率が2:1と男子校の色をあえて残した早稲田実業学校初等部は、初等部から大学までの文武両道をモットーにした一貫校。

高校役野球でお馴染みの野球を筆頭に、初等部でも4年生から課内活動(クラブ)がはじまります。文科系と体育系のさまざまな14クラブで、4~6年の全児童が活動しています。

中等部に進学すると、約9割の子がなんらかのクラブに入り学習との両立を図っています。クラブで体験する上下関係などにより、弱い者の気持ちが分かるようになり、社会に出てからも挫折しない強い心が養えると考えています。

もちろん、学習面でも課題を粘り強く追及し、自分で考える力を育てます。クラブ活動だけでは大学に進学できませんので、まさに文武両道を貫き通してバランスの取れた子を育成することを理想としています。

野外で五感を開き、手を使って想像力を鍛えます

子どもたちは武蔵野の自然豊かな環境で育ちます。2年生では蚕を飼ったり、3年生からは登山や大自然での宿泊学習体験、5年生の稲作体験では田植、稲刈り、脱穀、炊飯までを行うなど、課外授業が盛んです。

見る・触れる・聞く・嗅ぐ・味わうといった五感で感じた体験を通し、自然科学の理論を深め、社会について学んでいきます。また、あえて小学校1年生から鉛筆はナイフで削るよう指導し、手を使って学ぶ創造力を養う姿勢をモットーとしています。

英語教育&国際交流も盛んになります

2015年からはじめた海外ホームステイの旅(オーストラリア)が大変好評で成果を感じております。さらに今年の夏からはオーストラリアに加えて、ハワイ、スイスでの親子サマースクールを実施しました。

2017年からは一年生から英語の授業も本格的に導入します。これからの加速された国際化に即した人材を育てるべく、日本文化の誇りと国際理解の両軸での学習を目指します。

 

「生きていく上では、自ら考え行動する創造性や工夫ができることがとても大事です。どうぞ、親御さんはすぐに手を出さずに、言葉で説明し子どもをじっと見守る“待つしつけ”を心掛けてあげてください」という言葉が印象的でした。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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