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子育て

お風呂で子どもを伸ばす入浴法とは!~毎日の入浴タイムを有効活用~

お風呂で子どもを伸ばす入浴法とは!~毎日の入浴タイムを有効活用~

日中はまだまだ残暑厳しい時季ですが、朝夕は気温が下がり、秋の気配を少し感じさせられますね。

そろそろお風呂で、湯船につかると、ほっとするのではないでしょうか……。

入浴は身体衛生のためだけでなく、親子のコミュニケーションを深めたり、学習の場としても、昨今注目されています。

日経DUAL記事

お風呂場は、集中できるベスト空間

お風呂場は、通常お部屋より狭い空間で、テレビやゲーム機など気の散るものがありません。ですので何かを覚える、考えるなど集中してできるでしょう。

例えば、親子で一緒に数字を数えたり、掛け算の九九を唱えたりするなど、暗記するのに集中できます。

深まる親子のコミュニケーション

お風呂場では、お互いの言葉が、より深く心に届くでしょう。それは狭く、他に気の散るものがないという物理的な面だけでなく、お湯に浸り、気持ちがリラックスしているという精神的な面からも、効果は高まります。

心身共に密接な関わりができ、親子のコミュニケーションも深まるでしょう。

行動の自立を促すひとり洗いの練習

身体や髪の毛を子どもが一人で洗えるように練習させることは、行動の自立を促すとてもよいチャンスです。まず腕やお腹など洗いやすい部位から、一人で洗うことを始めてみましょう。

髪の毛を一人でシャンプーできるようになった時には、子どもは「できた!」という喜びと大きな達成感を味わうことでしょう。

入浴中の行動を褒めることは、子どもを伸ばすことに必然的に繋がる

入浴中の行動の自立を褒めることは、伸びる子どもへと必然的に繋がります。

例えば、一人でシャンプーができた時、「わ~!ひとりで洗えるようになったのね。よく頑張ったね」と褒めてあげてください。

・(その時)すぐに
・具体的なことを指して
・過去の本人と比べて

頑張った過程を褒めることが、自然に子どもを伸ばす褒め方になっているのです。大好きなママ、パパに褒められたことは、大きな喜びとさらなる意欲に繋がります。心をこめて、頑張ったことを褒めてあげましょう。

親子の限られた時間を楽しく有効に使いましょう

日々の入浴は、一日の生活の中では短い時間ですが、毎日繰り返されるものです。その積み重ねは大きな時間となり、子どもの心身に影響を与えるでしょう。子どもは成長とともに、一人でお風呂にも入るようになります。

親はその限られた時間を上手に活用し、親子共に楽しめて成長できるお風呂タイムにしたいものですね。

著者プロフィール
田宮 由美

公立幼稚園、小学校での勤務、幼児教室を7地域で展開、小児病棟への慰問、子どもの声を聴く電話相談など、多方面から多くの子どもに関わる。そのような中、子育てに熱心な
故に、その愛情が焦りとなり挫折、絶望感を抱いている親子が多いことに心を痛める。
「子どもの自立」「自己肯定感」「自己制御力」を柱とし、真に子どもの能力を開花させる子育て法を広める活動を2010年から始める。
現在、息子は大学病院で医師として、娘は母子支援の職場で相談員として勤務。実生活に落とし込んだ、親の心に寄り添う記事に定評がある。「難しいことを分かり易く、ストンと腑に落ちて行動に移せること」を理念とし、現在は執筆、講演、幼児教室を中心に幅広く活動中。
資格:小学校教諭・幼稚園教諭・保育士・日本交流分析協会 子育ち支援士
著書:『子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方』(株)KADOKAWA

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