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失敗しない!インター系幼稚園の選び方

失敗しない!インター系幼稚園の選び方

オリンピック開催により、英語教育に力を入れる傾向が強くなってきました。そんな中、注目が集まるのが「インターナショナル幼稚園」です。

今回は、自身もインターナショナル幼稚園に子どもを入学させた経験のある筆者が失敗しないインターナショナル幼稚園の選び方をご紹介します。

なぜインター?先を見据えて「ぶれない軸」を作る

「実際に入園してみたら、想像していたのと違った」というのは、よく言われる経験談です。入園してから後悔しないためには、先を見据えた選択が必要となってきます。

そこで、言われるのが「ぶれない教育方針の軸をつくる」ということ。「なぜインターなのか」「子どもに何を身につけさせたいのか」「幼稚園に何を求めるのか」などを明確にし、教育方針を決めるというのが大切になってきます。

幼稚園を選ぶ際に注意すべき4つのポイント

その1 英語だけにフォーカスすると、失敗することもある

インターを検討されている中でよく言われるのが「英語を身につけさせたい」というもの。しかしながら、インター幼稚園では、英語教育について、ばらつきがあるのも事実です。

「Apple」などの単語を日本人教師が教えているだけのレベルの幼稚園から、きちんと文章として英語を使い「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」というレベルの幼稚園まで、様々なレベルの幼稚園が実在します。

また、実際に英語が合わないお子さんもいらっしゃいます。幼稚園に行っても何を話しているかわからないという理由から登園拒否となり、退園するお子さんも一定数出てきます。

そして、よく言われるのが「お行儀」についてです。インター幼稚園では、集団生活よりも「個」に重きを置く傾向があります。

「英語を話せるようになった」、「得意分野を伸ばしてもらった」というような嬉しい出来事がある反面で、「脱いだ靴をそろえない」「お箸の使い方が悪い」など日本式のお行儀を身に着けてないと悩むご家庭も出てきます

その2 導入カリキュラム、宗教、ホスト国との関係性

インター幼稚園では、園によって導入されている教育カリキュラムが異なります。北米式、英国式、インド式、中国式などカリキュラムは多種多様です。さらに、宗教教育を行うもの、入園者には特に宗教は問わないものなど、幼稚園によって宗教に関する考え方も異なっています。

また、ホスト国との関係性に配慮する幼稚園、配慮しない幼稚園など、幼稚園以外の関係性も特徴が出てきます。

「英語と算数が強くなると聞いたので」という理由で特定の国のインターナショナル幼稚園に入れたものの、入園してみたら行ったこともない国の国歌斉唱から一日が始まり、食生活などの生活習慣が全く合わずに退園したという話もあります。

教育だけでなく、その背景にある文化や習慣なども考慮することが大切です。

その3 国籍も選考基準

インター幼稚園では、国籍について制限を設けていることが多いです。受験資格にも「外国籍保有者のみ」や「特定の国の国籍保有者のみ」と、保有している国籍に制限をかけている場合があります。

また、インターナショナル幼稚園としての教育クオリティーを維持するために、在籍生徒の国籍の比率のバランスを保つ幼稚園も数多くあります。

その4 幼稚園の先も考慮する

そして、大切なのが幼稚園の先を考えることです。例えば、その先の小学校までと考えるならば、小学校まで併設されたインターを選ぶのも一つの選択肢です。

また、日本国籍のみしか保有していない場合、インター小学校に通うと「義務教育違反」となり、役所に届け出なければなりません。そのため、幼稚園の間だけインターに入れたものの、日本の小学校生活に馴染むかが不安になり、結局インター小学校を受験したという例もあります。

幼稚園の先を見据えた選択も大切です。

名門と呼ばれる所以、経営状態も考慮する

インター幼稚園でも、いわゆる「名門」とされる幼稚園は多数あります。やはり、歴史がある園は、卒業生や在校生の数も多く、実績があるため、人気のある園です。

都内周辺では、アメリカンスクールインジャパン、西町インターナショナルスクール、聖心インターナショナルスクール、Kインターナショナルスクールなどが挙げられます。

インターナショナルスクールは、日本在住の外国人が多く通うスクールです。そのため、生徒が流動的なのも、特徴のひとつです。それが大きく反映されるのが、経営状態。リーマンショックや東日本大震災などで生徒が激減し、経営状態の悪化により、突如閉園となったインター幼稚園もあります。

実際に幼稚園を見学してみよう

学園祭や学校入試説明会などで、実際に幼稚園の見学ができる機会があります。中には、学校説明会参加が入試の必須条件となっている幼稚園もあるので、確認するようにしましょう。

また、家庭別に「スクールツアー」の設定をしてくれる幼稚園もあります。スクールツアーでは、個別の質問もできる場合が多いので、こちらを利用するのもおすすめです。

入学時期と学費のこと

4月入園と9月入園のメリットとデメリット

日本式の4月入園なら、日本のサイクルと同じなので、日本の小学校への進学もスムーズにできます。9月入園なら、外国のサイクルと同じなので、自然と同級生の中に外国人の割合が増えてきます。また、入学時期によっては、合格はしたもののウエイティング扱いになることもあります。

学費納入は一括払いが主流!?

インター幼稚園の学費の納入は、「年一括払い」や「学期別払い」が主流です。インター幼稚園では、日本の幼稚園のように政府からの補助金を受けていないため、一般的に学費が高額です。一度納入すると返金されない場合もあるので、途中退園する際は注意しましょう。

実際に合格した家庭ってどんな家庭?共働きでは難しい?

幼稚園の前にプリスクールで受験対策

インター幼稚園を受験する前に、インタープリスクールで受験対策をされるご家庭が多いです。「集団生活への慣らし」を目的にしているので、日本人家庭、外国人家庭問わず受験前にプリスクールに通わせる家庭が増えています。

合格している家庭、不合格の家庭

受験では、子どもの行動を見られます。試験の間、ずっと大泣きしていた場合は、子どもの適応能力などを判定することができずに、不合格となってしまうこともあります。

保護者の面接では、家庭の教育方針や、保護者がどのように子どもをサポートしていくのかなどが質問されます。入園希望する幼稚園の教育方針をしっかり理解し、自分の家庭の教育方針との共通点を伝えること、またそれに対する親のサポート体制をきちんと伝えることが合格につながります。

共働きでも合格を勝ち取れる

インターナショナル幼稚園を受験される中には、共働きの家庭も増えています。

学費も高額ですし、質の高い教育を受けさせるための資金作りのために共働きという家庭も多いです。「共働きだと受験対策が心配」という懸念も出てきますが、託児施設を利用して受験対策をされた方は多くいます。

例えば、外国人や日本人スタッフによる英語託児を行う「ナーサリー」を保育園代わりにして、0歳から英語による託児を経験させます。その後、1歳を過ぎたところで夕方まで預かり保育のあるインターナショナルプリスクールへ通わせます。

赤ちゃんの頃から、外国人や外国の文化に触れ合わせる経験をさせることで、受験対策を行い、合格を勝ち取る家庭も数多くあります。

今回は、インターナショナル幼稚園の選び方についてご紹介しました。大切なのは、ご家庭の教育方針や家庭環境に合った幼稚園選びをすることです。

インターナショナル幼稚園の情報は、オープンになっていない部分も多く、不安な面もありますが、実際に見て聞いてみることで、お子さんに合った幼稚園を見つけることが出来ます。幼稚園見学の機会を利用して、素敵な幼稚園を見つけて下さい。

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著者プロフィール

ファッションコンサルタント・ライター。ファッション業界で得たキャリアと専門知識を生かし独立。現在は、ファッション、ビューティー、子育てなどライフスタイルのコラム執筆、国内外ブランドPRコンサルタントを始め、メディアや企業スタイリスト、企業セミナー講師、PRモデルなどを行う。プライベートでは、ブラジル人の夫とインターナショナルスクールに通う娘の3人暮らし。主な取得資格として、学芸員資格、中学2種美術教育免許状、IOTAオーガニックセラピスト、JAAアロマコーディネーター、JAAアロマコーディネーターなどがある。http://karenstyle.jp/

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