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寝る前の読み聞かせで目が悪くなる!? ママが知っておきたい子どもの視力のこと

寝る前の読み聞かせで目が悪くなる!? ママが知っておきたい子どもの視力のこと

文部科学省の2015年の発表によると、視力1.0未満の小学生が過去最低の30.9%を記録し、幼稚園児も年々増加しているそう。そこで、子どもたちの視力低下を食い止めるためにママが知っておきたいことや、やってしまいがちなNG項目について、小児眼科医の浜先生にお話を伺いました。

日本橋はま眼科クリニック院長
浜 由起子先生

杏林大学医学部卒業後、現在も大学で小児眼科専門外来担当し斜視や弱視、小児眼科を専門に診療を行う。また、東京都立東大和療育センターにて発達障害者及び児の診察を担当する小児専門の眼科医。はま眼科クリニックでは、大人の眼科全般の治療と小児眼科、斜視の検査や手術、健康診査の二次検診やメガネ、コンタクトの処方も行っています。
http://www.hama-ganka.jp/

 

電車やバスの中でのスマホは1回15分・30cmを目安に!

近年のスマホ普及により、子どもの視力は確実に悪くなっています。今どきの子育てでスマホを絶対に見せない!というのは無理な話だと思いますので、親は見せる時間や環境に気をつけてあげてください。

未就学児だと一回に見せていいのは15分・30cmくらいできるだけ離してが目安。30分も連続して見せたり、あまりに近づきすぎては確実に目を悪くします。特に、揺れる電車やバスの中で小さい画面に集中すると、目の緊張状態が通常よりも高くなるので危険。

「静かだからいいか」ではなく、他のことで気持ちを紛らわす工夫をしてあげましょう。

さらに、自宅でどうしても見たい場合には、スマホよりはTVやパソコンなど大きな画面の方が、しっかりと距離を離して見られるので、目の負担は少なくなります。

実は見えていないかも!未就学児の隠れ近視&弱児を見抜くには?

子どもの視力は6歳で完成すると言われています。特に、未就学児は自身で視力がいいか悪いかを判断することはできません。子どもの視力検査は3歳児検診が一般的ですが、自宅で行う簡易的なものなので、「本当に見えているの?」と不安になるママもいるでしょう。

その後、就学前検診まで眼科検診は行われないため、そこで初めて「要検査」と言われて驚く親御さんも少なくありません。

・片目をつぶったり目を細めて見る
・顔を傾けて見る
・TVに近づいて見る
・絵本に集中せず飽きやすい

これらは、「実は見えていない」という隠れ近視や隠れ遠視のサインかもしれません。また、「寝起きなどぼんやりしているときに目が合いにくい」場合は隠れ斜視の可能性も。

斜視などの弱視(何らかの原因で視力が正常に育たないこと)の場合は、視力発達の時期を過ぎると治療が非常に難しいと言われています。気になる場合は、どちらも早めに一度小児眼科の受診をおすすめします。

寝る前の暗い部屋での読み聞かせが目を悪くする!

「寝る前に薄暗い部屋で絵本を読み聞かせる」多くの親御さんがされていると思いますが、実はこれが一番子どもの目を悪くする原因だということをご存知でしたか?

寝ながら目に近い位置で絵本を見たり、暗い部屋で文字を読んだり、これは大人も子ども目を悪くする一番の要因です。どうしても寝るときに絵本を読みたい場合は、

・子どもは目をつぶってその隣で絵本を読んであげる
・絵本を読んだら一度遠くを見たり別のことをして目を休めてから寝る

などの工夫してあげてください。

親の近視は子どもに遺伝します!

両親が背が高い場合は、お子さんも背が高い子が多いですよね。視力もそれと一緒で一般的には遺伝すると言われています。

一度近視になったものは基本的には治りません。とは言っても、いかに目にいい生活環境で暮らせるかで、弱い近視ですんでしまう子、非常に強い近視になって苦労する子と大きく分かれます。

また、「眼鏡をかけたら余計に目が悪くなる」というのは迷信です。よくなることはありませんが、悪くなることはありません。

都内でもまだまだ聞きなれない「小児眼科」。子どもの視力検査は特別な検査技師や器具が必要だったり、大人のようにスムーズに検査が進まないために、一般的な眼科では子どもの受診を断られるところもあるそう。

「子どもの視力検査は決して痛かったり怖い検査はしません。何が見えるかな?とゲームのように進めていく場合がほとんどです。ですから、気軽な気持ちで幼児のうちから定期的に受診をすることをおすすめします」と浜先生。

中央区などでは、保育園や幼稚園の健康診断に視力検査を取り入れる動きも出てきているそう。スマホの普及で避けられない子どもの視力低下について、親は真剣に考えて、こまめにチェックしてあげたいですね。

著者プロフィール

フリーランスのライター・エディター。出版社勤務を経て、現在は女性誌やライフスタイル、ママ向けのweb媒体などで活動。tend.jpでは、ママ目線を生かした子育てに役立つ情報を発信中。2015年に保育士資格取得。

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