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ネット依存の今どき子育てでハマりやすい落とし穴

ネット依存の今どき子育てでハマりやすい落とし穴

今は何でもインターネットで調べられる便利な時代です。育児でも、分からないことはすぐにネットで検索というママも多いことと思います。しかし、便利な一方、逆に得られた情報で悩みが深刻化してしまうケースもよく見られます。

ここでは、多くのママが陥る「ネット育児の落とし穴」についてお伝えしていきます。

ネット育児の落とし穴1:悩み悪化パターン

これは、育児の悩みや問題を解決したくてネット検索しているのに、逆に、調べたことで、悩みがさらに悪化してしまうパターンです。

とくにこのパターンに陥りやすいのが、

・子どもの体調がすぐれないとき
・発達のことで気になることがあるとき
・同年代の子どもたちとの違いを意識したとき

の情報検索。

たとえば、「○○ちゃんはもうあんなに喋っている…。もしかして、うちの子、言葉が遅い?」と感じ、検索エンジンのキーワードに「2歳、言葉、遅れ」と入れたとします。すると、出てくるのは、「2歳で言葉が出ていないのは○○かも!」のような気になる見出しばかり。

もしそれが、ママが不安視している言葉だったりすると、「予感的中……」と不安がさらに高まっていきます。

ネット育児の落とし穴2:情報氾濫パターン

これは、育児で何か迷うことがあり、ネットで情報を拾おうとすると、逆に、調べたことで、迷いが増大してしまうパターンです。

とくにこのパターンに陥りやすいのが、
・自分が思っていたことと逆のことをママ友に勧められたとき
・周囲で意見が分かれるとき
・しつけに関して、疑問を持ったとき

の情報検索。

たとえば、「耳かきをするかしないか」「ベビーベッドは必要か」。「必要」「不要」と検索ワードを変えるだけで別の意見が出てきたりもします。

どうすべきか迷って調べているのに、結局はどちらにすべきか分からない、しかも、裏情報まで入って来て、さらに迷ってしまったりします。

ネット検索の問題点

ネットの検索では、入れたキーワードに見合った情報が引き寄せられます。よって、ママが感じている不安をキーワード化(例:「問題」「遅れ」「障がい」など)して入力すれば、その不安を文章化した内容がトップに出てくることになります。

不安を解消したいのに、逆にそれを増大させるような情報を、自ら引き出してしまっていることが非常に多いのです。

ネット検索の問題は、その背後が見えにくいことです。「お子さんの症状+ママが不安視する病名」を入力すれば、数ある情報の中から、まるでお子さんがその病気であるかのような情報を引っぱってくることが可能です。もしかしたら、ネット上に、数件しか存在しない信憑性の低い情報かもしれないのに……。

落とし穴に陥らずに賢くネットを使うには?

では、便利なネットを、落とし穴にハマらずにいいとこ取りするにはどうしたらいいでしょうか? 賢く使うコツを2つ、ご紹介します。

1:キーワードをニュートラルにする

上の例でも挙げた「うちの子、言葉が遅いかも」という不安。ママはその遅れがとても気になり、思わず、「2歳、言葉、遅れ」と入力してしまいました。このように、自分の心配事をそのままキーワードとして使うと、簡単に落とし穴にハマってしまいます。

このママが本当に欲しかったのは、「2歳で言葉が出ていなくても大丈夫ですよ」「今ならこういう働きかけが効果的ですよ」という情報だったはずです。そのためには、キーワードはニュートラルなものを用いるのがおすすめです。

この場合なら、「言葉の発達」「赤ちゃん、言葉」のようなキーワードです。それにより、偏った情報ではなく、一般論としての赤ちゃんの発達段階が得られ、自分の現状と照らし合わせることができます。

2:お気に入りを見つける

私たち親は、我が子に対し、一貫性を保つ必要があります。しかし、世の中を見れば、相反する子育て論が共存し、親を惑わせます。例えば、「叱る子育て」と「叱らない子育て」

2つあるからといって、親はその両方を使うわけにはいきません。自分なりの方針を見出す必要があります。そんなとき、信頼できるサイトや共感できる育児のプロを見つけておくと迷いが少なくなります

ママ業をしばらくやっていると、自然と「好みのサイト」や「信頼できる専門家」が出てくるもの。「この人が言っていることなら」と自分なりに納得ができる育児の専門家が一人二人はいるのではないでしょうか。

検索エンジンで情報を引っ張るよりも、ある専門家のファンになって、その情報をフォローしていく方が、情報氾濫を起こしにくく、一貫性を保った育児につながりやすいと言えます。育児に迷ったときの頼りどころをブックマークに入れておくと安心です。

唯一の正論がないのが育児。子育ての噂話に右往左往しないためにも、賢くネット情報を活用していきたいものですね。

著者プロフィール

ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰。
イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。HP:http://megumi-sato.com/

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