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2018年以降お受験ブームの予感!? 関西の幼児教育事情とは

2018年以降お受験ブームの予感!? 関西の幼児教育事情とは

急な転勤で関西へ引越すことになったら…。今回は、東京とは違った文化をもつ関西ならではの幼児教育やお受験事情に迫ります。

関西での学校選びのコツや人気の小学校を

伸芽会の関西校も統括されている幼児教育のプロ、飯田先生が解説します! 2018年以降変化の兆しがあるそうなので、そのあたりも要注目です。

飯田道郎
伸芽会教育研究所 所長。子どもの目線に寄り添い、一人ひとりのやる気スイッチを引き出す人気教師。男の子の指導に定評があり、これまで3,000人以上の教え子を難関校へと導く。著書『9歳までの男の子の育て方』(世界文化社)。

 

関西は東京よりも有名校の倍率が低く入りやすい!

幼稚園や小学校受験をする理由に「いい大学へ入ってほしい」という親御さんは少なくありません。

もちろん、関西にも国立の超名門・京都大学や私立の同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学など伝統ある有名校はありますが、最終的に「関西ではなく東京の有名大学に進学してほしい」という声も根強くあります。

そうなると、必ずしも関西で「ここの幼稚園や小学校に入って大学までの一貫教育を!」というものは都内に比べると少なく、中学受験や高校受験を見据えた塾の方が幼児教室よりも圧倒的に多いという事情があります。

実際、灘中学校(兵庫)、洛南高等学校附属中学校(京都)、大阪星光学院中学校(大阪)などハイレベルの中高一貫校は多数あります。

逆に、人気の高い有名大学や高校の附属小学校も倍率の高い学校は少ないので、関東から関西に引っ越しされる方は、東京よりも有名小学校に入れるチャンス!と言えるでしょう。

国立大附属校が点在する関西は街自体がブランド!

関西では、大阪、兵庫、京都、奈良の各府県には国立大学附属の小学校が複数あります(滋賀、和歌山は1校)。それぞれの学校に異なる文化や歴史があり、各国立大学はその街のシンボル的存在として地域と共存しています(ちなみに、東京都は国立大附属小は東京学芸大学附属の4校とお茶の水大学附属小、筑波大学附属小)。

都内に比べて住むエリアで大きく文化が異なり、住む街に愛着やプライドを持つ人が多い関西では、「国立附属小に行くのなら、自分の生まれ育った地域の学校に行きたい」と考える人が多く、街自体がブランド化していると言えますね。

また、教育学部を抱える国立大学が多いということは、教師になりたい人も多いということですから、地域の公立小学校も浮き沈みが少なく、安定した学力を維持しているのも小学校受験の倍率が低い理由かもしれません。

見学する価値あり!関西の個性豊かな名門校

伸芽会が関西に教室を展開して以来、これまで多くの有名校を実際に見てきました。そこで私が関西ならではだなと感じるのは、仏教やキリスト教に代表される強い宗教観に基づいた個性豊かな校風が多いこと、さらに街ぐるみの特徴ある立地だと思っています。

土地が狭い都内ではどうしても駅前の好立地な場所にはマンションや商業施設が建ち、新設される学校は校外になりがちですが、たとえば2001年のUSJ開園以降、閉園に追い込まれたいくつかの遊園地や動物園の跡地に学校を移転させたり(宝塚ファミリーランド跡地に作られた関西学院初等部など)、駅から近い好立地な場所(京都や大阪からもアクセスのよいJR高槻駅から徒歩7分の関西大学初等部など)や小高い丘の上、お寺の前など歴史を感じる場所に学校が作られているという立地の面白さも関西ならではだと思います。

ひとくちに仏教といっても宗派で違いがありますし、京都のノートルダム学院小学校などはカトリックでありながら、千家の家元らが作った素晴らしい茶室が校内に設けられていたりと宗教の垣根を超えた関西ならではの歴史や文化を感じます。

ぜひ、実際に出向いて学校の雰囲気や立地を見て学校を決めることをおすすめします。

幼稚園も同様です。たとえば大阪だけで見ても、帝塚山学院幼稚園、城星学園幼稚園、追手門学院幼稚園など、素敵な立地で歴史がある人気の幼稚園が多数存在します。

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日本一の美しさと称される、関西学院大学の西宮上ケ原キャンパス(初等部は宝塚市内です)。

関西の幼児教育選びで注意すべきこと!

2006年以降、関西で有名校の附属小学校がいくつか開校したことで、一時お受験のための幼児教育ブームが起こりました。ですが数年で下火になっていきました。理由は、幼児教室の大多数が大手の学習塾が手掛けるものだったからです。

やはり、小学生や中学生と幼児ではできることも教え方も違いますし、それぞれの分野のプロが存在するからです。関西で幼児教室を探す際は、ぜひそのあたりも考慮して選ぶといいでしょう。

2018年の大学進学率で関西のお受験事情が変わる!?

2006年に同志社と立命館の小学校が、2008年に関西学院初等部、2010年に関西大学初等部と近年続々開校した関西の附属小学校。そこで1年生から12年間学んだ子どもたちが、実際に大学受験でどのような学校に進学するかが分かるのは2018年以降です。

つまり、その結果によって、来年以降、関西でも附属小学校の人気が高まり、小学校受験ブームが再燃するかもしれません。

歴史や文化に立地…。東西で異なる学習環境や幼児教育事情はとても面白いなと感じました。また、最新情報が入り次第、お伝えしていければと思います。

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著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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2018年以降お受験ブームの予感!? 関西の幼児教育事情とは

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