高学歴パパ&ママに聞く!第二弾「医師、薬剤師、プログラマーetc. 理系パパ&ママのmy子育て論」

高学歴パパ&ママに聞く!第二弾「医師、薬剤師、プログラマーetc. 理系パパ&ママのmy子育て論」

高学歴のパパ&ママに聞く、子どもの育て方、第二弾。今回は、医師、薬剤師、プログラマーといった、理系のお仕事に就くパパ&ママに聞いてみました。

「子どもにはどんな習い事をさせているの?」「家で実践している理系脳を育てるコツは?」など…。理系ならではの考え方をぜひ子育てのヒントにしてみてください。

(ご協力いただいた方々)
Yさん(39歳):医薬品開発。東京理科大学薬学部出身。5歳女の子と1歳男の子のママ
S.Sさん(35歳):バイオベンチャー関係。京都大学医学部出身。6歳と3歳の女の子のパパ。
なおきパパさん(34歳):医師。九州大学医学部出身。2歳と0歳の男の子のパパ
Rさん(34歳):医療関係。九州大学医学部出身。3歳女の子のパパ
YMさん(38歳):医療関係。3歳男の子のママ
あべさん(34歳):エンジニア。岩手大学工学部出身。5歳女の子と1歳男の子のパパ

日経DUAL記事

Q1将来のお子さんの教育観を夫婦でどのように考えていますか?

「自分で選んだ道に行ってほしいですが、ある程度お金が稼げる職業につけるだけの学力は欲しいですね」(YMさん)

「本人が広い視野を持って、自分の意志で職業を選択してくれたらそれで結構です。ただそのためには、最低限必要な教養・知識は身に着けておく必要がありますし、それまではきちんと教育していきたいと思っています」(Rさん)

「得意分野を進んで欲しいですが、可能ならば仕事をみつけやすい資格、例えば薬剤師、建築士、教員免許などを取れるとよいかとは思います」(Yさん)

将来仕事を選ぶときに有利になるような教養や資格を身に付けてほしい、という現実的で手に職を願うパパやママが多かったです。

Q2理系に進んだきっかけやエピソードがあれば教えてください

「高校1年の時。あまりにも自分の国語力が稚拙だったため」(Rさん)

「あまり国語が得意でなく、数学の方が好きだったので高校生の時に理系を選択しました」(なおきパパさん)

「小さい頃から医師を志していました」(SSさん)

「小学生の頃から理科は得意でした。逆に国語と歴史が苦手だったので文系選択の余地がありませんでした」(Yさん)

理科や数学が好きだった人もいましたが、国語やが苦手だったという消去法が多かったのにはちょっと驚きました。

Q3 大人になってみて自分が理系でよかったと思うことはどんなときですか?

「比較的論理的かとは思いますが、それ以外は特によかったことはないです」(あべさん)

「資格を生かせて働けること」(YMさん)

「研究などで物理や化学の知識が必要な時があり、理解が早いのかもしれません。医師として働いていて理系であることをよかったと感じたことはないです」(なおきパパさん)

「論理的な思考ができるため、ビジネスでも展開を読んだディスカッションができること」(SSさん)

みなさん共通して、論理的思考ができること、と挙げていました。

Q4 文系の人を見て「ここは自分には足りない部分だな」と感じることはありますか?

「多々あります。物事を理論立てて考える能力、そして、それを表現する・文章にまとめる能力など」(Rさん)

「文章の読解力などは自分には不足していると思います」(なおきパパさん)

感情的な部分を上手く読み取り、話を進める力と経済感覚です」(SSさん)

「文才、語彙力」(Yさん)

ここは一般的な理系のイメージ通り(!?)、文才や語彙力、表現力といった国語的な能力は苦手と感じている人が多いようですね。

Q5お子さんの理系脳を鍛えるために日頃からしていることはありますか?

「初歩的な足し算の計算ドリルを渡して勉強させていますが、X個終わったらご褒美をあげるような形にしています。また日常生活で数字に関係あることがあるときは問いを投げかけています」(あべさん)

「パズルや積み木、ブロックなどで発想力や想像力を養っています」(Rさん)

「2歳の息子に30~50ピースのジグソーパズルをやらせたりしています」(なおきパパさん)

外で沢山遊ぶ。動植物の細かい観察を行う。図鑑を一緒に読む」(Yさん)

数や植物などに興味を持ち、身近に感じられる工夫をしているというのは、理系のパパやママならではですね。

Q6これだけは譲れない!という子育てにおけるmy理系ポリシーがあれば教えてください

「表面的なことを理解して済ませるのではなく、深く理解させるようにしています。たとえば、霜柱を見つけたらどうしてこのような現象が起こるのかを説明してみたり、雪が降ったときは雪と雨の違いを説明してみたり…。何気なく見かける日常の風景にも疑問を持ってもらえるように心がけています。全てを理解できなくても構わないので、疑問を持つということはさらに理解を深めるきっかけだと考えています」(あべさん)

「薬剤師なので、子どもに処方された薬は本当にそれでいいかの量や飲み合わせなどを自分で確認しています」(YMさん)

「数字には強くなってほしいので、数字や時計、簡単な計算などは日常会話の中で子供にも教え込むようにしています」(Rさん)

予防接種をする前には添付文書や、副作用情報に関する文書に目を通し、必要がないと判断した予防接種はしません。食品の成分も気にしており、買い物をするときもすぐ原材料表示を見てしまいます」(Yさん)

みなさん職業柄気にしてしまうことがあるようで。専門外だとつい「そんなものか」と鵜呑みにしてしまうことも、疑問をもち調べることが理系的思考なのかもしれません。

Q7今話題のプログラミングなどの理系脳を鍛える習い事をどう思いますか?

「ある程度深いところまで教えられるのであればとてもよいことだと思います。プログラミング学習というと文法の学習と、ありがちな問題を解かせる形が多い印象(FizzBuzz問題のような)ですが、プログラミングで解決すべき課題はそう単純ではありません。文法の理解などの先にある、課題や問題を整理する能力・その課題を適切に解決できる能力まで教える(鍛える)ことができれば有意義だと思います」(あべさん)

「幼少期から理系や文系などを区別して考える必要はないのかな、と思います。いろんな事に興味を持ってチャレンジする中で、最終的にその中のどれかが将来に繋がっていけばいいな、とは思います」(Rさん)

「ますますAIは浸透しプログラミングを必要とする仕事は増えると思いますので、職業の選択肢を広げるという点では早くやっていた方がいいのかもしれません」(なおきパパさん)

「今後の社会を考えると必須だと思います」(SSさん)

「プログラミング=理系脳なのかはピンと来ていません。理系はなんとなく(ダサい?オタク?)敬遠されてきたと感じているので、ネガティブな印象が払拭され、医療、インフラなど社会を支えるために必要な理系の人が増えてくれるのならいい事ですね」(Yさん)

やはり、プログラミングには興味関心がとても高いようですね!ただ、プログラミング=理系とは限らないと言う答えが多かったのも興味深かったです。

Q8これからの時代を生きる子にはどんな能力(学力)が必要だと思いますか?

「人とうまく関われたり、 問題にぶつかったときに自分で考えて解決できる力、 周りに助けを求められる力」(YMさん)

情報処理能力。情報があふれる世の中で、適切な情報を取捨選択し利用する能力」(Rさん)

「疑問をもち、それを解決する論理を構築する能力。計算や暗記力などは今後デバイスにより解決されると思います」(SSさん)

いかがでしたか? みなさん、日頃からわが子が数字や自然に興味を持つような働きかけをしているのがさすが理系のママ&パパだなと感じました。

「計算や暗記力などは今後デバイスにより解決されると思う」「今後の社会を考えるとプログラミングは必須」という興味深い答もありましたね。

ただ、一概にプログラミング=理系というわけではなさそうなので、「考えを導き出すための論理的な思考」がこれからの子どもたちには必要ということかもしれませんね。

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SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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