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感性を刺激する予約が殺到する人気ワークショップ「キッズクリエイティブ研究所」に潜入取材!

感性を刺激する予約が殺到する人気ワークショップ「キッズクリエイティブ研究所」に潜入取材!

“かんじる・かんがえる・つくる・つたえる”をコンセプトに、アーティストや専門家との連携によって企画・開発された、子どもたちの創造力・表現力を育むさまざまなテーマを体験できるプログラムを実施している、NPO法人CANVASが主催するキッズクリエイティブ研究所。

毎回予約が殺到する幼児向けのワークショップに参加してきましたのでその模様をお伝えします。

NPO法人CANVASワークショップコーディネーター/講師
改田佳奈子さん

美大で油絵を専攻し、卒業後はアパレル販売や学童保育勤務をしていたという改田さん。「スタッフは皆さまざまな経歴の持ち主なので、そんな経験や人脈を使って毎回面白いワークショップを企画しています。次回の予約などはHPでご確認を!」。
http://www.canvas.ws/kenkyujo/

 

1日目 「光るオリジナルLEDをつくろう!」

今回私が参加したのは、10月、11月、12月と計3回、代官山で行われた幼児向けのワークショップ。子どもたちは全部で25名。初めてのお友達と仲良くできるかな、とドキドキしながら当日を迎えましたが、入った瞬間から私を見向きもせず入っていきました。子どもながらに「面白そう」「ワクワクする」と感じたよう。親は部屋の後ろに座って見ています。

1日目の講師は乙女電芸部の矢島佳澄さん。手芸と電子工作を組み合わせた独自の作品を展開しているそう。この日は、ボタン電池とLEDを使って、オリジナルのブレスレットとバッチを作りました。

まずは、初めて見る子も多いLEDの説明から。パソコンや信号など身近なものにもたくさん使われているということを教わりました。

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お次はボタン電池の光らせ方を学びます。プラスとマイナスがあることを知り、「電気の流れる向きを考えないと光らない」ということに驚く子どもたち。

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実際に、お湯丸というお湯で柔らかくなる粘土を使って好きな色と形にしていきます。

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「あったかい粘土、不思議~!」と子どもたちもとっても楽しそうでした。自由に描いた絵の土台にくっつけて完成です。

最後は部屋の中を暗くしてLED作品の鑑賞会。「ディズニーランドのパレードみたい!」ときれいに光るLEDに子どもたちは大興奮。初めてLEDを知った娘も、この日を境に、「これはLED?」など興味を持ってくれた様子です。

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2日目 「音の鳴るおえかき」

2日目は、「paintone」というアプリを使って、自分で撮った写真や絵に声を組み合わせて音の鳴るおえかきを作成していきます。

まずは、身近なモノたちがおしゃべりしていたらなんて言うかな?どんな音がするかな?を話し合います。ティッシュだったら「お鼻出てるよ」、じょうろだったら「大きくなあれ」、手袋だったら「あったかいよ」など自由にアイデアを出し合う子どもたち。実際にiPadを使って写真を撮って顔を書いて、想像力を膨らませていきます。

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最後声を吹き込んで“音の鳴る絵”を次々と作って、それらをつなげて絵本にしていきました。声の高さや速度も調整するあたり、とっても本格的です!

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始めは、「どう使うの?」と言っていた子たちも、あっという間に使い方を覚えていました。自宅でもスマホやiPadにアプリを入れれば簡単にできるので、さっそくやってみました。
スマホもiPadも動画を見るだけもったいないな(当たり前ですが…)と改めて思わされました。

3日目 「けしてつくる!? いろんないろ」

最終日となる3日目はねり消しを使っていろんな色の消しゴムを作るというもの。絵具などを混ぜるのではなく、パステルで書いた色を消すことで色を作るという新しい発想です。
ねり消しで弱くこすると薄い色、強くこすると濃い色になっていきます。このねり消しは、絵描きさんも使ったりするそう。(プログラム提供:深沢アート研究所)

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まずは、画用紙にパステルで色を塗り、そこを白いねり消しで消して色をつけます。伸ばしたりこねたりすることで色が均一になっていきます。

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慣れてきたら赤、黄色、青、緑と4色のパステルを重ね塗りしながら好きな色の消しゴムを作っていきます。みんな真剣です。

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「たくさんの色を作ってみよう!」という先生の指示のもと、好きな色のねり消しを作って並べていきます。

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最後は造形。キノコ、クローバー、レモンなどくじで引いたものを色と形を工夫して作っていきます。「30回くらい消してレモンの色を出した」「全部で8個の形を作った」「一つを丁寧に作った」など、子どもたちの個性はそれぞれ。

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「私たちの周りにはたくさんの色が溢れています。それを知って色への興味関心を持ち、造形する楽しさを知って欲しいなと思います」と改田さん。

最後に、改田さんに、キッズクリエイティブ研究所が大事にしていることをお聞きしました。

「上手にできなくても時間内で終わらなくてもいいんです。この3日間を通して、子どもながらに何かを感じとってもらって表現する楽しさを学んでもらえたらなと思っています。親御さんは近くで見ているとつい口を出したくなってしまうこともあると思いますが、ここでは子どもたちだけでやる、という世界観を大事にしています」。

家ではなかなか体験できないものばかりでとっても充実した3日間でした。新しいお友達とも協力したり、先生の話に耳を傾けたり、人前で発表したり、うまくできなくて悔しい思いをしたり…。いつもの保育園生活では体験できない刺激を受け、集団の中で活動する娘の姿からは新たな一面を見られました。私自身も家で子どもと遊ぶ際、「こんな風に声掛けしてみようかな」というヒントをもらえた気がします。毎回内容が異なるのでついリピートしたくなるのも納得です。単発の講座もあるようなので、また機会があれば申し込んでみたいと思います。

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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