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保存版!専門店4社に聞いた【お受験スーツ】はいつ、どこで、何を買うべきか

保存版!専門店4社に聞いた【お受験スーツ】はいつ、どこで、何を買うべきか

お受験スーツ=濃紺というイメージが定番ですが、最近では子どもをさり気ないチェック柄で個性を出したり、家族全員同じ生地で仕立てて統一感を出す人も増えていると言います。「必ずこうでなきゃいけない」という正解はないものの、何をいつ用意すべきか悩まれる方は多いはず。そこで、基本的な親子のお受験スーツから用意すべき持ち物、髪型までの選び方を、専門店4社にお聞きしました。これから受験を目指される方々、ぜひ参考にしてみてください!

※トップ画像の親子スタイルイメージはコージアトリエのものになります。

通塾服、お受験スーツはいつ頃用意すべき?

4~6月 春の学校説明会
5月頃  学校見学
7月頃  願書作成・面接準備
9~10月 秋の説明会
9月   願書出願
10月  試験

ほぼ春から秋まで、大人は何かしらお受験スーツの出番があります。既製品であれば4月頃、オーダースーツであれば余裕をもって1月頃に準備を始めるといいでしょう。

子どものお受験スーツは「大きすぎず小さすぎないジャストサイズ」が望ましいため、夏前の願書撮影時期に購入するのがベスト(サイズのお直しが可能なオーダースーツという選択もあり)。春はひとまず通塾用のネイビースタイルを用意しましょう。

子どもの通塾服は5月の連休前、本番用は6~8月頃が品ぞろえ豊富なようです。

女児ワンピース(左)¥14,300、(右)¥14,300(ともにドレッサージュ)

まずそろえるべきアイテムとは?

【女の子】
白ブラウスと紺のジャンパースカートか白い襟のワンピース、紺のキュロットとベスト

【男の子】
白ポロシャツ、紺のベスト、紺のパンツ
※男女ともに、上履き入れ、レッスンバッグ、ハンカチ、白靴下、黒い靴

【母親】
紺のワンピースまたはアンサンブル1着、マザーズバッグ(B4サイズ)、パンプス、革ハンドバッグ、スリッパ

【父親】
紺のスーツ1着


ジャンパースカート¥19,800、ブラウス¥6,380、男児ポロシャツ¥4,950、ベスト¥6,600、パンツ¥7,480(すべてドレッサージュ)

子どものお受験スーツを選ぶ際の注意点

男女共に体に合ったサイズ選びは基本。また、普段のお出かけや教室に通うときから、襟のあるセミフォーマルに着慣れておくことが大切です。

【男の子】
・ズボンは太腿の幅や丈、ウエスト周りのサイズ感も重要に
・色は無地の紺やグレーが定番だが、個性を重視する学校はチェック柄も
・パンツは両サイドにポケットがあり膝が出ていた方が活発に見える


ジャケット¥28,600、シャツ¥6,380、パンツ¥10,780(ともにドレッサージュ)

【女の子】
・ワンピースの丈は膝上にならないように
・運動考査がある学校は動きやすさを重視したデザインを
・生地は紺無地が定番だが、校風に合った色や柄もある
・ポケット位置やハンカチティッシュの場所などは一緒に確認を
・オーダーで作る際は本人の意見も取り入れるとやる気につながる


¥28,600~(ミルフィーユ)


¥35,200(ドレッサージュ)

母親のお受験スーツを選ぶ際の注意点

・品よく清潔感があり体に合ったデザインを
・襟付きのジャケットが基本。校風によりおすすめデザインが異なる
・スカート丈は椅子に座ったときに膝上にならないもの
・色は大半が濃紺だが、中には「紺以外の色で」という学校もある

「カトリックの学校はシスターのお洋服の色がグレーのためグレーを選ばれる方もいらっしゃいます。最近は王道の紺と個性を出したい方の二極化する傾向にあるようです」(ドレッサージュ 富久さん)

「最近はお受験準備の期間が長くなる傾向があるため、肉厚のウール100%よりも、動きやすく3シーズン着用できる薄手のウールストレッチ素材が人気です。伝統校は控えめなネイビースーツ、個性を重視する学校はパンツスーツやカラースーツなど、お受験スタイルも多様化の時代に入りました」(コージアトリエ 渡辺さん)



上記写真4点ともに、お母様オーダースーツ¥99,000~、ワンピース¥95,700~、女児オーダーワンピース¥73,700~、オーダージャンパースカート¥66,000~(以上すべてコージアトリエ)

父親のお受験スーツを選ぶ際の注意点

「昨今、お母様お子様と同じ濃紺生地でオーダーして“家族の統一感”を演出されるご家族増えています。また、昨今のスーツ離れもありますので、お父様にはぜひスーツの装いのマナーも知っておきたいですね。ちなみに、お受験スーツはビジネススーツよりもステッチのないセミフォーマルなデザインをオススメしています」(コージアトリエ 渡辺さん)

お父様オーダースーツ¥196,900~、ネクタイ¥18,700、お母様ジャケット(7・9・11号)¥69,300、ワンピース(7・9・11号)¥66,000、女児オーダーワンピース¥73,700~、オーダージャンパースカート¥66,000~(以上すべてコージアトリエ)

「ビジネススーツは相手に敬意を示し、信頼を得て仕事で成果を出すために着るもの。色は知性や誠実さ、冷静なイメージを醸し出してくれるダークネイビー(濃紺)が基本です。これはお受験スーツにも言えること。オーダースーツですと、より自分の身体に合ったスーツで自信を持って着ることができると思います。オーダースーツ¥209,000~」(銀座英國屋 小林さん)

以下、銀座英國屋さんにメンズスーツの装いや仕立てる際の注意点をアドバイスいただきました!

【オーダースーツを仕立てる際の注意点】
・裏地はスーツよりやや明るい目の同系色(ブルーやシルバー)を
・裾はシングルにしてスタイルアップ
・スリーピース(ベスト付き)でオーダーしておくと、相手の目にも落ち着いた印象を与えられます。

【着こなしのコツ】
・ネクタイの色は同系色のブルーで無地かピンドットが基本
・ワイシャツは白(襟はワイドかセミワイドが主流)で襟元の第一ボタンはしっかり留める
・ポケットチーフは白でTVホールド型が定番
・靴下はネイビーのロングホーズ(座ってもスネが見えず落ちてこない丈)
・革靴は黒でシンプルなストレートチップの内羽根型

お受験専門店がおすすめする「あると便利なグッズ」

・ハンカチやティッシュケース(刺繍入りだと他の人と区別しやすい)


どちらもポケットに収まるサイズ。ティッシュケース¥660~、刺繍入りハンカチ¥770~(ミルフィーユ)

・レインコート


ウエストのギャザーと外ポケットが女の子らしい。\22,000~(ミルフィーユ)


シンプルなデザインのライナーコートは、雨風はもちろん防寒着としても使えるので一つあると便利。¥28,600(ドレッサージュ)

・コート


裏は中綿のキルティングで取り外し可能。春や秋やレインコートとしても着られます。¥31,900~(ミルフィーユ)

・お受験用マスクケース


お父様、お母様、お子様と3人分のマスクを収納できる。¥8,250(コージアトリエ)

・特大エコバッグ


脱いだコートや資料など荷物が増えたときにあると便利。折り畳み可能。¥10,450(コージアトリエ)

願書や面接の髪型はどうすべき?

【お母様・お父様】
・お辞儀をしたときに前髪が顔にかからないこと
・清潔感のあるヘアスタイル

「お受験前にいきなり黒く染めると不自然なので、自然であれば真っ黒でなくても問題ないと思います」(コージアトリエ 渡辺さん)

【お子様】
・前髪は長すぎないこと
・女児は肩にかかったら結ぶ(三つ編み)

「学校により好むお子様の雰囲気が異なるため、ある程度の演出が必要です。おでこを出すべきか前髪を下すべきかなど、お顔立ちに合った髪型やメイクをプロのヘアメイクスタッフがご提案するサービスも好評です」(コージアトリエ 渡辺さん)

(ご協力いただいた専門店4社)
コージアトリエ https://www.koji-atelier.co.jp/
幼稚園・小学校受験経験者であるデザイナーが自分の経験をもとに商品を提案。サイズオーダー、カラーオーダースーツ、マタニティ用スーツ(産後無償リメイク付き)もあり。
「お客様一人一人とヒアリングを行いながら、志望校の校風に融和した装いをご提案していきます(完全予約制)。最初はいつ何から揃えるべきか、どなたも不安でいっぱいだと思いますが、どうぞお気軽にご相談ください」(コージアトリエ 渡辺さん)

ドレッサージュ https://www.dressage2006.com/
「子どもたちの大切な日々に本物の洋服を」がコンセプト。自社でデザインし国内の工場で一着一着作られています。HPやInstagramを通してオンラインでの相談や生地を持ち込んでスモッグのセミオーダーも可能。「お受験服の相談だけではなく英語教育の専門スタッフもおりますので、お受験前の幼児期から小学校入学後の英語学習のご相談もお受けしています。お子様にあった学校にご縁をいただけますように」(ドレッサージュ 富久さん)

ミルフィーユ http://www.millefeuille.co.jp/index.html
清楚さとぬくもりのある繊細なディテール使いを施した商品に定評あり。オンライン販売も可能。「お試験当日に違和感がないよう、事前から本番で着用するお洋服や小物を使用していただけたらと思います」(ミルフィーユ 高橋さん)

銀座英國屋 https://eikokuya.co.jp
生地の品質と数は世界トップクラス。各界のエグゼクティブにも愛される創業80年の老舗テーラー。専門のフィッターによるサイジングで一人一人の体形に合ったメンズ・レディースのスーツがオーダー可能。「銀座英國屋ではふるさと納税の返礼品としてメンズ・レディースのオーダースーツを仕立てることもできます。詳細はhttps://eikokuya.co.jp/furusato.phpを」(英國屋 小林さん)

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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