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湘南白百合学園幼稚園ならではのモンテッソーリ教育とは?【PR】

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神奈川県藤沢市の片瀬海岸からほど近い湘南白百合学園幼稚園は、カトリックの精神に基づく歴史ある幼稚園です。

年少から年長までの縦割り保育、「おしごと」と呼ばれるモンテッソーリ教育、一貫校ならではの魅力、さらに気になる2020年の入試について、園長の山本由美子先生、中川玲奈先生、伊藤結先生の3名にお話しを伺いました。幼稚園選びの参考にしてみてください!

ポイントその① 年少・年中・年長児が混在する縦割り保育

__湘南白百合学園幼稚園ならではのこだわりを教えてださい

園長先生:一番は「縦割り保育」だと思います。年少から年長までが混在する約30名に担任が2名つくクラス編成となっています。さらに、九段にある姉妹校は幼稚園も女子校ですが、本園は幼稚園のみ「男女共学」なのも特徴です。

中川先生:同じクラスの中に3学年が混在することで、憧れの存在が身近にいるのは大きいと思います。たとえば毎朝のお祈りでは年長さんが前に出る係があるのですが、「早くみんなの前でお祈りを言いたい」とキラキラした目で見ています。

伊藤先生:お遊びの時間でも、年中・年長さんが下の子たちの面倒をよく見てくれるので、本当の兄妹のようです。男の子は全体で見ると1割ほどですが、女子だけとは違った元気な雰囲気も味わえるよさがあると思います。

ポイントその② 100種類以上の教具を使ったモンテッソーリ教育

__ある日の活動スケジュールを教えてください

園長先生:9:00に登園、それから教具を使った「おしごと」タイムを1時間半から2時間、その後学年別の絵画や体操といった横割り活動、12:00にお昼を食べ14:00まで外遊びやお仕事の続きなど自由タイム、14:00に降園となります。

____モンテッソーリ教育について詳しく教えてください

中川先生:モンテッソーリ教育は「子どもには自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」を掲げています。ですから、大人の価値観で一方的に何かを教えるのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解した上で、「やってみたい」と思う環境を適切に用意し、その環境と子どもを見守りながら、子どもの自発的活動を促していきます。

こちらが保育室。さまざまな教具が配置されています。

伊藤先生:園の中には市販のブロックやお人形などのおもちゃはなく、洗濯板に靴磨き、機織り、お茶のセット、色水、銀行といった100種類以上もの「教具」がコーナーごとに分かれており、各自自由に取り組みます。子どもたちは毎日、集中して2時間ほど活動に取り組み、その時間を白百合では「おしごと」と呼んでいます。私たちは何か聞かれたときに説明する程度で、基本的には見守り役です。

園長先生:実際に、保護者の方からも「うちの子にはまだ難しいだろうと思っていたおしごとも、先生方のできるまで待つ関わりのおかげで、自分でやろうとするように。改めて待つことの大切さを知り、わが子の可能性に気づくことができました。」
「買い物へ行った際、4桁の数字をすらすらと読んでいて驚きました。聞くと、幼稚園で銀行という数のおしごとをして、自然とできるようになったようです。」といったうれしい声をいただいています。

こちらは靴磨きのおしごと。

こちらはトースト(左)、カップケーキ(右)のおしごと。

こちらは機織りのおしごと。

__先生方がモンテッソーリ教育を学ばれたきっかけは何でしょう?

伊藤先生:私自身、ここの幼稚園出身なのですが、小さい頃に教具で取り組んだ内容をよく覚えています。特にトーストやお菓子作りが大好きで黙々とやっていましたね。大学で保育に携わりたいと思ったときに、やはり自分が学んできたモンテッソーリ教育を学びたいと考えました。

中川先生:母も幼稚園の先生をしていたこともあり、幼稚園教諭に加えて、モンテッソーリ資格取得のために学校に通いました。改めて学んでみると、発達に応じた夢中になる仕掛けがされていて、本当に奥が深いと感じています。

園長先生:先生方は、モンテッソーリの教員資格を持っており、日々の保育の中で研鑽を積んでいます。また、お二人以外にも母校出身者が多いのも特徴です。モンテッソーリ教育が、何十年経っても色あせないものであり、その良さを伝えたいと戻ってきてくれるのは、すごくうれしいですね。

ポイントその③ 自然と神様に触れる宗教教育

__宗教教育とはどんなことをするのですか?

園長先生:毎朝のお祈り、週に1度の学年別宗教の時間があります。年長児になると聖書に沿った教具を使う活動も行います。行事としては、毎年12月にホールで行われる全園児での聖劇は、毎年の成長が感じられて、保護者の方も楽しみにされています。

中川先生:基本的には、生活の中で神様の存在を感じられるような取り組みが多いですね。
何かあったら自由にお祈りをしていいですよと話してあるので、ルルドのマリア様の前で「コロナがなくなりますように」「大雨の被害がおさまりますように」など、自発的にお祈りしている姿を見かけます。

__先生方が園の中でお気に入りの場所を教えてください

伊藤先生:たくさんありますが、広い園庭と2014年に改装した綺麗な園舎は大好きな場所です。中でも、園庭にある白いお砂場は、子どもたちに大人気です。

中川先生:園庭の隅のマリア像があるルルドは象徴的な場所だと思います。南フランスのルルドで少女ベルナデッタにマリア様がご出現なさり、奇跡の泉が湧き出ました。それを記念しています。子どもたちも「神聖な場所」とわかるのか、誰も登ったりしません。外遊びの間に小さな手を合わせてお祈りしている姿はとてもかわいいです。

園長先生:江の島と片瀬海岸が望める自然豊かな環境で、四季を身近に感じられるのは、本園ならではだと思います。また、外階段のスロープとつながる屋上は、近隣住民や小学校の避難施設にもなっており、定期的に避難訓練をし、地震や津波などの災害対策もしっかりと行っています。

昨年から17時までの預かり保育も開始!

__どういったご家庭の方が多いですか?

園長先生:カトリック教育や本園の教育に理解のあるご家庭のお子様に来ていただいています。藤沢市、鎌倉市といった近隣はもちろん、小田急線沿線などにお住まいの都内の方もいらっしゃいます。また、共働き家庭も増えたため、昨年から17時まで預かり保育が可能になりました。

__卒園後の進路について教えてください

園長先生:女児は、湘南白百合学園小学校にほぼ進学します。小中の校舎も近くなので、卒園後も成長が見られるのはうれしいです。男児は、公立や私立ですと、青山学院初等部、鎌倉女子大学初等部、慶應義塾横浜初等部、清泉小学校、日本大学藤沢小学校などへ進学します。本園での学びを生かして、カトリック系の小学校に行かれる方が多い印象です。

__コロナ禍における対応を教えてください

園長先生:消毒・マスク・手洗いうがいの徹底(掃除業者にも)、学年別少人数の時間差登園、午前保育を実施しています。また、今年度は対外行事を中止とし、来年度の学校説明会もオンライン説明会としました。

気になる2020年の入試のこと

__試験ではどんなことを見ているのですか?

園長先生:家族内での関わり方(父母の所作・子どもへの声かけ・身だしなみ)を見ています。話をよく聞き、自分のことは自分でやりたい、という気持ちのある素直なお子様が望ましいですね。

中川先生:試験は、月齢や時間帯を考慮して行います。中には眠たい時間が面接に当たるお子様もいらっしゃいますが、そんなときでも温かい雰囲気のご家庭は素敵だなと思いますね。

先生方から幼稚園受験を考える保護者の方へメッセージ

伊藤先生:白百合というと、「厳しそう」というイメージを持たれる方もいらっしゃるようですが、決してそんなことはありません。規律の中で、楽しく伸び伸びと過ごしています。ご興味を持たれた方はぜひ、幼稚園のホームページをご覧ください。

中川先生:幼稚園から小中高と系列校に進む園児が多いので、生涯の友に出会えるのが魅力だと思います。毎年、公開保育や体験保育に来られると、「こういうことをさせてみたい!」と思われる親御さんが多くいらっしゃいます。ぜひ一度、モンテッソーリ教育をご覧になってみてください。

園長先生:子どもたちは皆伸びる力をもっています。幼稚園を選ぶ際は、親御さんの希望を押し付けるのではなく、お子様が一番輝けるよう支えてあげてください。私どもは、公開保育などを積極的に行い(今年は難しいですが)、開かれた幼稚園を目指していきます。

最新の情報はこちらのHPを!
https://www.shonan-shirayuri.ac.jp/youchien/

【編集後記(ママライター)】
今回はじめて伺ったのですが、とてもアットホームな雰囲気に驚き、私の中での白百合イメージが一変しました。お話にもあったように、先生方は母校出身の方が多く、白百合のモンテッソーリ教育を自身で経験し、それが大好きという一本の大きな柱が皆さんにあるため、ブレない教育ができるのではないかと感じました。こんな素敵な先生方がいたら、子どもたちもきっと安心して、思う存分「おしごと」ができるのではないかと思います。

Photo:Fujiki Miho

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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