ちょっと気になる受験のコト

折り紙に工作、絵の具…寒い冬こそお受験の「制作課題」を伸ばすチャンス!

折り紙に工作、絵の具…寒い冬こそお受験の「制作課題」を伸ばすチャンス!

外遊びも寒く日が暮れるのも早い冬は家の中にいることが多くなりがち。そんな時期こそ、お受験にも欠かせない「制作課題」を伸ばしてみましょう。親子で一緒に楽しみながら子どもの表現力をアップさせるコツについて、伸芽会の桑名先生にお話を伺いました。

お受験の「制作課題」で見られていること

幼稚園受験でも小学校受験でも子どもの発達段階を見るために「折る」、「切る」、「貼る」、「塗る」といった課題は多く出題されます。課題の中には「お手本のように作るもの」と「自分の思った通りに自由に作る」という2通りの出題があります。

前者は先生の話をよく聞いてお手本を見て作る巧緻性、後者は創造力や表現力が見られています。最近では、今の子どもたちが日常生活でしなくなってきている動作として「ちぎる」「つまむ」「結ぶ」「ねじる」といった課題も目立つようになってきました。

たとえば、「はさみがなくても紙をちぎって好きな形が作れるか」といった道具に頼らない指先の器用さも大事です。また、スティックのりしか使ったことがなく、「水のりがベタベタして嫌」という子もときどきいます。たとえ使ったことがない道具や素材でも、興味関心を持って取り組めるようにしたいものです。そのためには親が「汚れるから嫌」ではダメだということですね。

家の中に「工作コーナー」を作って子どものやる気をUP!

子どもは何かを作るのが好きですが、飽きやすく途中でやめてしまうこともあるでしょう。リビングなどでしていると親は「片付けて」と言わざるを得ません。そこでおすすめしたいのが、部屋の一角に小さくて構いませんので子どもの「工作コーナー」を作ること。途中でもそのままにしておけますし(ハサミやノリなど道具はしまいましょう)、集中して取り組むことができます。

また、“本人が興味を持ったときがやりどき”ということも忘れずに。それがたとえ1歳でもハサミを使わせてあげてよいと思います。もちろん、危ないことはきちんと教えなければいけませんが。

慣れてきたら材料探しからしてみよう!

上記で述べた工作コーナーに親がいつも道具を揃えてあげていては創造力も限られてしまいます。年少さんくらいになったら、「このお化粧品の箱を使ってみたい」とか「段ボールでロボットを作ってみたい」など自分で使いたい材料や作りたいものを探すことも大切です。親は空き箱やパックなどを少し集めておいて「この中から自由に使っていいよ」とするのもよいでしょう。プチプチなどの緩衝材も工夫次第ではいろんなものに使えます。

また最近は100円ショップでもたくさんの工作素材になりそうなものを売っていますので、年中さんくらいになったら一緒にお店へ行き「自分で使いたい材料を選んで買ってくる」というのも好奇心を刺激するひとつの手段かもしれませんね。

“この指とまれ作戦”でお手本を見せながらやるのがコツ

はじめから工作が得意な子はいません。あまり工作が乗り気でないという子も、ママやパパと一緒なら案外楽しんでくれるもの。その場合効果的なのが「粘土あそびやる人この指とまれ!」と子どもを誘い水で呼び込む作戦です。「じゃあママやろうっと」とママやパパが先に楽しそうにやっていれば、子どもは自然と寄ってくるはずです。こうして、制作の苦手意識を作らず楽しみながらやるのがコツです。

冬ならではの素材を見つけて屋外でやる制作もおすすめ

寒い冬ですが家の中ばかりでは体力も落ちてしまいます。そんなときは公園に画用紙やクレヨン、のりなどを持って行ってみましょう。落ち葉を集めて画用紙に貼ったり、画用紙にのりで線などをかいて砂をかける砂絵、木々を集めて画用紙の上からクレヨンでなぞるフロッタージュなど……。もちろん、素材を集めてきて家の中でするのでも構いません。いつものお散歩にワクワクがプラスされて五感や想像力が刺激されるはずです。

制作をする上で親が言ってはいけない言葉

ハサミが苦手な子、塗り絵が好きでない子、とにかく一番に終わらせたくて雑になってしまう子…それぞれの性格や発達段階によって制作には個人差があります。幼稚園や保育園、お教室などで作品が飾ってあるとどうしても他の子と比べてしまいがちですが、「どうしてもっと上手にできないの?」などの言葉を本人に言うのはNG。頑張って作ったことをまずは褒めながら、上手な子の見本を一緒に見て「○○くんは丁寧に塗れていてキレイだったね」「今度は□□ちゃんみたいに作ってみようか!」とするのが効果的です。

作った作品は写真を撮ってアルバムにしておくといい!

たくさん作った作品をすべては部屋に飾っておけませんよね。そんなときは写真に撮って残しておきましょう。プリントしてファイリングしたり、スマートフォンの中にアルバムを作るのもよいでしょう。「2歳のときはこんな絵を描いていたんだね」「この工作とっても上手だったね」などと親子で見返しながらお子さんの成長を振り返ることができます。大きくなったらお子さんに作品集をプレゼントするのも素敵な記念になると思いますよ。

いかがでしたか?制作は目と手を一緒に動かす協応動作を伸ばしていけるとても大事な課題なんだそう。折り紙をきちんと折る際も「ここの角を見て合わせてごらん」と目線の指示もしてあげるとどんどん上達しそうですね。

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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