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教育熱心=合格ではない!?受験に受かる親と受からない親の違いとは?

教育熱心=合格ではない!?受験に受かる親と受からない親の違いとは?

来年、再来年の受験に向けて準備を開始した方も多いのではないでしょうか。
今回は、たくさんの受験生とそのご両親を見てこられた伸芽会 幼児英才教育局の佐藤眞理先生に、受かる親と受からない親の違いを伺います。

佐藤眞理先生
佐藤眞理先生(伸芽会教育研究所 主席研究員) 
幼児教育指導歴40年。子どもの潜在的な力を引き出す指導と的確なアドバイスで、有名小学校や幼稚園に多数の合格者を送り出している。著書に『伸芽会式 子どもを伸ばす家庭教育「5つの力」』(講談社)。

教育のプロが考える「いい親」像とは?

小学校受験では子ども主体の試験でどのくらい力が発揮できるか、また面接での親の姿勢を見られますが、幼稚園受験で見られるのは主に親子関係です。
いずれにせよ受験を成功に導くためには、課題だけでなく、子どものモチベーションをあげることと子どもとの良い信頼関係を築くことが大切です。

子どもに甘えが出てしまうと、いい親子関係と判断されません。例えば電車やバスで席を譲ってあげる、など“こういうことを大事にしている”ということが見えるご家庭は印象がいいと思います。お母さんが大事だと思っていることをきちんと実行させていて、筋を通されているのがわかるとよりすばらしいですね。

また、ご挨拶はもとより何か聞かれたらきちんとお返事できるようにしておきましょう。あるお子さんのお話なのですが、「お母さんは休みの日に何をしていますか?」と聞いたら、「だらだらしています。ベッドでこうしています(スマートフォンを触る仕草)」というご回答(笑)。とてもよくわかりますが、「お母さん疲れたから横になるね」などといったコミュニケーションがあればいいですね。

こんな親子は要注意!

子どもに手を出しすぎている親御さんは要注意。忙しくて時間がないと、本当はできるものまで親が手伝ってしまったりと、悪い意味で手をかけるようになりがちです。でもそればかりだと試行錯誤する過程がなくなってしまいますし、出来不出来だけを評価して親が先生のようになりすぎて、顔色をうかがうようになったりと、結果だけを気にするような子どもになってしまいます。

ものを考えることは子どもにとっては本来楽しいはず。“間違ってもいいからやってごらん”という姿勢が大切です。自らさせることでやる気や自発性、また人のためにすることの大事さにも気付かせてあげましょう。

子どもは教えようと思わなくても学ぶものなので、受験を楽しむくらいのご両親の姿勢が理想です。でも、時間がないときなどそうはいかない時もあります。そんなときは、「あなたが遅いからではないし、できると思うけどちょっとお手伝いしてもいい?」という、自尊心を損なわないやり方や言い方ができたらいいなと思いますね。でも基本はやはり、子どもに自らさせる余裕を持っていただきたいです。 

お母さんだけが熱くなっても受験に成功はしない!

受験に対する温度差が家族間で違う場合も気をつけたほうがいいでしょう。ある程度はルールを決めることも大事です。おじいちゃんおばあちゃんが簡単にお菓子を与えてしまうという話もよく聞きますが、両親の考えにそぐわないのであれば方向修正してもらいましょう。

また、何より夫婦の足並みを揃えるのが大切。お父さんが一生懸命になると、目的意識がはっきりして家族がまとまることが多いようです。さらに、女性は一つのことに集中してしまうと周りが見えなくなってしまう場合がありますから、そんなときはお父さんがブレーキ役になることも大切です。

お母さんだけに負担が集中しないよう、例えば家事はお母さん、勉強の復習はお父さんと分担したり、お休みの日は下のお子さんをどちらかが外に連れ出して落ち着いた時間を確保するなど、合格者の方の多くが家族一丸となっていらっしゃるように思います。

勉強以外の心を磨く経験も必要です!

少し前に「受験に恋愛は必要ない!?」という記事が話題になりましたが、私は思春期における恋愛はもちろん、年齢に応じた勉強以外の心を磨く経験はどんどんしたほうがいいと思います。それは将来必ず“社会で生きていく力”にも結びつきますから。

受験だからといってあれもダメ、これもダメと禁止することはせずに、時には家族でお出かけをしたり外遊びをしたりと息抜きもしながら、メリハリをつけて学習していくのが合格への成功のカギかと思います。

 

いかがでしたか? 忙しくて「早く早く」とつい手を出してしまっている自分を反省…。ベッドでだらだらも思い当たりすぎるシーンですが(笑)、しっかりコミュニケーションをとって頑張っていきましょう!

著者プロフィール

ママ向けファッション&ライフスタイル誌などを中心に活動中の30代半ばのライター。3才の男児の母。

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