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私立小学校の過去問題を解くヒントは親子の密なコミュニケーションにあり!?

私立小学校の過去問題を解くヒントは親子の密なコミュニケーションにあり!?

私立小学校の入学試験とはどんなもの?試験に合格するためには、どんなことに気を付けて学習していたらいいの?

今回はそんな素朴な疑問にお応えすべく、早稲田実業学校初等部と桐朋学園小学校の入試問題をご紹介します。学校側はどんなことを見ているのか、日頃から親子で意識するべきポイントにも注目して問題を見ていきましょう!

【1】日頃から四季を感じて生活しているかが問題正解のカギ!?

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2016 有名小学校入試問題集volumeⅠ(P.180~181)<2015 早稲田実業学校初等部>抜粋 伸芽会出版

大人でも何度も読み返したくなるような問題ですが、これを読んでもらえるのは一度だけ。
その後、お話の季節と仲良しのものに赤で○、お話に出てこなかったものを青で○で囲んでいきます。この問題で学校側は、アジサイやカタツムリなどのキーワードを聞いて、梅雨という季節を感じ取れるか、さらに求められている答えを正しく導けるかを見ています。

人の話を注意して聞けるかはもちろんのこと、内容に関心を持って想像力を働かせ、正しく理解できるかも問われる問題です。単に暗記やテクニックの勉強ではなく、日頃からさまざまな事に興味関心を持ち、四季を感じながら生活を送れているか、ということを大切にしている学校なのだなと驚きました。

【2】生き物を見て触れて、自然の中で遊んでいますか?

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2016 有名小学校入試問題集volumeⅠ(P.182)<2015 早稲田実業学校初等部>より抜粋 伸芽会出版

続いては「数量と常識」の問題。これは、生き物を細かく観察できているかが問われますが、親がそういった自然に触れて学ぶ環境を与えていたかどうかも学校側は見ています。
さらに、問題の解答形式が少し複雑なので、それを理解し従えないと正解になりません。

子どもは虫が好きでも、ママが苦手だとつい、「やめてー!持ってこないでー!」なんて言ってしまいますよね。私もそのひとりです。でもこれでは子どもから学ぶ機会を奪っているということ…。もっと広い視野と心であらゆるものを見て触れて、子どもたちに吸収させてあげないといけませんね。大人の偏見にとらわれず、外に出てみようと思いました。

【3】よくある練習問題をひとひねり!先入観だけで解くと危険です

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2016 有名小学校入試問題集volumeⅠ(P.182)<2015 早稲田実業学校初等部>より抜粋 伸芽会出版

お次は図形を使った「推理と思考」の問題です。練習問題などでよく見る「開いたらどんな折り目がついていますか」という問題ではなく、こちらは「1回開くと?」というもの。解き慣れた問題を先入観だけで解くと危険です。先入観だけで問題を解いていないか、問題をよく理解しそれに従うことができるかを学校側は見ています。

受験テクニックに惑わされず、目の前にある問いの内容をよく理解できるか、大人でもうっかりミスをしてしまいそうな問題ですね。何気ない折り紙遊びも、目線を変えると注意力を養えたり、試験問題になるものなんですね。

【4】やったことがないことにも根気強く挑み続けられるか

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2016 有名小学校入試問題集volumeⅠ(P.183)<2015 早稲田実業学校初等部>抜粋 伸芽会出版

こちらは「巧絰性と生活習慣」を問う問題。ポリ袋を結んだことがある子は少ないと思われますが、学校側はあえてそういった問題を出すことで「やったことがないことに挑戦できるかどうか。根気強く挑み続けられるか」を見ています。

うちの子なら「ママできなーい!やってー!」と投げ出してしまいそうですが、それでは試験になりませんね…。親の方も、なんでも手伝ってしまわずに、「どうしたらできると思う?」など一緒に考えることも大切なんだなと思いました。

【5】チームの中での協調性と行動力が瞬時に試されます!

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2016 有名小学校入試問題集volumeⅠ(P.139)<2015 桐朋学園小学校入試問題>抜粋 伸芽会出版

最後は「行動観察」の問題。チーム別の「重さ比べゲーム」を通して、協調性や重さの感覚があるかどうかが問われます。学校側は、ルールを理解し従うことができるかどうか、を見ています。

思わず、就職試験などの集団面接みたい!と思ってしまいました。初めて顔を合わせる子と上手にコミュニケーションを取れるかどうか、チーム内での自分のポジションは?など、大人でも緊張してしまいそうな問題です。

 

いかがでしたか? これらの問題に未就学児が取り組んでいるということに何より驚きましたが、学校側が見ているポイントは「聞く力」「考える力」「行動する力」など、どれも基本的なことばかりでしたね。

日常の生活の中から、親子で一緒に「?」を見つけるなどの密なコミュニケーションが、本番の試験に生きてくるのでしょう。忙しいママはついおろそかにしてしまいがちですが、受験をする、しないに関わらず、子育てをする親にとってとても大事なことだなと考えさせられました。

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著者プロフィール

フリーランスのライター・エディター。出版社勤務を経て、現在は女性誌やライフスタイル、ママ向けのweb媒体などで活動。tend.jpでは、ママ目線を生かした子育てに役立つ情報を発信中。2015年に保育士資格取得。

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