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乗り物酔い、高い所が怖い…今の子に足りない、幼児体操で伸ばせる4つの感覚とは?

乗り物酔い、高い所が怖い…今の子に足りない、幼児体操で伸ばせる4つの感覚とは?

未就学児の習い事として男女問わず人気の幼児体操。基礎体力や体幹を鍛えるだけではないって知っていましたか?

最近の子どもに見られる身体の特徴や体操で伸ばせる子どもの能力について、伸芽会の英才教育型託児所、伸芽‘Sクラブ(しんが~ずクラブ) 飯田橋校で人気の体操クラスを受け持つRISE Challenge Club代表の坪田潤一郎先生にお話を伺いました。

今の子に足りない身体的特徴とは?

長年幼児に体操を教える坪田先生が、最近の子どもたちを見ていて気になるのが、「逆さ感覚」、「バランス感覚」、「腕支持感覚」、「高さ感覚」の衰え

「外遊びが減っているといった環境の要因もありますが、お父さんに肩車をしてもらったり、高い高いをしてもらう経験(高さ感覚)も昔に比べると減っていると感じます。また、幼稚園の遠足の引率をする際に思うのが、最近は乗り物酔いをする子が多いこと。これは発達途中である三半規管を鍛えていないことも関係しています。鉄棒にぶら下がったり逆立ちをしたり、手押し車をするなど、逆さまになる感覚が分からないと、酔いやすくなってしまうんです」。

体操をやっておくとどんないいことがあるの?

「子どもの身体機能は6~7歳で約8割が完成すると言われています。つまり、この時期までにいかに身体を使ってさまざまな機能を伸ばしてあげられるかが大事です。体操をすることで身につく能力としては、上述した4つの感覚の他に、基礎体力、集中力、正しい姿勢などが挙げられます。これらは言い換えれば45分の授業を椅子にきちんと座って集中して授業を聞けるかといった、小学校に入ってからの学習においてもとても大切な力なんですね」。

近頃、お受験を見据えた幼児教育において体操が取り入れられるのが多い理由としては、思い切り体を動かすことでストレス発散にもなり、静と動のメリハリをつけることで、学習でも高い成果が出せると言われているそう。

体操の上達に必要不可欠力は“腕支持力”!?

ズバリ、幼児体操のポイントは、体操の基本中の基本である、体を支える腕の力(腕支持)と坪田先生。

「この力が弱いと、跳び箱を飛ぶ際に手が真っ直ぐつけなかったり、鉄棒の上で体を支えられなかったりします。お受験でよく出題されるクマ歩きも、腕支持力を試すものですね。なので、私の体操クラスでも、3歳くらいになったら雑巾がけを取りいれてどんどん腕支持力を鍛えています」。

1歳でもできる!体操クラスの授業とは?

私はいくつかの幼稚園や保育園、幼児教室などで幼児体操を指導していますが、1歳クラスがあるのは伸芽会だけ。最初は戸惑いましたが約1年経って、本当にできることが増え手や足の力が強くなりました。そうした成長を目の当たりにできるのは嬉しい瞬間ですね。

体操の入り口であるこの時期は、上手にできるかどうかよりも、「楽しい」という気持ちや「できる!」という成功体験がとても大切。ひとりひとりを見て褒めながら、「まっすぐ並ぶ」「順番を待つ」といったマナーも教えていきます。

1歳

1歳クラスではかけっこや鉄棒、ジャンプ、跳び箱登りなど基礎的な運動を中心に行います。

3~4歳になったら腕支持バランスをどんどん強化して!

年少さんになったら、雑巾がけや平均台なども取り入れて、腕の力やバランス感覚を強化していきます。かけっこも後ろ向きにしてみたり、複数の動きを組み合わせたサーキット形式も行います。

この時期はどうしても、女の子に比べると男の子が飽きやすく、落ち着きがなくなってくるので、時に厳しく注意もしながら、集団行動のルールも学んで行きます。

3歳

3歳クラスになると1列にキレイに並んで集中して準備運動も行えるようになってきます。

5~6歳は、指示行動も取り入れて聞く力もアップさせる!

年中、年長になると下の子のお手本になる機会も増え、“見られる”という意識が芽生えてくる時期。また、小学校準備も視野にいれて、道具を準備したり片付けたりといったお手伝いもしてもらいます。

動きとしては、早く走って止まる練習や、片足ケンケン、逆上がり、跳び箱などを取り入れ、できることをどんどん増やしていきます。また、あえて私がお手本を見せずに、話を聞いただけで動く“指示行動”も取り入れていきます。

前の人の真似をすればいいのではなく、先生の話を正しく聞いて行動することは、小学校受験でも問われる大切な課題のひとつです

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年中の子でも手の力がついてくれば、こんなにしっかりとした逆立ちができるように。

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跳び箱を使って高さバランスを強化。ドキドキしながらも皆楽しそうにジャンプしていました。

いかがでしたか。先生自身は小さい頃に運動が苦手で好きではなかったそう。

「できない子の気持ちが分かるから、その気持ちに寄り添い、決して無理やりさせるのではなく、やってみよう!という気持ちが起こるまで待つことを大事にしたいんです」と坪田先生。

親はつい「なんでできないの?」言ってしまいがちですが、環境を整えてきっかけを待つことも大切なんですね。

また、子どもは1度できると大きな自信になり、顔つきや学習態度が変わるきっかけにもなるそう。さまざまな“いいこと”につながる幼児体操、これからも益々人気になりそうですね!

関連リンク
1歳からの受験託児を意識した「しんが~ずクラブ」

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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乗り物酔い、高い所が怖い…今の子に足りない、幼児体操で伸ばせる4つの感覚とは?

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