子育てのコト

子どもの自立につながる「甘えさせる」と「甘やかす」の見極め

子どもの自立につながる「甘えさせる」と「甘やかす」の見極め

「甘えさせる」と「甘やかす」、似ているようで、非なるもの。特に、子育てではこの2つをはっきり区別しておく必要があります。この記事では、両者の見極めポイントについて解説していきます。

甘えさせ? それとも、甘やかし? 判断に迷う2つの典型パターン

1.「ほめる」「受け入れる」

「子どもをほめてばかりでは、甘やかすことにならないか?」「子どもの要望を何でも受け入れて甘やかしにならないか?」という質問を受けることがありますが、答えはノー。ほめる、認める、受け入れる、これらは、「甘えさせる」ときのベースになるものなので、親が積極的に取り入れていきたい姿勢です。

2.「不安感」「イヤな気持ち」

親は「子どもが不快な思いをしたり、不安になったりするのはかわいそう」と感じるものです。でも、子どもたちは無数の失敗を繰り返しながら成長します。
子どもは不安やイヤな気持ちを感じながらも、がんばり、やり遂げることを学んでいます。子育て心理学では、このタイプの不安、不快感は子どもの成長に必要なものとされているので、親が先回りして取り除いてしまうのは、甘やかしになります。

一方、親がしっかりと取り去るべき「さびしい」「ひとりぼっち」など、孤独につながる不安感も存在します。同じ不安感でも、自立につながるものとそうでないものがあるので注意が必要です。

子育て心理学から見た、一番の“甘えさせ方”とは?

物や情報があふれている現代だからこそ、本当に子どもが求めているものをきちんと選ぶ目が必要です。では、子どもたちが何より欲しがっているものは何だと思いますか?それは「愛情に満ちた親の目線」です。

子どもが自主的にやっていることを見守ってあげるのが、理想的な親の目線。お父さんやお母さんが認めてくれている、という実感があると、子どもは自分の存在自体を肯定的に見るようになるので、自ずと自尊心が高まり、それを勇気にして、外の世界に飛び出していけるのです。

まとめ

「甘えさせる」とは、

  • 子どもから求めてくる距離感を大事にすること
  • 子どもの自立を大切にしながら見守ること

「甘やかす」とは、

  • 子どもが乗り越えるべきチャレンジや我慢を親が代行すること
  • 子どもが歩む道を親が先回りして平たんに整えてしまうこと

「甘えさせる」は子どもが主体で、「甘やかす」は親が主体となっているのが分かります。子どもたちの好奇心を少し離れて見守ってあげましょう。

著者プロフィール

ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰。
イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。HP:http://megumi-sato.com/

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