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ワーキングペアレンツの教育フォーラム&合格報告会 後編「名門幼稚園・小学校の合格者インタビュー」

ワーキングペアレンツの教育フォーラム&合格報告会 後編「名門幼稚園・小学校の合格者インタビュー」

続いて、第二部では、2020年度入試報告会/伸芽会・伸芽‘Sクラブの合格者インタビュー。慶應義塾幼稚舎Tさん、早稲田実業初等部Nさん、雙葉小学校Kさん、暁星幼稚園Fさん、日本女子大学附属豊明幼稚園Oさんの5名がご参加くださいました。進行役は、伸芽会教育研究所の麻生尚子先生です。

日経DUAL記事

慶應義塾幼稚舎Tさんの場合

受験のきっかけは、子どもが全力で取り組めて、社会で役立つ力を身につけてほしいと思ったこと。また、私のキャリア継続のためにも、早い段階で受験を終えておきたかったというのはあります。

__日頃の学習はどのように?

試験にペーパーはありませんが、基本的な考え方、机に向かう習慣、集中力を養うためにしていました。フルタイムで夜は時間がないので、朝にやれるものを。休日は表現力や言語力対策を兼ねて春夏秋冬を感じる体験を重視しました。

__夫婦の役割分担は?

運動やサーキットが夫、ペーパーや制作絵画が私。共働きでは家事の分担も重要!実家も近かったので、平日の伸芽会の送迎は祖父母にお願いしながら、家族ワンチームで取り組みました。

__苦労した点は?

慎重な性格からか言語のアウトプットが苦手だったので、息子の言葉で自信を持って言えるよう意識。どんな小さなことでも意見が言えたら褒め、成功体験を積むことで自信につなげました。

__伸芽会としんが~ずクラブの併用の利点は?

しんが~ずクラブは年少から、伸芽会は年中から。連携が素晴らしくとてもありがたかったです。しんが~ずクラブの縦割り活動ではリーダーシップも養われました。伸芽会は目標や課題を持って取り組み、その日の講評を先生方と共有したり時には電話で相談できたのもよかったです。

早稲田実業初等部Nさんの場合

夫婦で早稲田出身のため、早実を希望。中学受験もありますが、チャンスは多い方がいいと聞き、小学校受験をすることに。いろんな学校を見て回りましたが、やはり文武両道の精神に惹かれ、初志貫徹でした。

__学習時間の確保は?

毎朝父親の私と6時に起きて公園に行って遊ぶことからスタート。その中で遊びながらバランス体操、サーキットを行い、心と体を目覚めさせてから朝登園前に勉強していました。

__一番大事にしたことは?

早実はお手伝いの課題もあるので、かなり厳しくやりました。伸芽会の先生からは「戦力になるくらいのお手伝いを」と指示されたので、鏡を磨くならピカピカになるくらいまでやりました。おかげで、親子面接でも行動観察でも生きたように思います。

__夫婦の役割分担は?

やれる方がやる、気づいたことをその日のうちに共有するのがルール。ただ、教え方が違うと混乱するので、数量は私、言語は妻、お手伝いも掃除は私、料理家事は妻と分担しました。とはいえ妻の負担が大きくなるので、夫としては出来る限りの目配り心配りも重要かと。

__伸芽会を利用してよかった点は?

年長の8月の合宿でシャキッと変わりました。目的を理解したし、お友達との中で意識や自分の在り方が変わったように感じました。

雙葉小学校Kさんの場合

しんが~ずクラブに通ううちに、将来生き抜くチカラのバランスを取れた学校に通わせたいと思うように。純粋で思いありがある娘を伸ばすには雙葉がいいのではと第一志望に決めました。

__難易度の高い雙葉のペーパー対策はどのように?

幼稚園に行く前に夫と、放課後は私と、娘のペースで効率よく分担しながら、過去問15年分を繰り返し解きました。生活面では1歳半からのしんが~ずクラブで身についていたので、スムーズでした。プリントに疲れたら巧緻性をゲームのように取り入れ、休日は思い切り公園で体を動かし、興味を持ったことを取り組みました。

__スランプ時期の対処法は?

直前期に、間違えることに敏感になっていたので、意図的に簡単な問題にし、親も一緒に考えながら解いてみるように。休憩するのではなく難易度を変えて続けたのがポイントだったかと思います。

__面接対策は?

別の学校で私たちが面接でつまずいてしまい、自信がなかったので、かなり模擬面接をしました。その結果、子どもが考えている時間は子どもを見守り、必要があればフォローをというスタンスに慣れていきました。

暁星幼稚園Fさんの場合

息子にはよりよい環境で学ばせたいと考えていました。友人の体験談から、受験をするなら幼稚園からトライしてみた方がいいと聞いて幼稚園受験に挑戦することに。園選びは、教育方針に共感したのはもちろん、小学校に上がっても一人で登校できる場所を選びました。

__家庭ではどのような対策を?

ペーパーもないので休日も平日も一定に、とにかく規則正しい生活を心がけました。休日には家族で自然遊びをしに海や山へでかけ、虫取りや植物採集と全力で遊びました。主人は出張も多く、仕事との両立は大変でしたが、可能な範囲で在宅ワークに切り替え、親子講習の時間を確保して伸芽会の送迎を自分で行うことで、疑問点や相談もできたのがよかったです。

__伸芽会でよかった点は?

しんが~ずクラブは1歳から通い、お友達と関わりながら社会性や生活習慣や学ぶ土台を。伸芽会は年少の春から併用し受験対策を。夏期講習からは弱い所を伸ばしてくれたおかげで、安心して受験にのぞめました。

日本女子大学附属豊明幼稚園Oさんの場合

夫婦で幼稚園の時の楽しい記憶が鮮明に残っていたので、娘にもそんな幼稚園に通わせたく、加えて先を見据えた人間教育の基盤をという思考で幼稚園受験を。姉が小学校受験もあり次女とのダブル受験でした。

__役割分担は?

主人が家事全般を担当してくれたおかげで、私に心の余裕が生まれ、娘たちと思考錯誤をする時間を作れました。姉の対策もあったので、妹はときに姉のサーキットや言葉遊びのレベルを変えて一緒になってやっていました。

__願書対策は?

姉のときはいろいろやりましたが、やはり両親の関わりや家庭像が大きいと感じたので、2回目の今回は、教育や知育よりも家族の中で娘がどういう存在か、どう関わるかの人間作りを重点的に取り組みました。願書では、家族らしさや強みを考えて、日々エピソードを見つけるように過ごしました。

いかがでしたか。共働きならではの役割分担や早めの対策がカギとなるようです。とはいえ、受験を家族の絆を深める機会、楽しもう、など皆さん保護者の方の安定した心が合格には一番大切なんだなと感じました。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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