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共働き家庭でも合格を勝ち取るコツとは? 後編・慶應義塾横浜初等部、暁星小学校、雙葉小学校附属幼稚園… 2018年度、名門幼稚園・小学校合格者インタビュー!

共働き家庭でも合格を勝ち取るコツとは?  後編・慶應義塾横浜初等部、暁星小学校、雙葉小学校附属幼稚園… 2018年度、名門幼稚園・小学校合格者インタビュー!

後編では、共働き家庭でありながらも、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部、暁星小学校、雙葉小学校附属幼稚園、日本女子大学附属豊明幼稚園の合格を勝ち取った4名の方にお話を伺います。これから受験を目指す方はもちろん、仕事と幼児教育の両立の仕方も必見です!

日経DUAL記事

仕事で培ったマネジメント力は受験への武器になる!
~慶應義塾横浜初等部に合格したTさんの場合~

受験を意識したのは年中の頃です。娘は私立幼稚園に通いながら放課後はしんが~ず(託児)の送迎サービスを利用し、その合間に伸芽会にも通えるという時短技を使いました。そのおかげで働きながらでも受験対策ができたと思っています。伸芽会では、テクニックではなく考え方を学ぶことに徹底し、体験を重視した好奇心を刺激する授業が印象的でした。仕事との両立のコツとしては、社内のフレックス制度を活用し、年長に上がる年始に会社に今年は受験をすることを伝えながら、なんとか周囲に理解してもらえるよう努力をしました。

試験ではペーパーから制作までを網羅しなければならなかったので、朝は5時に起き、子どもが起きる7時まで仕事をし、7時に親子でラジオ体操、余裕があれば朝ごはんを作ってもらい(子どもが得意な出汁巻き卵を焼くなど)、ペーパー対策を30分。夕方は帰宅時に30分ほど外遊びをし、夕飯後にペーパーや制作・絵画などから弱いところを1時間、というのを日課にしていました。

できたことや分からないことを紙に書いて“見える化”することは理解度が深まり時短にもなったと思います。共働きで時間がないと、どうしても悲観的になってしまうこともありましたが、ワ―ママならではの仕事で培ったマネジメント力は受験への武器になるはずです。自信を持って頑張ってください。

娘が憧れるキャラクターからなりたい未来を模索!
~早稲田実業学校初等部に合格したFさんの場合~

“子どもの可能性をできる限り広げてあげたい”、というのが受験のきっかけです。区立保育園に通い、年中後半から伸芽会へ行き、年長の春からはしんが~ずクラブも活用しました。授業を見て感じたのは、子どもへの問いかけがとても多いこと。どう考えどう表現するのかを引き出してくれるものでした。また、年長の夏に行われた2泊3日のサマーキャンプも印象的で、娘の成長を短期間で実感できました。

娘は「風の谷のナウシカ」が大好きだったので、ナウシカのどこがかっこいいと思う?→困難に立ち向かう姿→それには何が必要かな?と親子で娘のなりたい未来や教育方針をじっくりと探っていきました。結果的に志望校を決めたのが年長の夏と遅めでしたが、夫婦で話し合って決めることが大切なので、私は無理に早く決めなくてもいいと思っています。

さらに、日々の課題や役割、学校一覧のチャートを作り“見える化”して、時間短縮を図りました。家族で教育方針を共有し、仕切りはパパ、実行はママという役割にして随時修正するように。受験は娘の将来を願うためのチャレンジと考え、家族一丸となって乗り切ったいい思い出です。

砂時計と運動を組み込んでメリハリよく学習!
~暁星小学校に合格したMさんの場合~

1歳半で職場への復帰が迫っていたので、一時的にしんが~ずクラブを利用したのが受験のきっかけです。伸び伸びしながらも充実したカリキュラムで、しつけやマナーも自然と身について行き、それが受験への基礎になったと思っています。
伸芽会の暁星コースを受けた際、活発な性格の息子にとても合っていたので、運動会や学校説明会など見学に行き志望校に決めました。

ペーパー試験がカギとなる学校でしたので、年中から毎日絵日記を書くことで机に向かうことを習慣にし、ペーパー試験の対策としては、ダラダラしないよう砂時計を使い、集中力が切れてきたらスキップやくま歩き、ボール投げなど体を動かしてリフレッシュしたりと、メリハリを心がけていました。

一番大変だったのは願書や面接対策を後回しにしてしまったこと。そこから志望校が見えてくることもあるので、年中のうちなど早い段階から対処しておくことをおすすめします。

また、得に男の子の場合はパパの協力が必要不可欠だと思います。勉強も運動も積極的に見てくれ、それくらい成長できたかを夫婦で共有していました。

振り返ると長いようであっという間でした。子どもの結果に一喜一憂せずに、楽しみながら頑張ってください。

送迎はおばあちゃん!家族の協力を得て乗り切った受験
~雙葉小学校附属幼稚園に合格したMさんの場合~

“仕事と両立しながら丁寧な子育てをしていきたい”と考えた中で、幼稚園受験を意識するようになりました。上の子が伸芽会に通っていたこともあり妹も2歳の頃からお世話になっています。私の仕事が忙しく、送迎はほぼ母にお願いしていましたが、1日5分でも復習するよう心掛け、分からないことがあると夜に電話をすることもしばしば。その際、その日の教室での様子まで丁寧に教えていただけたのはありがたかったです。

娘は新しい場所やお友達などの集団の中に入ると緊張してしまうタイプでしたので、日曜日にあるチャレンジテスト(他校で受ける模擬試験)を積極的に受けて、それを家族で出かける週末のイベントのひとつとして楽しんでいました。その雰囲気で当日の試験も臨めたと思っています。また、あまり受験に気乗りしていなかった主人も、伸芽会の先生との模擬面接でとことん討論してから理解を得られ、受験に協力してくれるように…(笑)。忙しい日々でしたが、「仕事は全力で行ってください。働いていることに決して引け目は感じないでくださいね」という先生の言葉には何度も救われ涙が出ました。母やシッターさんなどの助けを借りながらも、強い気持ちを持ってじっくりと娘に寄り添えたことが合格につながったのかなと思っています。

2歳の娘が「ここに行きたい!」と言ったことが志望校の決め手に
~日本女子大学附属豊明幼稚園に合格したTさんの場合~

しんが~ずクラブに娘を預けることになったのが受験のきっかけです。帰って来る度に毎日新しいことを覚えてきて、しつけも徹底していただきました。幼稚園受験でしたので、あまり子どもの負担にならないよう、家ではお手伝い程度にし、勉強モードをOFFにしてリラックスを心がけました。忙しいながらも毎晩していたのは絵本の読み聞かせです。また、帰宅が遅いパパとの会話の時間を確保するために入浴を朝の時間にして一日一度は会話をするよう心掛けていました。

娘は恥ずかしがり屋で人前では名前も言えないほどだったのですが、面接の練習をたくさんしていただいたおかげで、自分の言葉で話せるようになりました。

志望校は子連れOKな日の見学会に行ったところ、娘が「ここに行きたい!」と言ったことが決め手でした。小さいながらに何か感じるものがあるんですね。試験が近づくと、「共働きだと受からない」といった噂だったり、服装やお化粧、持ち物などさまざまな情報が飛び交い惑わされがちですが、気になることは伸芽会の先生に聞いて他の情報はさらっと流す、ということに徹底したおかげで試験に集中でました。

いかがでしたか? 共働きでも時間がないことを言い訳にせず、皆さん前向きに楽しみながら工夫して合格を勝ち取った様子が印象的でした。来年度以降受験を考える方もぜひ参考にしてみてください。

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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