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教育界の改革者、下平校長が手掛ける菅生学園初等学校の魅力に迫る! 【PR】

教育界の改革者、下平校長が手掛ける菅生学園初等学校の魅力に迫る! 【PR】

八王子や立川からもほど近い、都内屈指のアウトドアスポット秋川渓谷がある東京都あきる野市。そんな自然豊かな西多摩地域で唯一の総合学園が、「歩き 考え 学ぶ」を教育理念に掲げる、菅生学園初等学校。この春甲子園出場を果たした東海大学菅生高等学校系列校として2007年に設立したこちらの初等学校長として2019年から就任されたのが、教育界で異色の経歴を持つ改革者、下平孝富校長です。今回は、下平校長が着手するさまざまな改革とともに、菅生学園初等学校の魅力をお伝えしていきます。教頭の村田隆一先生、1年生を担任されている渡辺岳紀先生、給食調理責任者である峰岸亨さんにもお話を伺いました。

これまで見てきて実感した、中等教育以降、伸びる子の共通点

__まず、2019年から就任された下平校長のご経歴を簡単に教えていただけますか?

元は銀行の営業マンとして、新規顧客の獲得や新店舗開発を長年してきました。その後、転職して教育の道へ。仙台育英学園秀光中等教育学校、京都文教中学高等学校では中等部の教員をし、さとえ学園小学校では校長を6年務めたので、今回で小学校は2校目、中学校は3校目になります。学校経営は銀行の新店舗開発と似ている部分も多く、やりがいを感じています。

__菅生学園初等学校の校長になられた経緯を教えてください。

前職の小学校では「小学校時代に学ぶ楽しさをどのように感じさせるか」に尽力してきました。中学生と関わった時に、中学生以降の学力を伸ばすには、やはり小学校からの学びとは切り離せないものだと感じ、小中一貫教育に興味を持つようになりました。そんなタイミングで今回いただいた、初等部と中等部の兼任校長というお話にとても魅力を感じ、挑戦することを決めました。

21世紀はまさに、“正解、前例、絶対がない時代”です。そんな時代で活躍できる人材を育てたいというのが私の夢です。また、2022年に立川国際小学校も開校しますが、私学としての12年一貫教育により、これからの西東京地域の私学を盛り上げたいという気持ちもあります。

__先生が長年子どもたちを見てきて感じる、「伸びる子」たちの共通点とは?

小学校時代は、何より“学ぶ楽しさを感じること”が一番大事です。そうすると、これまでの経験からも中等教育以降で必ず花開くときが来ると実感しています。小学校で学ぶ楽しさを感じるために子どもたちに欠かせないのが、「実際にやってみる」という体験です。その後、高学年以降で伸びる子には「真面目にコツコツ学習できる子」と「自分で分析して考えられる子」の2種類ありますが、後者の方が中等教育以降に伸びる子なんです。この学校では、こうした小中での継続した学びが実践できる学校を目指したいと考えています。

下平校長が着手する新たな5つの改革

__具体的な改革ポイントを教えてください

私たち学校法人菅生学園では、初等学校「体験を重ねる基礎」、中等部「基礎学力の定着と探求」、高校「実践力の発揮」と位置づけ、小中高12年間の一貫したストーリー(全体のビジョン作り)作りから取り組みました。

その上で、現在取り組んでいる改革は大きく5つあります。

その1 2021年4月より中等部に医学・難関大コースを開設

世界に通用する人間作りの一つとして、この4月から、中等部に医学部や難関大学を目指す、6年一貫の医学・難関大コースを開設しました。最大の特長は放課後の学習時間を20時(中等部は19:30)まで面倒を見るというもので、部活動後も授業の復習や予習など学習面をサポートしていきます。また、STEAM教育プログラムや、ケンブリッジ英語力検定試験取得に主眼を置いた英語授業やオンライン英会話で、使える世界標準の英語力の習得を目指します。まだ始まったばかりですが、志願者も予想を上回り、初等部にはこのコースを見据えた医療関係者のお子さんが複数名入学されています。

その2 STEAM教育も本気で取り組む

医学・難関大コースでは、京都大学で宇宙物理学などを研究されている、北原達正先生によるe-Kagaku講座を取り入れました。大学生が使うレベルの教材やトヨタの技術者が用いるような本格ソフトを使って、実践的なSTEAM教育を行っていきます。本気で「宇宙観測器を成層圏に打ち上げる」くらいのことを目指して取り組む覚悟です。ちなみに、小学校でも1年生からロジカルシンキングやプログラミング教育に3年前から取り組んでいます。

その3 東京都一の英語力をつける学校を目指す!

「小学校の間に英検3級取得」を掲げ、英語が好きなだけではなく使える子になるような教育を実践しています。具体的には、週3時間の英語授業と子ども英語教室「レプトン」の教材で4技能をバランスよく学ぶインプットをし、DMM英会話(自由選択制)で毎日25分話せるオンライン英会話でのアウトプットすることで、東京一の英語力が身につく学校を目指しています。昨年から開始してわずか1年ですが、2年生の半数以上が英検5級に合格しています。高学年では、英検2級や準2級の取得者も出てきています。

こちらが授業で英語を学ぶ教室。専任の先生が授業を行います。

その4 校内完結型のアフタースクールの充実

共働きの保護者も多いので、クラブ活動の位置づけで、校内にアフタースクールを設置し、プログラミングやサイエンス、そろばんにアート、ダンスに水泳、バレエ教室などが習えるようにしました。駅までの送迎バスはありますが、車での送迎も可能なので(敷地内に広い駐車場も完備)、放課後の学童や習い事に合わせてお迎えに来られる方もいます。

その5 職員全員で行うICT研修

「誰か得意な先生がやればいい」というのではなくて、職員全員でのICT研修を行っています。コロナ禍の影響で、オンライン授業やタブレットを活用した学びが加速したことで、教員たちのスキルが急激にアップしたのは間違いありません。児童たちは入学時に1人1台iPadを購入し、リアルとオンラインを活用した授業をしています。何かを調べたり発表する際は低学年でも当たり前にiPadを使っていますし、健康チェックや連絡帳もオンラインになっています。

3年生の授業でもiPadを活用。この日は算数で割り算を学んでいました。

大学並の探求心とクリエイティブさ!自然体験学習「ゆたか」

__下平校長が思う、この学校の好きなところは?

四季を感じられる大自然は魅力ですよね。設備の中では、自然体験学習「ゆたか」の展示室がお気に入りです。東海大学 藤吉先生の直接ご指導の下で、たとえば虫を取って終わりではなくて、最新の大学の研究をフィードバックした観察記録を作成したり、ゆたか×図工「たけのこアート」、ゆたか×国語「竹でどんなことができるか調べ学習」、ゆたか×特別活動「七夕の笹船遊び」といった教科を横断した学びがあります。クリエイティブな展示も素晴らしいんです。

こちらがゆたかルーム。ワクワクするような展示がたくさんありました。

入口付近には、6年生の卒業制作のダイナミックなチョークアート作品も。

学校周辺の生き物の観察記録や、交通事故で死んでしまったという野生動物のはく製も展示されています。

食堂からの眺め。春には桜、秋には紅葉が楽しめるという。

__村田教頭先生が思う、この学校の好きなところは?

実はうちの子どもたちもこの学校に通っているので、私は一保護者でもあるのですが、まず放課後の過ごし方がいいなと思います。放課後は、まず宿題をするお部屋(先生が見てくれます)に行き、宿題が終わったら隣にあるプレイルームに移動して遊ぶことができます。このプレイルームには保育士の先生がいるので、低学年の子どもたちの変化や気持ちに寄り添った見守りが行われています。保護者とのコミュニケーションも大切にし、一人ひとりの申し送りを実施しています。

こちらが宿題をする部屋。集中できるようあえてシンプルな空間にしているそう。

宿題が終わったら、隣のプレイルームへ。常駐する保育スタッフの机の横には、お友達と喧嘩をしたら中に入って気もちをリセットするというテントもありました。

また、子どもの体つくりに欠かせない給食も本当に美味しいんです。一流ホテルのシェフ(元高校野球部の生徒の保護者さん)が本校のために考えた食事を3年前から提供してくださっています。それまでは本校の小学生の体格は平均より小さめだったのですが、給食が美味しくてたくさんおかわりするようになり、身長も体重も平均よりも大きくなってきました。今年甲子園に出場した高校の野球部や、インターハイに出場したサッカー部やバスケ部などの強さの秘訣は、この食事にあると言っても過言ではありません。

給食調理責任者の峰岸さんを始め、バレエ教室の先生、ダンスの先生など、本校に関わったことのある魅力的な大人たちが、「子どもたちのためならば」と集まって手を差し伸べてくださるんです。「保護者や卒業生が協力したいと感じる学校」というのはとても素敵だなと感じます。

給食を作る上で心がけていることは、見た目で美味しそうと思ってもらえる彩と、午後の授業も楽しく受けられるような給食の量です。児童たちが「菅生Farm」で育てた野菜も大切に調理しています。小中高の生徒はもちろん、職員も利用している食堂なので、遅くまで勉強する中高生や先生向けの軽食販売や、野球部などの運動部専用のメニューも用意しています。(給食調理責任者 有限会社ニーズ・峰岸亨さん)

__1年生の担任である渡辺先生が思う、この学校の好きなところは?

生活面では、全学年1クラスという単学級の学校なので、縦割り教育が盛んなところが魅力の一つだと思います。私は今1年生を担任しているのですが、毎朝授業の前には、全校児童でのウォーキングをします。その際、1年生は大好きなお兄さんお姉さんと手を繋いで歩いたり、担任の私にも「昨日こんなことがあったんだよ」といろんな話をしてくれます。放課後も私はサッカークラブを教えているので、朝から夕方まで一緒に過ごせるのはいいなと思いますね。

環境面では、自然が身近なので、いきものや理科が自然と好きになります。虫が苦手だった女の子もいつの間にか素手で捕まえられるようになっています。
学習面では、意図的に日々発表する機会を多くしているので、一人一人の自己表現力が高い子が多いと感じます。また、ICTを活用した授業も多くオンラインで提出する課題もあるので、子どもたちのタブレット操作はお手の物です。2年生でもロイロノートでまとめて発表したりしています。私たちも保護者の方専用の学年掲示板に子どもたちの様子を写真でアップしたり、学校のブログやSNSに投稿したりするので、発信力のある教師は多いのではないでしょうか。

こちらは、昨年の緊急事態宣言での休校中に全児童がリモート授業で行った課題を、ひとつの木にコラージュした作品『いのちの樹』。

植物や野菜を育てている「菅生farm」。

廊下には至る所に生徒たちの作品が並んでいます。こちらは、第6回多摩産材木工・工作コンクールで、東京都知事章を受章した作品『鮎川水中ジオラマ』。

2021年度の入試について

__では最後に、入試に関するお話をお聞きします。菅生学園初等学校では、どんなお子さんに来てほしいですか?

下平校長:年齢相応の社会性と元気な子、何事もあきらめずにやり続けられる子に来ていただきたいなと思います。

__入試の行動観察ではどんなことを見ていますか?

村田教頭:コミュニケーション力を見ています。たとえば、行動観察の最後にご褒美のお菓子として人数で割り切れない数を渡してやりとりを観察したことがありました。じゃんけんで好きなお菓子がもらえて喜ぶ子、好きなお菓子がもらえなくてしょんぼりする子とさまざまですが、「本当はどれがほしかったの?」「交換しようか?」など人のために何かしてあげようと思える行動がとれるお子さんは素敵だなと感じます。

__2020年からスタートした親子面接ではどんなことを見ていますか?

下平校長:2020年の入試から親子面接を導入しました。15分程度のものですが、そこではご家庭の雰囲気を見ています。上手く言葉で伝えるのは難しいのですが、長年この仕事をしていますと、ご両親とお子さんが隣に座ったときに出るムードがあるんです。温かい雰囲気を感じるご家庭は、お話していても楽しい気持ちになります。小学校という集団生活では、いろんなことがあり傷ついて帰って来ることが多々あります。家に帰ったときに、そんな気持ちがリセットできるような温かいご家庭であるといいなと思って面接にのぞんでいます。

__保護者の方へ伝えたいこと

村田教頭:まだまだ歴史が浅い学校ではありますが、今まさに教師陣と保護者とが一体となって作り上げている学校です。下平校長を迎えて、新しい取り組みも積極的に行っています。
いつでも見学可能なので、ぜひ一度見に来ていただきたいです。授業の見学だけでなく、給食試食もありますので、ご予約の上、普段の様子をぜひお気軽に見ていただければ嬉しいです。

下平校長:都心から少し離れたところにありますが、環境はもちろん、子どもたちの表情を見ていただければこの学校の良さが伝わるかと思います。コロナ禍でリモートワークできる保護者も増え、家賃も比較的安いこのエリアに別宅として親子で部屋を借りる2拠点生活をして通われる方も増えつつあります。学校選びの参考にしていただければ幸いです。

【Information】
オンラインでの見学会や相談はもちろん、トライアル授業が受講できる体験イベントも。
オンライン学校見学(5月1日、15日、22日、9月11日)
オンライン個別相談(5月10~14日、17日~21日
体験イベント(7月3日、17日、10月23日、12月18日)

さらに、運動会(5月29日)やオープンスクール(6月19日)、菅生祭(10月2日)も見学可能。全てのイベントはHPから要予約を!
https://mirai-compass.net/usr/tsugaoe/event/evtIndex.jsf

また、学園の様々な様子が見られる公式ブログ「edulog」(https://www.edulog.jp/sugao-el/blog)や、公式Instagram(https://www.instagram.com/sugao2020/)、YouTubeチャンネル「菅生学園初等学校」などもチェックしてみてください。

【編集後記(ママライター)】
1学年1クラスの児童を全職員で見ているというアットホームな印象を受けました。充実した設備や学習環境は素晴らしかったです(眺めのいい食堂での給食もとっても美味しくてレストランかと思いました!)。豊かな自然環境はある程度予想がつきましたが、その予想をはるかに超えた自然学習プロジェクト「ゆたか」の取り組みや、英語にアフタースクールといった専門分野に特化した学びも働くママとしては魅力的です。都心からは少し離れていますが、ここにしかない良さがあり、そのために通う価値のある学校だなと感じました。

Photo:Fujiki Miho

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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