子育てのコト

子どもの人見知り対策、親がすべきこと、すべきでないこと

子どもの人見知り対策、親がすべきこと、すべきでないこと

生後8カ月の頃から見られる人見知り。これは自分のママとそれ以外の人を見分けられることになったことで出てくる行動で、多くのお子様に見られる成長の一過程です。しかしその時期が過ぎた後も、人前が苦手なお子様がいます。親としては、どんどん輪の中に入っていってほしいもの。どうリードしていくのがいいのでしょうか?

元々の気質がその子のスタート地点

人前でもじもじ…。一般的には、“引っ込み思案”や“恥ずかしがりや”といわれます。これは、先に述べた人見知りとは違い、個人差があります。というのも、引っ込み思案かどうかは、生まれ持った気質が大きなカギを握っているからです。人前での積極性は、元々の気質の1つであり、変わらない、いえ、変えられない部分です。親はそのことを頭に入れて接する必要があります。

しかし、変わらないからといって、親として何もできないわけではありません。そこをスタート地点として、働きかけていくことができます。

親がやってはいけないこと

  • 他の子と比べる(例:「○○ちゃんはもうクラスに馴染んだのに…」)
  • 「がんばって!」と背中を押す(子どもは突き放されたと感じます)
  • 「どうせダメだから」「すぐ泣くから」と決めつけて、人前を避ける
  • 親自身が人見知りを悪いこと思い、その人見知り気質を否定する(人見知りは感受性が豊かである証拠でもあります)
  • 親がやってあげたいこと

    • 2人遊び、3人遊び、4人遊び…と少しずつ場を大きくする
    • 親自身がよいお手本となり、色々な人と関わる機会を作る
    • 子どもが得意なこと(例:おりがみ、サッカーなど)から突破口を開いてあげる
    • どんな小さながんばりでも声に出して勇気づける(例:「自分から遊ぼうって言えたね!」)
    • 誕生日会など、お友だちを自宅に招き、子どもからしゃべりかける環境を作ってあげる

    引っ込み思案のお子様は、いきなり大きな場に投げ出されると不安に感じやすいもの。「がんばって!」と言われても、がんばれないから困っているのです。2人だとOKだけれど、10人だとダメ、というケースは多いので、場を徐々に大きくしていくことは大切なポイントです。

    また、人間は誰でも、繰り返すことでできなかったことができるようになってきます。引っ込み思案のお子様に必要なのは場数。外に出て、人と触れ合う機会が多くなれば、自然と慣れが出てきて、徐々に人前での抵抗感が減ってきます。

    とはいえ、これで引っ込み思案気質がなくなったわけではありません。その子なりの対処法を習得したということ。元々の控えめな気質は、その子らしさとして健在です。親はそんな“らしさ”を大切にしつつ、徐々に場数を増やし、自信をアップさせていきましょう。

    著者プロフィール

    ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰。
    イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。HP:http://megumi-sato.com/

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