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りんあんちゃん初の料理本「料理ができる子になる本」ご本人インタビュー!

りんあんちゃん初の料理本「料理ができる子になる本」ご本人インタビュー!

Instagramから人気に火がつき、今やフォロワー40万人! 幼い頃からテレビや雑誌などメディアでも活躍中の双子の小学生りんあんちゃん。今回初の料理本を出版されたということで、著者のりんかちゃんあんなちゃん、お母様のmatsukoさんにお話を伺いました。2人のお気に入りレシピや子どもだけで料理をする際に注意する点から、遊びも勉強も主体的に頑張るmatsukoさん流の子育て法まで。他にはないエピソードがいっぱいです!

2011年生まれの一卵性双生児。3歳の頃から遠視と乱視の矯正用メガネを着用中。トレードマークはパッツン前髪とメガネ。共通の趣味は読書と絵を描くこと。双子のオシャレで可愛いお揃いファッションや子育てのことを紹介したInstagramが注目を集める。そのセンスを生かし、お母様のmatsukoさんはメガネや子ども服のプロデュースなども行っている。著書『ツインガールズ』(ぴあ)、『りんあん小学生コーデ 毎朝の子どもの洋服選びに迷わない』(KADOKAWA)など。今回新刊『世界一やさしいレシピ 料理ができる子になる本』(大和書房)が発売!
Instagram(@matsukok0621
ブログ(https://lineblog.me/rinkanna/

 

日経DUAL記事

コロナ禍で外食が制限される2人に、料理で食を楽しんでほしくて

__子ども向けのお料理本を出されることになった経緯を教えてください。

実は、私自身が子どもを産むまで料理をしてこなかったので料理が苦手なんです。自分が料理で苦労してきた分、子どもたちにはそうなってほしくないという思いがあって幼い時から一緒に料理をしてきました。それと、これから私に何かあったときにも自分たちでご飯が作れた方が良いし、何より将来料理が出来て損はないなと思って。書店でも子ども向けの料理本が数少なかったので、子ども向けのお料理本を作りたいと思いました。

加えてコロナ禍で外食が思うようにできなかったり、給食が黙食だったりと食事を楽しむことが制限されたことも大きいです。お家の中で外食気分を味わえるような工夫をしてみたり、子どもと一緒にお菓子を作ったりと料理をする機会が増えた方も多いと思います。お家の中で食に興味を持って作る楽しみ、食べる楽しみを存分に感じることは、食育にもつながるのではないかと考えています。

__Instagramなどを拝見していて、matsukoさんはお料理が得意なんだと思っていました。

母がすごく料理が得意で何でもパパっと作れちゃう人なんです。兄と妹も得意なのに私は食べる専門で全く料理をしてきませんでした。大人になって目玉焼きを作ったら妹に拍手されたくらいです(笑)。だから、「自分が親になったら母のように離乳食も全部手作りしなきゃ! 電子レンジにも頼らない!」などの強い思い込みがあってそれに苦しめられました。今思えばできもしないのによくやっていたなと。離乳食のレトルトだってすごくおいしいのでもっと使えばよかったなと思います。

実は給食が苦手なりんあんちゃん

__りんあんちゃんは食に関する悩みはありますか?

実は、2人は給食が苦手なんです。もともと食が細かったこともあって、食べるのが遅いんですが、給食だと「時間内に食べないといけない」「残したくない」といったプレッシャーもあってストレスに感じるように。担任の先生とも相談し、スクールカウンセリングも利用しながら少しずつ食べられるようになってきています。スクールカウンセリングに相談してみると本人たちもすごく安心したようです。親子でストレスを溜め込む前に相談してみるのはおすすめです。

料理を始めてよかったこと

__3歳から料理を始めたそうですが、何から始めていきましたか?

最初は3歳で玉子を割ることからスタートしました。もちろん最初から上手くいかなくて殻が入ってしまったりしましたが、それでもOK。失敗も写真や動画に撮っておくと成長記録になりますし、イライラ防止にもなります。上手くできることよりも、とにかく一緒に楽しむことを心がけました。そのうちに「やってみたい!」が出てきたら時間の許す範囲で何でも挑戦させるようにしてきました。

__今はどんな時に料理をしていますか?

今は10歳なのですが、私が忙しい時に2人で協力して土鍋でご飯を炊いてお味噌汁を作っておいてくれるくらい料理ができるようになりました。この本にものっていますが、最初に覚えたお味噌汁は、具だくさんで栄養満点なんです。また、YouTubeなどで作りたいレシピを検索して、休みの日に作ったりもしています。純粋に家事の戦力として助かっています!

__料理を始めてよかったこととは?

自分で作って食べるとやっぱり美味しく感じるようで、好き嫌いが減りましたし、食べる量も増えました。食が細かったり好き嫌いがあったりする子には料理は本当におすすめです。

あとは2人を見ていて思うのですが、料理って工作と似ているんですよね。材料を用意して手順を予測しながら「こう切ってみよう」「こっちからやったら?」など試行錯誤していく感じが楽しいようです。料理は想像力、思考力も養えるといいますが、まさにそう思います。モノ作りが好きな子には特に向いているのではないでしょうか。

子どもが料理をする際の注意点

__初めて子どもに料理をさせるのが怖いという親御さんへアドバイスをお願いします。

これはよく質問をいただくのですが、大人が思っている以上に子どもたちは包丁も火の使い方も理解しています。見ていると「危ないな」と思って手や口を出したくなりますが、そこはぐっと我慢。本当に怪我をしそうな時以外は「少しの失敗も経験」と思う気持ちが大切なのではないでしょうか。最初は包丁や火を使わない玉子割りやおにぎりからはじめて、徐々にやれることを増やすことで「できた!」という成功体験につながっていくはずです。

2人のお気に入りレシピ

ではここからりんあんちゃんにも参加していただきます。

__料理はどんなところが楽しいですか?

りんか:料理はお野菜を考えて切るところが好きです。できたものを食べてもらって家族を笑顔にできるところもいいなと思います。

あんな:料理は工作みたいですごく楽しいです。そして、自分で作った料理はおいしいからぜひ試してみてほしいです。

__2人のお気に入りレシピは何ですか?

りんか:「永遠に飲めちゃうクラムチャウダー」です。たくさん野菜が入っていて栄養も満点だし、味も本当に美味しいからバクバク食べちゃいます。

あんな:「何倍でも食べられる具だくさんパエリア」です。黄色いサフランライスが見た目も味もいいし、ご飯のおこげのところがパリっとしていておいしいんです。


__この本ではレシピのネーミングも2人で考えたんだとか?

matsuko:そうなんです。出来上がりをチェックして「ネーミングいいですね」なんて担当者の方と話していたら、実は撮影中に2人が言っていたものだったらしく(笑)。私は準備に夢中で全然気が付きませんでした。私的には「きみは太陽だよ、オムライス」が気に入っています!

matsuko流子育て「夢を見つけて目的を明確にすることで、自ら勉強する子に!」

__2人の興味関心はどのように伸ばしていますか?

私は本を読むのが苦手なので、反面教師で2人は読書好きにさせたくて。いろいろ調べた結果、本棚を充実させてリビングの近くなど目に入る場所に置くようにしています。私は本屋さんは大好きなので、2人が好きそうなものを買ってきたり、一緒に選びに行きます。

図鑑や伝記などはよく読んでいますね。今はりんかが歴史もの、あんなが「かがくるBOOK」にハマっています。ゲームもYouTubeも好きなときにやっていいよと言っているんですが、結果本を読んでいることが多いですね。

__学校に行く前に読書や漢字、英語の勉強、ピアノの練習と何事も自発的に(やりなさいは一切なし!)行うりんあんちゃん。その秘訣とは?

私は子どもの頃「勉強やお稽古ごとを頑張る意味が分からない」と思っていたんです。だから2人には「夢のためにはこうしなきゃいけないよ」っていう道筋をちゃんと話すようにしています。今の2人の夢はアナウンサーなんですけど、そのためにはいろんなことを知っていなきゃいけないし、テレビ局の入社試験に合格しないといけないよね、とか。あとは伝記シリーズを読んで「この人たちも頑張って努力したんだ」ということを学んでいるように思うので、本を読むことって大事だなと改めて感じています。

勉強にはほぼ関わらないようにしています。学校や塾の宿題も見ません。忘れものをしてもテストの点が悪くても自己責任です。ただ、英語の先生をしていて現在は海外で暮らしている妹が2人のロールモデルになっているというのはありますね。ことあるごとに妹に「勉強して損はないよ」と言われていたし、その様子を見てきたから2人も自然とやるようになっています。

__お母さんに「やりなさい」と言われなくてもどうしてそんなに頑張れるの?

りんか:将来の夢のためには今頑張らなきゃって思っています。分からない問題があったときは2人で教え合いながらやることもあります。やりたくないなって思うときは笑いながらやると、楽しい気持ちになってやる気になります。

あんな:お母さんは多分、私たちを信じてるから何も言わないんだと思います。あとは、学校の準備も「忘れ物をしたらどうなるか」って想像するとやらなきゃと思えます。私は、閻魔様とか神様はちゃんとやってるか見てるって信じています。

__母子3人暮らしでのルールはありますか?

matsuko:特に決めていることはないんですけど、共通の趣味が多いので楽しくやっています。一つあげるとすれば、2人が小さい頃から「人に優しく自分に厳しく」を合言葉にしてきました。小さい頃からメディアに出させてもらったりして調子に乗っているって言われないためにも、周りの人への感謝の気持ちを忘れず人に優しく。困っているお友達がいたら助けてあげようねと。あとは、これから先いろんな選択肢がある中で、「楽しい道と厳しい道だったら厳しい方を行きなさい」と言っていて、それは2人も理解しています。

__楽しい道と厳しい道だったら厳しい方を選ぶの?

りんか:はい。その方が自分のためになるって思っているからです。

あんな:でもお母さんとは「遊びも学ぶこと」って話していて、遊び半分勉強半分が大事だなって思っています。

__将来の夢はありますか?

りんか:テレビ局のアナウンサーになって大好きな動物番組を担当したいです。2人で遊ぶときもぬいぐるみを使ってアナウンサーごっこをしたりして練習しています。

あんな:でもそのためにはしっかり勉強して就職試験に合格しないとなって思っています。

matsuko:私は2人といろんなところを旅行するのが好きなんですが、最終目的地は南極に行きたいんです。ペンギンとか南極動物を見たくて。そう話していたら2人が「アナウンサーになって資金を貯めて、南極に連れていってあげるね」って話してくれて。楽しみにしてるね(笑)!

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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