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テレビは子どもの教育・成長に良くないの?

テレビは子どもの教育・成長に良くないの?

現代生活のよきパートナーであるテレビ。子どもは楽しい、親も家事がはかどる、とテレビは育児の助っ人になりつつあります。
一方、子どもの教育によくないと、テレビ自体を設置していないご家庭も。線引きが難しい子育て中のテレビ、上手に付き合うためのガイドラインをお伝えしていきます。

そもそもテレビはOK? それともNG?

子どもが小さいとき、多くの親がこう自問します。

「テレビは子どもにいいものなのか?」
「○○ちゃんは1日わずか15分。うちは見せ過ぎかしら?」
「いったいどれくらいまでなら見せていいの?」

テレビは面白い、でも100%OKは言えない、一長一短の存在。それゆえ、「親としての判断基準が欲しい」という声は非常に多いのです。

私は、テレビをゼロにする必要はないと考えています。なぜなら、

  • テレビの番組が、次の日、そのまま子どもたちの話題になる
  • 家事がスムーズに進むようになり、育児ストレスが減る

と親子双方にメリットがあるからです。

テレビはいつから? 一日何時間まで?

ポイントは何をどれだけ見せるかだと思います。子どもは自分自身で、テレビを見る時間や見るコンテンツを吟味できないので、親がしっかりとリードしてあげる必要があります。
特に注意すべきは、暴力を含んだ番組。イギリスの研究で分かったのは、暴力シーンを含むテレビ番組は、子どもを攻撃的にする傾向があり、低年齢の子どもたちほど影響を受けやすいということ。もし見せたくないシーンにうっかり遭遇した場合は、「これ(暴力や発言)ってどう思う? ママはよくないと思うな」とフォローすることも大事だと思います。

また、視聴時間についてですが、1日○時間ならOKという明確なガイドラインは設定しにくいもの。ただ、視聴時間が増えると、子どもの情緒に悪影響を及ぼすというデータもありますので、やはり目安は必要です。
ヨーロッパで行われた大規模調査(対象:2~6歳)によると、1日の視聴時間が1時間増えるごとに、子どもの幸福度は下がり、感情のトラブルが増加する傾向があったそうです。「テレビと自分」という関係が、生身の人間とのコミュニケーションを減らしてしまうことが原因と考えられます。

小学生になれば、夕方以降もやることが増え、テレビどころではなくなります。小さいうちにテレビっ子にしてしまうと、学校に上がってから、「宿題をやらない」「いつまでも寝ない」「フットワークが重い」などの問題が浮上し、親が困ってしまうことに。
将来を見据えると、やはり1日30分~1時間程度、多くて2時間までに押さえておきたいところです。

著者プロフィール

ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰。
イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。HP:http://megumi-sato.com/

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