子どもの学びのコト

子どもの水嫌いを克服させる4つのコツ&親子で知っておきたい着衣泳とは?

子どもの水嫌いを克服させる4つのコツ&親子で知っておきたい着衣泳とは?

夏の間に子どもが潜れたり泳げるようにさせたい!と願うママやパパはどんなことに気をつけて教えればいいの?

さらに、夏の海水浴や川遊び、ゲリラ豪雨の際に知っておくと役立つ、話題の「着衣泳」について、子どものスポーツ指導のプロであるピセラスポーツの笹木先生にお話を伺いました。

笹木郁男先生
株式会社PISERA SPORT代表取締役。水泳・野球・サッカー・陸上・体操などのスクール運営や体育の家庭教師、からだのメンテナンスを手掛けるスポーツトレーナー。個人レッスンは半年先まで予約が入る人気ぶり。http://www.pisera-sport.com/

 

まずは陸でトライ!子どもの水嫌いを克服させる4つのコツ

水に慣らそうとして水が怖いお子さんに、頭からシャワーをかけるのはNG! 気持ちは分かりますが…。水慣れにも段階があります。「水は雨と一緒」など、「なんてことないないよっ!」と、脳にいい意味で錯覚させていきましょう。

STEP1:水鉄砲(or霧吹き)で顔に水をかけて遊ぶ

「雨が顔にかかっても平気だけどシャワーは嫌」というお子さんは多いもの。なので、水鉄砲や霧吹きを使って顔に水がかかる感覚に慣れていきましょう(水滴をだんだん大きくして)。はじめは遊び感覚で公園やお風呂でやれば十分。

STEP2:顔にかかった水を3秒拭かない

水に慣れてきたら、今度は顔にかかった水を何秒拭かないでいられるか、にこだわって。顔に水がついているあの感覚が嫌なんです。まずは3秒くらいから挑戦してみて下さい。

できたら5秒、10秒、20秒と増やしていきましょう。これは水慣れの大きなポイント!

(ポイント:正規の3秒、10秒より早口で言って、出来たと言う自信を付けさせるのも効果的です!)

STEP3:息止めゲーム

続いては、息を止める練習をゲーム感覚で取り入れます。これも何も水の中でなくても大丈夫。にらめっこの「アップップ」の要領で息をしっかり止める練習を。陸でできなければ水ではできませんから!

上手く出来るようになったら、洗面器等に溜めたお水に顔を付けるところからやってみて下さい!

STEP4:鼻呼吸の練習(ボビング)

最後は呼吸の練習を。「口から息を吸って、鼻から息を出す」これも陸でできるようになってから水の中で。長く泳ぐためには必ず必要となる練習です。

初めは鼻から息が出せないお子さんがいます。鼻の下に人差し指を置き、「指に息をかけて!」と、言葉を掛けながら練習をしてみて下さい。上手くいくと顔を水に付けたり、離したりの動きが繰り返し、出来るようになります。

海や川で溺れないためには「背浮き」できるかが大事!

親はなぜ子どもに水泳を習わせるのか(泳げるようになってほしいか)。水泳選手にさせたいという方もいるかもしれませんが、「命を守る技術」という方が大半でしょう。では、溺れないためにはクロールやバタフライができないとダメでしょうか? 答えはNO!

海や川で溺れた際はまず、落ち着いて背浮き(仰向けで浮く背泳ぎの姿勢)をして呼吸を確保する事が最優先。背浮きは大人でも恐怖心があるとできませんよね。

肺に空気を入れ風船のように膨らませあごを上にして、両手をバンザイの形になど、細かなポイントはありますが、小さいうちからぜひ訓練しておくといいでしょう。救助隊が来るまで背浮きで命をつなぎ、救出されるまでが一般的な救助の流れとなります。

大人も知っておきたい!着衣泳とは?

夏休みは子どもの水の事故も多い時期。「僕は泳げるから大丈夫!」という子が一番危ないんです。そんなとき私は子どもたちに「じゃあ君たち洋服を着たまま泳いだことある?」と聞き返します。

水着で泳ぐのと洋服を着たままとでは水の抵抗が全然違いますから大人でも泳ぐのは至難の業です。そこで知っておきたいのが、身の回りのもので何が浮き輪代わりになるか、ということ。

ちょうどいい具合に2Lの空のペットボトルが転がっている、なんていうことはまずありませんから、自宅のお風呂などで「何が浮くか」を実験してみるといいでしょう。小学生が身につけているものの中だと、クロックスのサンダルやスニーカー、ランドセルも立派な浮き具になります。水筒も背浮きをして顎の下に入れれば呼吸が確保できます。

最近では小学校の水泳の授業に着衣泳の指導を取り入れるところも増えてきましたが、増えると同時に、「正しい着衣泳」の指導を受けられることを願っています。また、私も親子で学べる場を作れたらいいなと思っています。

姿勢が悪いとすべてのスポーツは上達しない!

私は子どもたちにスポーツを指導して24年になりますが、昔と比べて今の子は姿勢の悪さが目につきます(これは大人にも言えることですが)。

スマホやゲームの普及、外での運動不足等で背中が丸い前かがみの姿勢に慣れ、「正しい気をつけ」ができない子も。水泳にしても野球や陸上、体操にしても、いくら技術を磨いたところで普段の姿勢が悪い子は上達への弊害となります。

小さいうちからぜひ正しい姿勢を意識して行動をさせてあげると運動のパフォーマンスが必ず向上しますよ!

いかがでしたか? 近頃はゲリラ豪雨などで道路があっという間に冠水する危険も。身近なもので何が浮くか、は一度お子さんと実験してみるといいかもしれませんね。

わが家も今年の夏は背浮きを親子でマスターしたいと思います!

著者プロフィール

フリーランスのライター・エディター。出版社勤務を経て、現在は女性誌やライフスタイル、ママ向けのweb媒体などで活動。tend.jpでは、ママ目線を生かした子育てに役立つ情報を発信中。2015年に保育士資格取得。

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