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子育て

伝統と自己流をミックス!キャサリン妃とメーガン妃、英国ロイヤルファミリーの子育て法とは?

伝統と自己流をミックス!キャサリン妃とメーガン妃、英国ロイヤルファミリーの子育て法とは?

ここのところ毎日のように世界中のニュースをにぎわせている英国のロイヤルファミリー。王室では、いったいどのような子育てをしているのでしょうか。

今回は、キャサリン妃とウィリアム王子、メーガン妃とハリー王子の二組にスポットを当てます。伝統と格式を重んじる英国王室において、両夫妻の育児へのアプローチや向き合い方を比較しながら、それぞれの信念、教育方針に基づいた子育て法と、そこから学べる育児ヒントをレポートします。

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ロイヤルベビーのお披露目会見にみる王子の対応

長男ジョージ王子の誕生数時間後に、産院の前でフラッシュを浴びながら、ウィリアム王子はベビーを抱いたキャサリン妃とともに、にこやかに大勢の報道陣の前に姿を現し、会見を行いました。

その間、ウィリアム王子の目線は、常にカメラや記者に向いており、第一子誕生の喜び同様にサービス精神旺盛にもあふれ、さすが将来の王にふさわしいともいえる姿でした。

一方、ハリー王子とメーガン妃は、ロイヤルファミリーの慣例であった出産当日の会見は開かず、第一子アーチー君*の出産数日後にウィンザー城で、カメラマン2人、レポーター1人という、近年の英国王室としては異例のこじんまりしたお披露目会見を開きました。それは、「プライバシーを優先したい」との理由からでした。

さらにもう一つ、父チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の第一子であるウィリアム王子や、ジョージ王子をはじめとする、ほかのロイヤルベビーのお披露目会見との決定的な違いがありました。それは、終始ハリー王子がベビーを抱っこして、会見に臨んだことです。

温かい視線をベビーに向けながら優しく背中をトントンするその見事なパパっぷりに世界中がほっこりしました。ちなみに、この行動にはサセックス公爵夫妻のある信念が込められているのだとか。それは、「育児は、母親、父親が平等に行うもの」だという、フェミニストで有名なメーガン妃と、それをサポートするハリー王子の世界に向けたメッセージと言えるでしょう。

*現時点では、アーチーには王子の称号が与えられていないが、将来的には与えられる可能性もある。

英国ロイヤルファミリーの子育て法とは?

次に、ウィリアム王子とキャサリン妃の子育て法を見ていきましょう。

まず、できる限り庭や屋外で遊ばせる、博物館などに連れていって知見を深める、フットボールやスキー、セイリングなどのスポーツに慣れ親しませる、工作やお絵かきをたっぷり取り入れる、いとことの触れ合いを大切にする――これらは、一見平凡でも、多忙なロイヤルファミリーには難しいことかもしれません。しかし、ケンブリッジ公爵夫妻は、心身ともに鍛え、情操教育に役立つアクティビティを積極的に取り入れています。

また、「ロイヤルファミリーだから、テレビは観ないのでは?」と思いがちですが、実は、テレビのアニメ番組なども観ていて、ジョージ王子は、以前は『Peppa Pig(ペッパ ピッグ)』という英国製アニメがお好みだったのが、最近は消防士が主人公のアニメ『Fireman Sam(ファイヤーマン サム)』がお気に入りなのだとか。

ここで注目したいのは、ウィリアム王子は「親も必ず一緒に観る」ことを大切にしていて、「集中して、まじめに観ているふりをしないと、ジョージが怒ってしまう」のだと語っていること。伝統を守るだけでなく、現代っ子のニーズにもしっかり応えている点は注目です。

さらに、王室ならではの特徴として、ウィリアム王子とキャサリン妃には、ジョージ王子が生後8カ月のときから「ナニー」という住み込みの子どものお世話係を雇っています。

ケンブリッジ公爵夫妻が選んだナニーのマリアさんは、単なるベビーシッターではなく、幼児教育の専門資格所有者で、王室らしい振る舞いを身につけるためのしつけや教育係も担当。同夫妻はマリアさんに厚い信頼を寄せているそうで、将来の王位継承者を育てるために、家庭におけるサポートもしっかり確保しています。

アーチー君にも、夜間のお世話係が就いています。このお世話係が2カ月間で2人も辞めたのは「メーガン妃がわがままだから」という情報が流れましたが、新生児の時期のお世話係と、長期的なナニーとでは役割が違うため、これは単なるゴシップの可能性が高そうです。

男女平等を広める活動や、さまざまなチャリティーに力を注ぐサセックス公爵夫妻が、愛息の教育係としてどんなナニーを採用するのかも、気になるところですね。

まとめ

格式と伝統を重んじる英国王室ですが、両夫妻はときには慣例を破り、現代のやり方や自己流もうまく織り交ぜながら、独自の子育て法を生み出しているようです。日本のパパとママにとっても、教育方針や育児ヒント、ロイヤルファミリー流しつけ術として、参考になるところがありそうですね。

出典元
https://www.express.co.uk/news/royal/1124750/meghan-markle-baby-duchess-sussex-archie-harry-royal-family-latest
https://www.huffingtonpost.co.uk/entry/royal-baby-prince-william-responds_uk_5cd186cbe4b04e275d5042fd?guccounter=1
https://www.telegraph.co.uk/royal-family/2019/05/08/learned-prince-harrys-body-language-parenting-may-differ-william/
https://www.hellomagazine.com/royalty/gallery/2019041371985/royal-parenting-tips-from-kate-middleton-prince-william/1/
https://www.goodhousekeeping.com/life/parenting/g5096/royal-family-baby-traditions/

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