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夜間や休日の急な病気もケガも自宅で診察! 安心の往診サービス「ファストドクター」とは?

夜間や休日の急な病気もケガも自宅で診察! 安心の往診サービス「ファストドクター」とは?

夜間や休日に子どもが体調を崩したり怪我をしたりして困った、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。休日診療の病院を探すのも苦労しますし、子どもを連れて病院に行くのも大変。また、同じように駆け込んでくる患者さんで待合室が混んでいることも…。

そんな緊急時に助けになるサービスが、『FastDOCTOR(ファストドクター)』です。今回は『ファストドクター』を運営するメディサイト株式会社代表/整形外科専門医の菊池亮氏にお話を伺いました。

菊池 亮氏
2010年、帝京大学医学部医学科を卒業。初期研修終了後、同大学整形外科学教室に入局。2016年にメディサイド株式会社を設立し、夜間往診サービス「FastDOCTOR(ファストドクター)」をスタートさせる。https://fastdoctor.jp/

 

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移動困難な非重症患者に、救急車よりも利便性が高い医療サービスを

「2016年に『ファストドクター』を立ち上げた背景には、夜間における救急車の不適切利用を減らしたいという思いがありました。実は、夜間に救急車を利用する患者さんの半数以上は軽症と言われています。近年、遠隔医療相談や遠隔診療といった新しい形の医療サービスが話題になっていますが、これらは救急医療の現場には不向きなこともあり、なかなか患者数が減らないというのが現状です。例えば、糖尿病や高血圧といった慢性疾患の管理には向きますが、救急患者の管理には遠隔での情報量では不十分なことが多く、救急領域においては非対面のサービスではなく、対面でのサービスが必要と感じます。対面診療かつ利便性が高い医療サービスが世の中にあれば、救急車を呼ぼうか迷っている非重症患者さんの受療行動が変わると思い、『ファストドクター』を始めました。」

平日・土曜は夜間から早朝まで、日曜・祝日は24時間体制で往診可能

「現在、東京23区と一部の市を対象に、平日は20時から翌朝6時まで、土曜日は18時から翌朝6時まで、日曜・祝日は24時間体制で遠隔医療相談および往診を行っています。頭痛、嘔吐、下痢、発熱などの疾病から、切創、やけど、骨折、脱臼などの外傷まで対応します。電話やWEBからのお問い合わせを受けて、医療従事者のコールスタッフが症状をヒアリングし、往診が必要かどうかをトリアージ(選別)します。ほとんどが電話での医療相談だけで解決できていますが、診療が必要な患者さんに対しては往診を行なっています。僕たちは診療が必要でない患者さんに対しても手厚い医療相談を心がけています。」

医師の品質にこだわりあり! 総合診療に対応できる医師が30分で到着

「サービスを始めた頃は、僕が365日対応していたので大変でしたが、現在は四ツ谷ホームクリニックに所属する医師の他、多くの先生方のお力添えをいただいて運営が成り立っています。内科、小児科、外科を専門とする30代~40代を中心に、総合診療の心得のある医師が多く、品質にはこだわりを持っています。医師、ドライバー、診療補助スタッフの2名ないし3名体勢で、1日10~15チームがドクターカーで23区内を周遊しており、診療が必要な患者さんからの問い合わせを受けた場合は、30分以内に患家へ到着し診療を開始することを目標にしています。その場で検査や院内処方を行い、危険を感じた時は提携医療機関へ転院の手続きをとります。当初は高齢者に向けたサービスでしたが、現在は高齢者に限らず幅広い年代に利用していただいています。多くのお子さんをお抱えだったり、お子さんがまだ小さかったりすると、どうしても病院へ行きづらいご家庭もあるかと思います。」

夜間や休日に何かあった時は、まず『ファストドクター』へお問い合わせを!

「おかげさまで口コミサイト等でもご好評をいただいており、非常に嬉しく思っております。とはいえ、僕が思い描いている全体像にはまだまだ到達していません。将来的には消防庁と連携して、お互いに案件をキャッチボールするような形で救急車の適正利用の一助を担っていければと考えています。救急車を呼ぶか、大きな病院へ行くか迷ったら、まず『ファストドクター』にお問い合わせください。相談から診療まで一貫したサービスで安心を提供いたします。」

先日、筆者の長男が胃腸炎になったときに『ファストドクター』の往診を頼みました。嘔吐を繰り返している状態で病院に連れて行けなかったので、自宅で診察してもらえたのはとても助かりました。

ママ友にも勧めたところ、3歳の息子さんが休日に高熱を出したときに利用したそう。自宅でインフルエンザの検査もやってもらえて良かったと言っていました。

23区では子供医療費助成で医療費が無料になりますので、交通費(最大1000円。医療機関からの距離に応じて変動)だけで往診してもらえます。夜間に救急病院に行く手間や移動のタクシー代などを考えると、『ファストドクター』を利用するのもひとつの手だと思います。

著者プロフィール

大学生の頃よりファッション誌のライターとして活動し、主にインタビューページなどを担当。現在はママ向けライフスタイル誌やWEBに執筆中。小学生と保育園児の男子2人の母。

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