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子育て

東大卒ママyuuさんが実践している「お手伝いで子どもを伸ばすコツ」

東大卒ママyuuさんが実践している「お手伝いで子どもを伸ばすコツ」

Instagramフォロワー4.1万人、フルタイムの会社員として働きシングルマザーとしてお子さんを育てながら、自身のアパレルブランドも立ち上げるという東大卒のスーパーママ、yuuさん。今回はそんなyuuさんが考える「お手伝い」がテーマ。
「やりたくないお手伝いを無理やりさせるくらいなら、子どもが自由に思考投入できる時間を増やしたい」というのがyuuさんのモットー。「東大卒の友人たちの間でもお手伝いをしていたという話はあまり聞かなかった」という話の真意とは!?

日経DUAL記事

現在息子がしているお手伝いとその頻度

まず、私がお手伝いで大切にしていることは「強要しないこと」です。
楽しくやるからこそ学びがあったり親子の思い出ができたりするものの、そうでないなら子どもはお手伝いなどする必要はなく、その時間で今しかできないことを、想像力を働かせて存分に楽しんだ方がいいと思っています。その前提があったうえで、今うちでやっている事や大事にしていることを書いていきたいと思います。

①気が向いた時にしていること
気が向いたらお料理を一緒にやってもらっています。3歳ころから少しずつ葉野菜を洗ってもらったり、人参の型抜きをしたりと色々やりましたが、親の根気勝負(笑)。もちろん自分がやった方が速いし丁寧。でもそれを何度もしてもらうことで、子どもも上達していつか(何年後か…!?)戦力になるんですよね。うちも今7歳、小1になってようやく焼きそばが1人で作れたりと、戦力になってきました。週末の作り置きの際に声をかけて手伝ってくれる時は一緒にしますが、乗り気でなく、他のしたい事に熱中しているときは、強要はしません。「ダラダラしていたいな~」なんて言うときは「手伝ってくれたら早く〇〇行けるよ」と息子の行きたい場所を挙げて声かけし、釣ったりしています(笑)。

クリスマスにリースサラダを製作中。発売後即完売した親子おそろいのエプロンはyuuさんのブランド「sugar」のもの。4月下旬に再販予定とのこと! 詳細はHP(https://sugaryuu.stores.jp/)を。

②毎日していること
お風呂掃除は年長後半から毎日習慣にしてもらっています。汚れが落ちるスプレーをかけて、シャワーで流すだけの簡易的なものですが、うちは親子2人暮らしなのでそれで充分汚れが落ちます(笑)。「シングルマザーの私を助けてね」とお願いし、何なら1人で(かつ私の二度手間を避けて)できるかを2人で考えました。この“自分で決める”というのは効果的だと思います。とはいえここでも強制はしません。「絶対毎日やらないと怒る!」というような恐怖から手伝うのではなく、できたときに「ありがとうね~ママ助かるなあ~。本当に綺麗になってるから明日も気持ちよくお風呂に入れるね!」とポジティブな声掛けをすると継続してくれるということが分かりました(笑)。1回につき10円などお小遣い制、ポイント制にしてチャレンジするのもありだと思います。

そしてハムスターの毎日のお世話はすべて息子の担当。「自分でやるから飼うと決めたんでしょ。ママ今日は疲れたから〇〇くんのご飯作らないって言ったらどうする?」とお世話してもらっている自身の状況と重ねて提案したりしています。ただ「今日何時までに掃除しようね」「もうすぐエサ変えてあげよう」など声かけはしてます。

②毎日していること

お手伝いに関して私が大事にしていること

冒頭にも書きましたが。『強制はしない、楽しくやる』ということです。
1人家族なので、お互い支えあって生きていくということは前提にしていますが、私たちだって家事をやりたくない時もある。そんなときに「今日はなんでしないの?」と言われたらもっと嫌になるはず。できたときにたくさん感謝を伝えること、強制はせずに楽しくできる声かけの工夫があるからこそ、習慣化していくのではないでしょうか。

自分自身、幼少期にどんなお手伝いをしたか

実際、幼少期の私はと言えば、お手伝いはほぼしていません(笑)。たまに気が向いた時にお料理をしたり掃除したり、その時一緒にレシピを書いたりしたのを覚えていますが、基本的にお手伝いはせずに強制もされなかったです。まさに好きなことをさせてもらっていました。東大卒の友人たちの間でもお手伝いをしていたという話はあまり聞かなかったですね。私の親も「やりたくないお手伝いを無理やりさせるくらいなら、子どもが自由に思考投入できる時間を増やしたい」と思っていたようです。

お手伝いから得られるのは「考える練習」

お手伝いから得られる一番の意味は「物事をいかに効率的に早く終わらせるか」を考える練習になることかと思っています。お風呂掃除ひとつとっても、
①まず浴槽にスプレーを吹きかけて数分おいている間に着替える
②シャワーで浴槽を流しに行く

というように、進める順番を考えて効率よく動くように考えてもらうと、流れ作業のようにできるようになりますよね。「しなくてはいけないタスクを終わらせて自分のしたいことの時間を確保するために、どうしたらタスクを効率的に終わらせられるか」というのは大事な観点かと思います(そもそも掃除大好きで「早く終わらせたくなんかない!ずっとやっていたい!」という感覚が育てば効率なんて気にしなくてよいのかもしれませんが……)。

料理以外のお手伝いってなかなか興味関心を引きにくいかもしれませんが、料理含めてすべてのお手伝いはいかに効率よく作業できるか考えるヒントとなってくれるはずです。そして自分で決めたことを継続して守れる達成感や、家族に感謝されることで芽生える自己肯定感など、メンタル面でも得られることも多いはず。楽しんでいることがベースにあると思うので、強要せず失敗しても怒らず、長い目で向き合っていきたいと私自身も思っています。

著者プロフィール
東大卒ママの会
東京大学卒業(2011年~2012年度)の現役子育てグループ。主要メンバーは7名。著書に『東大脳を育てる3歳までの習慣』(小学館)。SNSでも実践中の知育や自分たちの経験談を発信中。
todaimoms – 東大卒ママの会(知育,幼児教育)

yuu
小学1年生の男の子を育てるシングルマザー。コンサルとしてフルタイムで働く傍ら、親子リンク服”SUGAR”のディレクターを務める。『東大脳を育てる3歳までの習慣』の著者の一人であり、インスタでは知育や美容、旅行など幅広く発信中。
yuu@東大卒ママの会(小1👦🏻のワーママ) (@punyuugram) • Instagram photos and videos

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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