小学校受験「合格後から入学までの過ごし方」 勉強ゼロの逆戻り現象を避けるコツ

小学校受験「合格後から入学までの過ごし方」 勉強ゼロの逆戻り現象を避けるコツ

小学校受験に合格してから何の勉強もしなくなり、入学時にはせっかく身についた学習習慣も元通り……という悲しい状況を避けるために、「合格してから入学までの過ごし方」を伸芽会の飯田先生に伺いました。気になるしんが~ずクラブ学童の「小学校入学準備講座」も共働きで忙しい親御さんに必見です!

日経DUAL記事

合格から入学までの過ごし方で入学後の差がつく理由

__入試が終わると気が緩む人も多いと思いますが、何もしないと学力は元に戻ってしまうのでしょうか?
関西の私学だと9月に入試が行われますから、入学する3月まで半年、関東でも11月から4ヵ月以上という時間があるわけです。この時期をどう過ごすかで、その後小学校に入学してからの差が決まると言っても過言ではありません。
せっかく入試の準備期間で一般的なその年齢の平均よりもレベルを上げて合格したのに、合格後に勉強がゼロだとあっという間に平均に戻ってしまいます。学習習慣をゼロにしてしまい、入学してから勉強についていくのに苦しくなってしまう子もいます。それは避けたいですよね。

学習習慣ゼロに戻らないための2つのポイント

__ではどうすればいいのでしょうか?
これは、子どもというより親御さん(特にお母さん)の気持ちが緩んでしまうことが要因だったりします。もちろん、休むなとは言いません。ただそれにはいくつかのコツがあります。

ポイント① 勉強なしのご褒美は1週間など期限を決める!
家族一丸となって乗り越えた小学校受験。少しの間はゆっくり休んだり、旅行も行きたいですよね。それはOK! お母さんもぜひ楽をしてください。ただし、「今日から1週間、我慢していたゲーム三昧でいいよ。お母さんも1週間だけ夕飯作りをお休みしてUber EATSや外食にするね。ただし、1週間後からまた一緒に頑張ろうね」など、1週間にはこだわりませんが、いつから始めるかを家族で決めること。要はメリハリです! 

ポイント②もう勉強しなくていいよ、はNG!
よく、合格後に「もうお教室に行かなくていいんだよ」などと言う親御さんがいますが、それは危険です。子ども(特に男子)は「もうお教室に行かなくていい=もう勉強しなくていい」と変換されてしまいます。お教室に行かないのは事実でも、勉強はこの先ずっと続くことは伝えておきましょう。

好きを深めることが、先取り学習になる!

__では、具体的にどのような学習をすればいいのでしょうか?
合格はスポーツで言えば予選会を通過したにすぎません。本番はあくまで4月の小学校入学後です。そこを親子でしっかりと意識しましょう。
そして、合格後は、できる範囲で「漢字」「計算」「音読」「英語」など、どんどん先取りしていきましょう! ちなみに、小学校受験の学習は概念的には小3年までの学びを終えている状態です。これを生かすかどうかは、この時期の過ごし方次第なのです。
目安としては、
・ワークなどはつきっきりでなくていい
・親がチェックできないなら、「字を丁寧に書く」などやってはいけないNGを教える
・解答集を親が管理する
・図鑑などで調べることに慣れていく

頭も体も使わないと進化しません。
せっかく小学校受験対策で体験をつみ、その成果が整理されていても、使わなければ宝の持ち腐れです。小学校受験ではさまざまな事柄をイメージ化する体験を多くしてきたので、ここからは、それをどのように抽象化していけるかがカギとなります。たとえば、コスモスと聞いて名前の由来まで会話で伝えて関心を広げてあげられるか、といったところです。
これは、親御さんの会話力もありますが、図鑑を渡しておくのも一つの作戦です。興味を持ったことを調べる習慣をつけておきましょう。たとえば「鉄道好き」な子だったら、名前の由来、地理の特徴、その土地の産業の発展の歴史などどんどん脱線して興味の幅を広げていきましょう。

合格したら、まずすべきは「入学後の教育方針のマインドセット」

何をどのくらいやればいいかは、入学後にお子さんがどんな風に過ごしたいかで大きく変わってきます。つまりは、親の教育方針を新たに話し合い、目標を明確にし、マインドセットし直す必要があるのです。

ケース1 中学受験を視野に入れている場合
小学校受験をしても、さらに中学受験を視野に入れているご家庭もあります。その場合は、入学前からどんどん先取りをしていきましょう。漢字は、3年生までに小学校の全範囲1,000字をマスターできるといいですね。1日1個覚えれば年間で360個、3年間で覚えられるはずです。
私学は独自の教材もありますし参加型の授業もあります。興味関心のある知識はどんどん深めて、いろんなことを知っている方が、授業も楽しいはずです。

ケース2 大学まで一貫校で過ごす場合
小学校から大学までの一貫校で伸び伸びと好きなことに打ち込んでほしい、というご家庭の場合は、好きなことや熱中していることから視野を広げて学びを深めていきましょう。
たとえば、野球やサッカーなど何かスポーツを頑張りたい子なら、大谷選手など世界で活躍する選手を例にあげ、どんな努力が必要か、さらにもし引退したらどんな仕事をしていくかまで想像を巡らせるのも面白いです。スポーツだけではなく勉強も頑張らせたい場合は、「サッカー日本代表の久保選手もスペイン語をしゃべれるし、世界で通用するには外国語も話せないといけないね」などとモチベーションをあげるのも手です。
また、中学高校受験がない分、時間はたっぷりあるわけですから、可能な範囲で野球が好きならメジャーリーグ、舞台が好きなら宝塚やブロードウェイ、ディズニーが好きならば海外のディズニーランドを巡るなど、現地ならではの体験をするのも大きな刺激になります。もちろん、グローバルな分野以外に、将棋やゲーム、プログラミングと言ったものでもいいと思います。

低学年はアナログの世界でイメージを膨らませて

小学校低学年の時期は、できればアナログ世界でイメージをふくらませてあげましょう。海や山など、幼児教育の原点である体験学習を大事にして親御さんも童心に帰って一緒に遊んであげてください。そうした体験が、3年生以降の抽象的な学びへとつながっていくのです。
高学年になったら、言われなくても自然とデジタルな世界に移行していきますし、一緒に遊んでくれなくなるときが来るはずですから……。

しんが~ずクラブ学童では「入学準備コース」も

合格したら園の子と遊ぼう、習い事を復活させよう。それもいいけれど、小学校には絶対行きますから、その準備もしないといけません。
共働きで忙しくて準備が難しい方のために、しんが~ずクラブ学童では合格から入学までの「BKA幼児コース 小学校入学準備講座」を設けています。
12月~3月の週に1日、先取り学習を学童で行います。教材は独自の新教材「ブライトキッズ幼児」を使用し、ひらがなの読み書き計算をベースとした国語と算数の先回り学習へと誘導していきます。




※テキストイメージ。実際に使用するテキストと内容が異なる場合がございます。

しんが~ずクラブ学童で行うメリットとして、
・勉強のチェックをしてくれる先生がいる
・コツコツ学習する習慣を継続できる
・お兄さんお姉さんが勉強しているから自分もやるものだという意識になる
・自分が入学する学校のお兄さんお姉さんがいると、モチベーションになる
・月~金で勉強をして空いた土日で、家族でおでかけできる
・先回り学習で入学後の自信をつける

もちろん、入学準備コースは私学に通うお子さんだけが対象ではありません。12月2日(土)には無料体験も開催予定(完全予約制)!
気になった方はお近くのしんが~ずクラブ学童各校舎にお問い合わせください。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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