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2021年は天体観測もオススメ!【都内近郊で子どもと楽しめる自然体験スポット】

2021年は天体観測もオススメ!【都内近郊で子どもと楽しめる自然体験スポット】

コロナ禍で密を避けることができる自然遊びの人気が高まっています。外遊びにもぴったりになってきたこの時期、家族で気軽にお出かけできる都内近郊のスポットをご紹介します。また、2021年は天体ショーの当たり年! 天体望遠鏡のプロに聞いた望遠鏡の選び方のポイントやチェックすべき天体ショー情報も必読です。

日経DUAL記事

都内近郊でもこんなに楽しめる!自然体験スポット4選

東京:都内のオアシス・奥多摩で爽快感あるラフティングを満喫

父親となり、小さい子どもと遊べる場所があまりにも少ないと感じたリバージョイ代表の池邉祐介さん。「リスク回避ばかりで何もできない世の中なら、安心して子どもと一緒に遊べる場所を作ればいい」と、プロのガイドがしっかりとリスクマネージメントを行った上で子どもが冒険体験できる4歳からのラフティングをプランニング。都内とは思えない透明度抜群の清流・多摩川で、親も安心のラフティング体験を楽しんで。

詳しくはこちらをチェック!
https://www.rafting-joy.com

千葉:アスレチックにニジマス釣り、キャンプまでできるアウトドア天国「清水公園」

「自然とともだち」がキャッチフレーズの約28万㎡の敷地を持つ自然豊かな公園。園内には「さくら名所100選」に選ばれた桜をはじめ、四季折々の花が楽しめるほか、キャンプ・バーベキュー場やフィールドアスレチック、ポニー牧場など地形や森林を生かした施設(有料)も多数あり、年間を通して子どもから大人まで楽しめます。特に全部で3コース合計100箇所ものポイントが設けられたアスレチックフィールドは日本最大級規模を誇ります。

詳しくはこちらをチェック!
https://www.shimizu-kouen.com/

埼玉:ムーミンの物語の世界でアスレチックやジップラインを堪能!「メッツァ」

©Moomin Characters ™

北欧ブランド雑貨や地元野菜を買えるなどショッピングやグルメが楽しめる「メッツァビレッジ」と、ムーミンの物語の世界観を再現した「ムーミンバレーパーク」の2つのエリアで構成されたテーマパーク「メッツア」。北欧にいるような心地よいひとときを過ごせるとママたちの間でも評判です。「ムーミンバレーパーク」内の「おさびし山エリア」は“冒険と思索の山”というコンセプト通り、子どもたちが自然の中で自由に遊べるエリアでアスレチックやツリーハウスを満喫できます。「おさびし山」の頂上からは、湖の上を滑空する「飛行おにのジップラインアドベンチャー」にトライすることもできます!

詳しくはこちらをチェック!
https://metsa-hanno.com

神奈川:電車で行ける自然共生型のアウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・箱根」

箱根登山鉄道の箱根湯本駅から無料シャトルバスに乗り約3分でパークに到着。森の地形と樹木をそのまま活かしたダイナミックなコースで大自然を体験できます。身長110㎝以上なら未就学児もOKの「キャノピーコース」(所要約1時間)、身長140cm以上又は小学4年生以上から利用できる「アドベンチャーコース」(所要約2時間)の2つのコースがあり、幅広い年齢で楽しむことができます。専用のハーネスをつけて、樹上の空中散歩に出かけてみては?

詳しくはこちらをチェック!
https://fa-hakone.foret-aventure.jp

天体望遠鏡のプロに聞く! 天体望遠鏡を選ぶポイントや今年見るべき天文ショーとは?

アウトドアシーズンが到来し、キャンプを予定している家族も多いのでは? また逆に、おうち時間が増え、ベランダや庭先でアウトドア気分を楽しむ家族も増えていると聞きます。そんな方々にぜひおすすめしたいのが、夜空を楽しむ天体観測です。

特に2021年は、宇宙飛行士の野口聡さんが国際宇宙ステーション「きぼう」に滞在し、月食が2回あるなど、天体観察の当たり年。親子で天体観察デビューにもってこいの年なのです。そこで、天体望遠鏡の国内シェアNo.1メーカー「ビクセン(https://www.vixen.co.jp)」広報の西濱紘司さんに、天体望遠鏡を選ぶ際のポイントや、チェックすべき天文ショーなどについて伺いました。

__初心者が天体望遠鏡を購入する際、どこをチェックすればよいですか?

天体望遠鏡は、星の光を取り込んで目に届ける筒状の「鏡筒(きょうとう)」、鏡筒を載せて見たい向きを調整する「架台(かだい)」、これらを支える「三脚」という3つのパーツからなっています。お選びいただく際の大事なポイントは、2つあります。

その① 架台・三脚がしっかりとしていること

小さな天体を拡大して見ているので、わずかな振動でも大きな問題となります。架台や三脚の強度が弱いと、風が吹いたり車が通ったりするたびに、のぞいている天体の像が揺れてしまうのです。

その② 鏡筒の向きを微調整できること

見たい星を望遠鏡で探す作業は慣れるまでが大変なので、鏡筒の向きを細かく調整できる機能があると大変便利です。また、星は夜空の中を少しずつ移動しています(日周運動)。望遠鏡から星を見ていてもしばらくすると視野から消えてしまい、向きを微調整できないとまた一からその星を探すことになってしまうのです。

ちなみに、望遠鏡の対物レンズの有効径が70mmあれば約140倍まで観測できるので、月のクレーターや木星の縞模様、土星の環などをしっかりと観測できます。詳しくはビギナー向けコンテンツ「はじめての天体望遠鏡(https://www.vixen.co.jp/lp/so-ten-ken/2020/07/lessons.html)」もぜひチェックしてみてください。

__初心者におすすめのモデルをお教えいただけますか?

「ポルタII A80Mf」は、初心者でも扱いやすい架台(経緯台タイプ)とメンテナンスが楽で見え方の安定している鏡筒(屈折式タイプ)。三脚もしっかりとしていて、安定した天体観測ができます。架台には微調整用のネジ付きで、接眼レンズは標準で2種類付属(46倍と144倍)。ちなみに、46倍は月全体が視野いっぱいに広がる倍率で、144倍は惑星の模様も観測できます。価格は税込60,500円ですが、長く安心して使える望遠鏡です。

__お手頃な価格のモデルもあればお教えいただけますか?

1万円前後の望遠鏡ですと、架台と三脚が弱く振動でガタガタと揺れてしまったり、操作性が良くなかったりすることも。ビクセンで天体観測をしっかりとできるお手頃な製品としては、「モバイルポルタ-A70Lf」(税込44,000円)があります。操作性はもちろん、お部屋のインテリアにもなじみ、持ち運びしやすいコンパクトさも好評です。

また、望遠鏡だけでなく双眼鏡も天体観測にはおすすめ。倍率は8倍や10倍のものが天体観測には適しています。望遠鏡に比べると価格がお手頃なのも魅力です。

天体観測に適した大きな対物レンズ(有効径32mm)と8倍の倍率で、視野が明るく見える「アトレックII HR8×32WP」(税込28,600円)

大きめの双眼鏡をずっと持っているのが大変な小さなお子さんには、目の幅の調節がしやすくて軽いタイプの「アリーナHD8×21WP」(税込8,800円)もおすすめ。

__初心者が観察するのにおすすめの天体があれば教えてください

まずは大迫力の月を見てほしいです。満月より少し欠けた月や半月などは、月のクレーターや地形を立体的に感じられます。また、夜空の中でも明るく探しやすい火星や木星、土星などもおすすめ。木星の縞模様や土星の環は、都市部にいても観測できます。さらに、オリオン座の三ツ星のそばにあるオリオン大星雲は、暗い場所なら肉眼でも見付けやすいため、初心者の方には観察しやすいと思います。

__天体観察をするのに適した季節や時間帯はあるのでしょうか?

夏には夏の大三角や天の川、冬には冬のダイヤモンドやオリオン座、プレアデス星団(すばる)など、どの季節でも見どころがあります。あまり明るくない天体を観察するときは、満月などの月が明るく輝いている夜は避けた方が良いでしょう。月の明かりで見える星の数が少なくなってしまうためです。

__天体や星を観察する際に使えるアプリがあれば教えてください

ビクセンでは星空を楽しむ無料アプリをリリースしていますが、中でもおすすめは「Planet Bookhttps://www.vixen.co.jp/app/planet-book/)」です。惑星がいつ、どの方角に見えるのかわかりやすく表示するアプリで、端末を空にかざすと、今見えている星空をリアルタイムの星図(星空の地図)で表示できます。惑星観察には欠かせないアプリです。

__最後に、2021年に見るべき天文情報があれば教えてください!

5月26日にはスーパームーンの皆既月食があり、満月が今年一番大きく見える日に皆既月食が観測できます。東京だと、18:45頃に地平線のそばで月が欠け始め、20:09~20:28には月全体が欠けます。月の見え方や位置、月食の様子を調べるにはビクセンの無料アプリ「Moon Book(https://www.vixen.co.jp/app/moon-book/」が便利です。

また、8月12日の「ペルセウス座流星群」は、肉眼でたくさんの流れ星を観察できます。
そして、11月19日の部分月食もほぼ皆既月食に近い月食となります。ぜひご家族で観察してみてください!

著者プロフィール

女性誌やママ雑誌などを中心に活動するフリーランスのエディター&ライター。育児系の記事から美容企画、タレント取材まで幅広く手がける。6歳・4歳・2歳の三姉妹の母。

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