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5歳が一番危ない!ママたちの体験談に学ぶ子どもの迷子防止・対策法まとめ ~都会のママ友ルール 第13弾~

5歳が一番危ない!ママたちの体験談に学ぶ子どもの迷子防止・対策法まとめ ~都会のママ友ルール 第13弾~

先日も、帰省先の祖父母の家で2歳の男の子が迷子になったというニュースがありましたが、ほんの5分の距離であっても、いつも行っているスーパーでも、マンション内でも、子どもは迷子になります。「もう大丈夫だろう」と油断する5歳くらい(キッズ携帯も持っていない)は予測不能な場所に行くのでさらに危険です。また、意外と多いのが、パパに任せている間の迷子!迷子経験者のママたちのアンケートをもとに、今すぐ使える迷子対策をご紹介します!

日経DUAL記事

「大丈夫だろう」と油断する5、6歳くらいが一番危ない!

5、6歳ともなると「ママの手を離しちゃいけないよ」とまではいかないもの。でも、そんな時期が一番迷子になる可能性が高くなるもの。キッズ携帯も持っていない未就学児、いったいどうすればいい?

「動物園で一瞬目を離した隙にいなくなり、30分経っても見つからず、警察を呼ぶことに。なんとか園内で見つかりましたが、30分経つと園の外に出ている可能性もあると聞いて、ヒヤっとしました」(中央区・5歳男の子ママ)

「保育園があるショッピングモールの1Fスーパーで買い物をして帰るのが日課。どうせおもちゃ売り場で遊んでいるだろうと目を離していたら、どこにもいない!なんと自分ひとりで道路を渡ってそこから5分の自宅マンションまで帰っていたんです。何もなくてよかったけど、本当に焦りました」(江東区・5歳男の子のママ)

パパに任せている間の迷子もあるある!

パパとママの「見ててね」の意味合いが違うというもの。これは、ママなら経験がある人も多いと思いますが、パパに任せていたのに迷子になったら本当に腹が立ちますね(笑)。

「デパートでパパに息子を見ていてもらい、私は別フロアで買い物。約束の時間に戻ると息子がいないと焦るパパ。何してたの!と怒ると、子どもはおもちゃコーナーで遊んでいるから自分は離れたコーナーの好きな家電を見ていたと。結果すぐに見つかったものの、その発想に絶句!」(豊島区・5才男の子のママ)

「旅行先の台湾旅で、初迷子を経験に。しかも夜市。パパの後ろを歩いていて見失ってしまったよう(私は手をつないでねと言いました!!)。わずか10分足らずでしたが、どうしていいか分からず、娘が生まれてから一番焦りました。私がかなり先回りして走ったら発見。思ったよりも前に進むなと思いました。海外では何歳でも目を離しちゃいけないなと痛感。友達家族もいたので“誰かといるはず”と油断した私も反省!」(港区・5才女の子のママ)

「大声を出す」、「安心できそうな人に言う」…迷子になったときの約束を決めよう!

子どもの迷子でヒヤッとしたママたちは、改めて迷子の怖さを痛感するという。そこで子どもと決めたルールを聞きました。多かったのが以下の4つ!

・お店で迷子になったら、すぐにお店の人に言ってママやパパを呼んでもらう
・落ち着いて動かずじっとしたまま、迷子だと分かる大きな声を出す
・お店以外の場所では、女の人や子どもといる誰かのママに尋ねる
・迷子や外で何かあったときのために、親の携帯番号を教えている

これらの理由としては、「自分が迷子だと思うとパニックになり走り出し、余計見つからないから動かないでねと教えている」「男の子は特に泣きもせずひょうひょうと歩いていることが多いので、周りからも迷子だと気付かれにくい。泣く、大声を出すのは必須!」

とのこと。なるほど、経験者の声は説得力がありますね。

これまでの迷子回数10回以上という男の子も…

続いては、迷子経験数10回以上という男の子のママさん。

「今までの迷子回数は数えきれないほど…。本人に迷子の自覚がないのが一番の問題かと思います。2歳差の弟がいるので、下の子を見ている隙に保育園の帰りで迷子になったり、兄弟で一緒に迷子になってしまったことも(バラバラになると探す労力が2倍に!)。息子は、自分勝手で回りが見えていないタイプだと思います。他に、好奇心が勝って自制が利かない子や、興奮しやすく我慢が苦手な子も迷子になりやすいかもしれません。対策としては、親の連絡先を書いた迷子札を持たせ、勝手にどこかに行かないように、その都度厳しく言っています。今は小学1年生になって少し落ち着き、学校の遠足でも迷子にならず集団行動ができるようになってきました。少しは周りが見えてきたのかなと思っています」(目黒区・6歳と4歳男の子のママ)

下に兄弟がいたり、元気いっぱいな男の子だと、やはり迷子はつきもののよう。「この辺りに行きそう」という子どもが好きそうな場所の検討をつけておくことも見つける際のポイントだそう。
また、「親切な人に交番まで連れてきてもらっていたこともありましたが、“知らない人についていったらダメ”が出来ていないので、複雑な思いもありました」など、知恵や行動力がついてくる5,6歳児の迷子は本当に難しいですね。

むやみにおびえさせない程度に、親子でしっかりと対策を!

「むやみに怖がらない、立ち向かう人間になろう」という目的で、子どもの危険回避について研究を行う「子どもの危険回避研究所」 (https://kodomo-kikenkaihi.amebaownd.com/)所長の横矢真理さんに、にお話を伺いました。こちらの調査によると、4歳までは、関心が一点に集中してしまうため、危険を回避する能力は低いが、6歳以上は、世話を焼くのが好きなので、逆に「困っているので手伝って」などとだまされ、連れ去られてしまう危険もあるという。迷子はまわりにも迷惑をかけることを忘れずに、「迷子くらい」と侮らず、しっかりと対策を!

<子どもにはこう言いきかせよう!>

・子どもの性格を考えて対応すること。過敏な子をおびえさせない程度に、自分にも起こりうることだと理解させる。
・子どもが熱中していると、こちらの言うことを聞いているように見えても聞こえていない、覚えていないことも多いので、要注意。
・GPS携帯などを持たせていると油断しがち。親子でリスクを理解しておくこと。

最後に、迷子についてママに知っておいてほしいこと、をお聞きしました。

「 しっかりしたお子さんでも、親が見えなくなって、慌てて走りだしてしまうことがあります。そして3歳でも、平均9秒で25メートル走れますから、あっという間に迷子になる危険性があるのです。間にお子さんの背より高い棚などがあると、近くにいても分からなくなる場合もあるので、どこかで子どもだけで待たせるのもやめましょう。迷子になると、事故や事件に巻き込まれる可能性が高くなりますから、普段から対策を考えておいてくださいね」(横矢さん)

いかがでしたか。「子どもの危険回避研究所」さんの、“おびえさせない程度に理解させる”という言葉がすごく腑に落ちました。迷子は怖いし心配だけれど、親が子にいつまでもどこまでも付いていくのは不可能。対策を考え、少しでも楽しみながら、親子でチャレンジしていきたいですね!

▼知らないと危険!?都会のママ友ルール
第1回「知らないと危険!?新米ママが知っておきたい“都会のママ友ルール”」
第2回「【知っておきたい都会のママ友ルール】楽しくも憂鬱な(?)ホームパーティ編」
第3回「二度とやりたくないVSやってよかった!謝恩会を成功させる秘策とは?」
第4回「今どき小学校PTA役員の攻略法を伝授します!」
第5回「働きながらの育児、ぶっちゃけここが大変!」
第6回「あなたの周りの超過保護ママ!」
第7回「保育園VS幼稚園ママに聞いた、夏休みに心配なことランキング」
第8回「今どき「アクティブじじばば」活用術!」
第9回「夏前に売り切れも!年々加速する今どきラン活事情」
第10回「今どきママが知っておきたい“小1の壁”と対策法!」
第11回「男の子ママは覚悟して! カブトムシにバッタ、家で虫を飼う際に知っておきたいこと!」
第12回「【幼稚園児の習い事】どうしてる? 始めどき・選び方・親が注意すべきこと」

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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