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「数学技能検定で金賞」を受賞した伸芽’Sクラブ学童はココが違う!

「数学技能検定で金賞」を受賞した伸芽’Sクラブ学童はココが違う!

小学校1~3年生までを放課後に預かる伸芽’Sクラブ学童が、2019年度に数学技能検定の金賞を受賞しました。そこで今回は、日頃からどのように学習に取り組んでいるのか、子どもたちをどのようにやる気にさせているのかについて、伸芽’Sクラブ学童千葉校室長の星山知美先生にお話を伺ってきました。新一年生の学童選びの参考にしてみてください!

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小学校低学年は学習の意欲が「褒められたい!」でいい

__伸芽’Sクラブ学童ではなぜ数学技能検定を導入し始めたのですか?

伸芽’Sクラブ学童では設立当初より、漢字検定・算数検定の導入をしております。理由としては、学習に具体的な目標を持つことでやる気が出て、より具体的な指導ができると考えたからです。算数検定は11月と3月の年2回の検定日があり、準会場として全15校で開催しており、先日の試験では学童に在籍する約半数のお子さんが受験しました。1年生の11月は11級(小学1年生相当)、3月は10級(小学2年生相当)と、半年で一学年の学習を仕上げるペースで、無理なくできる範囲で学習して級を上げていきます。

__導入してよかったことはありますか?

小学校の低学年のお子さんは、学習の意欲が「褒められたい」を占める部分が大きい時期です。ですので、検定に合格して賞状がもらえたときの喜びや達成感を1年生のうちから味わえるのは大きいと思います。さらに驚いたのは、賞状をもらった瞬間から「次は〇級に合格したい!」と言い出すこと。自ら学ぶきっかけになっていると感じます。

算数の苦手意識克服は、日々の“小さなつまずき”を見逃さないこと!

__算数が苦手な子にはどうアプローチをしていますか? 

算数検定を逆算して、Gタイムという学習時間内で専用のテキストを使いながら、毎月それぞれの級ごとに勉強していくのですが、1年生4月の11級では「4匹のうさぎを〇で囲みましょう」といった簡単なものからスタートしていくので、苦手意識を感じる子はほとんどいません。だんだんと級を重ねるごとに「難しい問題に挑戦しているんだ」という意識が沸いてきますので、学校の算数でつまずいたときにも「僕は〇級に合格したんだから、きっとできる!」と心の支えになっているように感じます。

また、ただテキストのみを使用するのではなく、実際に体験をしながら理解を深められるように、実際に切ったり、計ったりと、手を動かしながらのGタイムを行っています。

もちろん、日々の学習で間違うこともありますが、「間違うことは悪いことや恥ずかしいことではなく、そのままにしておくのが良くないんだよ」と伝えています。さらに、私たちは「小さなつまずきを見落とさないこと」を心がけています。一見些細なつまずきでも、きちんと理解できていないまま進むと、後々ついていけなくなったり、苦手意識へとつながってしまうからです。

こちらが算数検定用に勉強しているGタイム算数のオリジナル教材。

子どもをやる気にさせるコツはゲーム感覚で楽しく競わせること!

__子どもたちをやる気にさせる秘訣はなんでしょう?

競争心を上手く利用して、ゲーム感覚で遊びながら楽しく学びにつなげています。たとえば、算数検定の時期になると、校舎ごとに対戦表を作って、その日に取り組んだプリントの総数をすごろくの駒で表示して競っているのですが、入室した瞬間に「先生、昨日はどこの校舎が1位だった?」と聞いてくるほどです。やはり目標がないと「やらされている」という気持ちになってしまうので、日々の小さな目標を可視化させることは大事だと思います。

また、メリハリを大事にしていますので、学習だけではなく、校舎ごとにドッジボール大会や合唱コンクール、クリスマス会など季節の行事や体を使ったイベントも行っています。

校舎毎に競うすごろくがこちら。実際に使用する際は校舎の駒を立てて使います。

1年生の最初から“当たり前の基準が高い子”は伸びる!

__先生から見て、「後伸びする子」はどんな子でしょうか?

粘り強く、1年生からコツコツと努力できていた子は、3年生以降もやるべきことを逆算して自ら取り組めるなど、確かな学力につながっています。また、「やればできる」という自信がついた子は、性格も明るく前向きになっていきます。実は、生活が一変する1年生の4月こそ、学習習慣を身につけるチャンスなんです。一度緩んでしまった後から身につけようとするととても大変なので、「最初から当たり前の基準が高い子」は強いですね。あとは、生活習慣が規則正しくできている子。睡眠時間がきちんととれていない子は、放課後学童に来たとき、疲れていたりぼんやりしていたりして、すぐ分かかります。

学童でしっかりと宿題を終わらせられるかがカギ

__最近の小学生を見て感じることはありますか?

最近のお子さんたちはとても忙しいですよね。ですから、限られた時間の使い方はとても重要です。共働きのご家庭も当たり前な今、家に帰ったら親御さんとゆっくりとした時間を過ごせるように、学童では宿題を完璧に終わらせることはとても重要なポイントになります(伸芽’Sクラブ学童では学校の宿題を完璧に終わらせることを徹底しています)。また、4年生からは塾に行かれるお子さんが多いですが、最近では「自宅だとテレビやゲームの誘惑に負けてしまう、集中できないしわからないところがすぐに聞けないから、伸芽’Sクラブの方がいい」と、4年生以降も伸芽’Sクラブ学童に通いながら塾と併用している方も増えています。(基本は3年生までですが、継続利用の場合は4年生以降も預かり可能)

改めて、低学年のうちの学習習慣の大切さを実感しています。

学童は「一人一人の気持ちを受け止めてあげられる温かい場所」であるべき

__伸芽’Sクラブ学童が考える学童のあるべき姿とは?

伸芽会では幼小一貫の教えを提唱している通り、伸芽’Sクラブ学童は他の学童に比べて保育色が強いと自負しています。特に1年生の4月などは、ついこの前まで保育園や幼稚園に通っていた子たちです。近くにずっと大人がいた環境から、急に一人で通学する一人時間はとても不安です。学校から学童に来る途中、お母さんに会いたくなって泣きたくなることもあるでしょう。そんなとき、私たちは子どもたちの顔色を見て「さみしかったね、でもよく頑張ってここまで来たね」と一人一人の気持ちを受け止めてあげられる温かい場所でありたいと思っています。また、学校帰りに、子どもたちが真っ先に行く学童は、子どもの変化にいち早く気付ける場所でもあります。時には、学校の先生にも親御さんにも言いにくいことを話せるような身近な存在であれたらと思っています。

最後に、星山先生に学童を選ぶ際のポイントをお聞きしました。

「1年後にお子さんがどうなってほしいかを考えながら見学に行くと、見方が変わってくると思います。言われたことをやれればOKなのか、自発的に取り組みさまざまなことに興味を持ってほしいのかなど……。そこに今通われている1年生を1年後のわが子の姿だと思って、学習に取り組む姿勢や挨拶などの生活態度などを見てみてください。また、先生とお子さんの関わりは、叱り方や一人一人の特性を見てくれているかもポイントとなってくると思います」
いかがでしたか。ぜひ春からの新生活に向けた学童選びの参考にしてみてください!

伸芽’Sクラブ学童の見学・お問い合わせはこちら!

https://www.shinga-s-club.jp/afterschool/

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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