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伸芽’Sクラブ学童に6年間通いながら麻布中学に合格した親子にインタビュー

伸芽’Sクラブ学童に6年間通いながら麻布中学に合格した親子にインタビュー

「男子御三家」と呼ばれる名門私立校、麻布中学・高校(東京・港)。戦後の学制改革以降、東京大学の合格者ベスト10から一度も外れたことがない唯一の進学校であり、政界や経済界、から文学・芸能界まであらゆる分野に多様な人材を輩出しています。

今回はその麻布中学にこの春見事合格した桑島翔くんとお母様の英美さんにお話を伺いました。英美さんは忙しくお仕事をされながら、小学校のまるまる6年間弱、伸芽’Sクラブ(受験対応型学童保育)を利用されていたそうです。

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ずばり、他の学童にはない魅力とは?

__翔くんは、伸芽’Sクラブの学童にほぼ6年間通われていたそうですね。

お母様:はい。塾が忙しくなり通えなくなってしまったのが6年の7月で、本当はできれば卒業までお世話になりたかったくらいです。

__どうして伸芽’Sクラブを選ばれたんですか?

お母様:主人も私も仕事が忙しかったので、夜お食事まで面倒を見てくださることもあり、区の学童より安心してお任せできるなと思いました。
あと、うちの子はものすごくやんちゃだったんです(苦笑)。なので、しっかり手厚く見ていただきたいなという希望がありました。

__実際に伸芽’Sクラブに入って、お母様として助けられたことはどんなことですか?

お母様:先生方の目が行き届いていて、ちょっと様子が変だったりするとすぐ気にかけて声をかけてくださいました。
習い事や保育園では、お友達同士のトラブルがあったとき相手のお母様から直接注意されたり叱られたりするのがとてもストレスだったんです。伸芽’Sクラブでは教育指導の立場から、何かもめごとがあっても、先生が子ども同士の間に入り、両方の言い分をきちんと聞いて解決してくださいました。お母さん同士のコミュニケーションにも気をつかっていただけたことは、働く親としても大変ありがたかったです。

__区などの学童は人数が多く、見きれていないという声もありますよね。そんななか、「目が行き届いている」というのはどんなところで感じましたか?

お母様:うちの子は言いたいことを言う子で、それが学校では「きちんと主張できるね、論理的だね」と評価してくださる先生もいれば、「反抗的なお子さんですね」と注意を受ける場合もありました。伸芽’Sクラブでは先生方から頭ごなしに言われたり怒られることはなかったと思います。幼児教育を長年やってきた先生がいるので、何か子どもに問題があったら原因を考えてくださるんです。塾だったら成績を伸ばすことを第一に考えると思うのですが、そこは大きな違いですね。

__それは長い時間預ける側としてはとても安心ですね。では翔くんにもお聞きしたいのですが、楽しかったことや思い出に残っていることを教えてください。

翔くん:クリスマス会です。他校の先生も生徒も一緒で、先生が仮装して楽しませてくれました。バスに乗って潮干狩りに行ったりしました。あとチェスと図画工作をやるのも楽しかったです。

__学童に通っていたときの平均的な1日の過ごし方を教えてください。

翔くん:学校が終わったら4時くらいからそのまま伸芽’Sクラブに直接来ます。Gタイムといって、5時までは勉強して、6時以降は夜ご飯を一緒に食べたり、食べ終わったらお迎えまで遊んだりしていました。先生も小さい子も一緒にドッチボールやバトミントン、フリスビーも室内でやっていました。

お母様:迎えに行くと、みんな真っ赤な顔して遊んでいましたね。都会だとなかなか外で遊ぶところもないのでありがたいですね。

勉強も楽しんでできるのが伸芽’Sクラブ流

__勉強もここでたくさんしたんですね。

お母様:3年までは塾に行っていませんでした。学校の宿題はもちろん、4年生からは塾の宿題まで全部見ていただいていましたし、プラスで和歌を覚えたり、プリントをやったりなど独自のカリキュラムもやっていました。ものすごい量のプリントでしたが、勉強という感じではなくて、嫌だと言ったことはないんです。教材も楽しめるようによくできていて。

翔くん:世界遺産、百人一首、漢字、カルタとかをやっていました。学年や学校の違うお友達と競争して楽しかったです。

お母様:こちらで楽しみながら勉強する習慣が身につきました。教育指導法はプロですので、その子に合う接し方をしてくださり、子どもの能力差があっても、嫌な気分になることもなかったです。あと習い事として図画工作、チェス、囲碁はこの学童のなかでやりましたし、便利な立地にあるので隣の英語教室にも通っていました。

__本当にすべてお任せできてありがたいですね。中学受験はいつから意識しましたか?

お母様:4年から本人が希望しました。主人と私の希望校は別だったのですが、5年生の時麻布の学校説明会に行き、本人が麻布に夢中になって、それからはどうしても麻布に行きたい!と自分で予定を組んで勉強するようになりました。

__4年生の塾の入りたては辛いと聞きますがいかがでしたか。

お母様:サピックスは宿題の量をどんと出されて自分でやって、さらに復習もという感じなんですね。家で宿題をやろうと思うと1時2時になってしまうので、先生との面談で相談し、学童に行っている間になるだけやろうということで、塾の宿題もやらせてもらいました。

__塾選びや進学先の相談も伸芽’Sクラブにされたそうですね。

お母様:塾のこともよくご存知ですし、この子を伸ばすには、という観点からもアドバイスいただけました。麻布に行くことは結局本人が決めましたが、難関校ならサピックスでということでアドバイスしてもらいました。

__これから中学受験を迎える後輩たちにアドバイスはありますか?

翔くん:自分の好きなことを早めに見つけておくことと、得意科目を伸ばしておくことです。得意科目で加点できると自信が持てるようになります。

お母様:男の子は特に、本人がその気にならないとダメなのかなと思いました。あとはありのままの子どもの個性を見てもらえる環境を伸芽’Sクラブで持てたこともわが家の場合はとても貴重でした。最初の面談でも、ここではおうちのように寛いで楽しんでくださいと言っていただいたのが印象的でしたし、本当にその通り過ごさせてもらった6年間でした。

伸芽’Sクラブで充実した6年間を過ごしたという桑島さん親子。ここで受けた学習面・生活面だけではなくまさにトータルのサポートが、受験だけではなく翔くんの生きていく力につながっていくのではと感じたインタビューでした。

著者プロフィール

ママ向けファッション&ライフスタイル誌などを中心に活動中の30代半ばのライター。3才の男児の母。

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