子守だけじゃない。ベビーシッター幼保無償化で、ママの選択肢が増えてきた!

子守だけじゃない。ベビーシッター幼保無償化で、ママの選択肢が増えてきた!

いよいよスタートした幼保無償化。まだまだ分からないことが多いのが実情ではないでしょうか。そこで、今回は、幼保無償化で個別保育の認定を受けた、全国24時間スマホで呼べるベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」広報担当さんに、お話しを伺ってきました。シッティングだけじゃない新しい利用方法など、ママが知っておきたい情報がいっぱいです。

日経DUAL記事

ベビーシッターも、幼保無償化の認定対象に!

幼保無償化の対象となるのは、保育所、認定こども園、幼稚園、認可外保育施設などを利用する3〜5歳児クラスの児童、 住民税非課税世帯の0〜2歳児クラスの児童(補助金額は子供の預け先の種類によって異なる)。

今回注目したいのが、認可外保育施設も対象になったこと。認可外保育園や企業主導型保育園のほか、ベビーシッターやファミリーサポート、ベビーホテルなども含まれ、3〜5歳児クラスの児童の場合、月額上限37,000円が無償に。上限金額内であれば、たとえば、ファミサポとベビーシッターの組み合わせも可能です。

(内閣府・幼保無償化特設サイト https://www.youhomushouka.go.jp

利用するには、保育の必要性の認定を受けていることが条件(自治体に要申請。保育所・認定こども園に通っている場合は不要)。キッズラインでは、シッター検索時に「幼保無償化対象」タグを選択し、予約すればOK。支払い後に自治体に請求をして還付を受けるので、領収書をダウンロードし、プリントアウトしておくのも忘れずに。

幼保無償化で待機児童や保育園不足は解消されるの?

「幼保無償化が始まったことでご家庭の経済的負担は減り、ママたちの選択肢はぐっと増えたと思います。仕事復帰したいけど預け先が見つからず毎月ベビーシッター利用をしていた待機児童の方々には嬉しいですよね。先日、キッズラインが幼保無償化対象の保護者239名に調査(※1)」をしたところ、6割以上が無償化に「満足」という結果に。無償化費用を『子どもの習い事に使いたい』と教育への再投資を考えている人が過半数でした。

実際キッズラインでも、国からの補助拡大の後押しもあって全体の予約数も前月比115%増加するなど個別保育の需要が高まりをみせています。

一方で、『無償化するよりも、保育士の賃金を上げたらいいのに』という声があるのも事実。待機児童や保育士不足、保育園の整備は、幼保無償化と別軸で考えなければいけない問題だと感じています。制度は活用した上でママたちが改善点やフィードバックを政府に届けることで、より良い制度に進化し、待機児童や保育士不足など保育にまつわる問題解決に繋がっていくのではないでしょうか。」(広報 織田敦子さん)

幼保無償化費用を活用!?まだまだ知らない、キッズライン5つの賢い使い方 

では、実際にキッズラインにはどんな使い方があるのか、代表的な5つの使い方をお聞きしました。(※以下利用は、幼保無償化の対象外となるものも含みます。)

その1 習い事送迎

働くママにとって、平日習い事に連れていくのは至難の業。そこで、シッターがお子さんを保育園へピックアップして習い事へ連れていき、自宅でママの帰りを待つという使い方。定期利用できるので、慣れたシッターさんにお願いすることもできます。

その2 朝夕の送迎

依頼が一番多いのが保育園や幼稚園間の送迎〜お預かり。夕方の場合は、要望に合わせて夕食を食べたり、お風呂に入れたりして、お子さんと一緒にママの帰りを待ちます。自宅保育を含む送迎は上限金額内であれば幼保無償化の対象なので是非ご活用を。急な残業に対応できるよう「この人なら!」という人が一人いると安心です。

その3 預かりながら英語や体操、工作の個別レッスン

最近増えてきているのが、シッターの経歴や特技を生かした多種多様な習い事兼シッティングである「保けいこ」。教員免許や講師経験をもつシッターもいるので、預かりながら自宅で英語、体操、音楽、工作などのマンツーマンレッスンが可能。

その4 病児、病後児のお預かり

全員ではありませんが、看護士資格をもつ病児病後児の預かりに対応したシッターも。これからの寒い季節、突然の学級閉鎖時の利用も心強いです。24時間スマホで手配できるキッズラインならでは。

その5 ママの子育て相談や息抜き、家事サポートも

もちろん、働くママ以外にもキッズラインは利用可能。子育て経験豊富なシッターに子育て相談したり、美容院やお出かけなどママの息抜き、掃除、整理整頓など簡単な家事サポートも可能です!

シッターは全国4,000名!キッズライン独自の厳しい審査、研修を通過しているので安心安全。

キッズラインのベビーシッター数は全国4,000名、うち幼保無償化対象シッター数は625名(10月時)。保育の知識や専門性に加えて、独自の厳しい審査・研修を通過したシッターだけが登録し、万が一の保険加入も含まれているため、安心して利用できます。4,000名のシッターは、みんな子供が大好きなのはもちろん、子育てと仕事の両立を頑張る親御さんを全力で応援しています!では、実際に登録しているシッターさんをご紹介します。

子育て経験のあるベテランシッター。家事代行も対応可

「仕事と子育ての両立はとても大変です。ママに仕事を辞めないでほしいから、私たちにできることは全力でサポートさせていただきます」。思わず抱きつきたくなってしまう、温かく包容力のあるベテランシッターさんです。整理整頓など家事代行も得意だそう。

https://kidsline.me/sitters/show/u8583430230

学校教員歴経験18年の男性シッター。工作やスポーツレッスンも対応可

「子どもと過ごす時間が、何よりも好き!そんな想いで愛情もってお子様、そしてご家族のサポートができればと思っていますので、よろしくお願いします!家族支援カウンセラーの資格も持っているので何かあればご相談頂ければと思います」丁寧かつ優しい対応で親御様たちから安心・信頼の声が多く寄せられているシッターです。

https://kidsline.me/sitters/show/u9292501402

現役慶應大学生シッター。英会話・ピアノ・ダンスレッスン・家庭教師も対応可

「9歳年の離れた弟がおり、赤ちゃんの頃からオムツ替えや保育園のお迎え、ピアノレッスン、勉強を教えるなどしてきました。ダンス6年、ピアノを10年、海外短期留学、海外ボランティアの経験があります」。英語、ピアノ、ダンスをやらせてみたいけど、いきなり習い事として始めるのも不安…という方、まずは先生のお試しレッスンを受けてみませんか。https://kidsline.me/sitters/show/u1026228849

日本の保育はこれからどうなる?

2015年のサービス開始以来、累計依頼件数は80万件を突破したキッズライン。子育てが多様化する今、シッターのニーズはますます増えているという。

「実績が増えているとはいえ、海外に比べると、シッターに関する認知度や、利用方法が知られていないのも実情。どこかでまだ利用することに罪悪感があるのかもしれません。ですが、たとえばご両親のサポートが難しい場合は妊娠中から相談できるシッターさんを見つけておく、夜勤時に対応できるお泊り可能なシッターさんや、英語やピアノを教えてもらえるシッターさんを探すなど、多種多様な使い道をご提案できたらと思っています。園に預けるだけが保育ではありません。シッター業界がもっともっと充実していくことで、日本の保育の在り方は変わってくるのではないかと思っています」(広報 平理沙子さん)

子育てを誰かに頼ることは悪いことじゃない!

最後に、SHINGA FARM読者に、キッズライン広報担当からメッセージをいただきました。「お母さまたちはとっても頑張っています。ですから、孤独な子育て(孤育て)にならないよう、誰かに頼ることは悪いことじゃありません。ママが笑顔でいられるのが一番。過去の自社調査(※2)でも保護者の2人に1人が『育児にはママやパパ以外の協力者が必要』との声がありました。ママも働いているかどうかは関係なく、心身ともに限界を超える前にぜひ数時間でもベビーシッターや家事代行を利用して、一人で負担・不安を抱え込まない子育てをしていただければと思います。」(広報 織田敦子さん)

「これまでのシッターは派遣会社を通すので、利用したいときにすぐに頼めない、という使い勝手の悪さがありました。それを解消すべく、キッズラインが目指したのは“今日・明日頼みたい”の方々のヘルプに応えるシッターとのマッチングです。キッズラインは多種多様な使い方がありますので、ご活用いただき、誰かの力を借りながら、子育てを楽しんでいきましょう」(広報 平理沙子さん)

(※1)幼保無償化後、対象者アンケート調査
(※2)令和に期待する育児環境調査

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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