低コストで英語に親しむ!在米ママおすすめの楽しく子どもに英語を学ばせる方法

低コストで英語に親しむ!在米ママおすすめの楽しく子どもに英語を学ばせる方法

早期からの英語教育は気になりつつも、どこからはじめたらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。難しく考えたり、高い教材セット販売に手を出さずとも、まずは身近なところで、日本にいながらでもできる学習法をやってみるのもおすすめです。

幼児期に大事なのは、英語は楽しい!という感覚。意気込んで、ABCから始めるのではなく、まずはお子さんにとって身近な題材の英語絵本を読んだり、日本でもおなじみのわらべ歌の英語版をYouTubeで聴いて親子で親しんでみてはいかがでしょうか。

本記事では、具体的に使える絵本の紹介や歌の紹介、英語絵本を多読できるアプリの紹介をします。

日経DUAL記事

絵本:一緒!を見つけて、身近なものの英語での名前に親しもう

絵本選びは内容がその子に適切かどうかを考えていると、なかなか難しく感じる方もいらっしゃるかと思います。まずはアメリカでも子ども向け絵本の最初の導入としてもよく利用されている写真や絵と単語だけのシンプルな絵本を利用するのはいかがでしょうか。

1つずつの写真を指差しながら、それに対する英語名を読んでいくだけのシンプルな本ですが、低年齢の子どもでもじーっと見てよく聞いています。

なんでも口に入れたがる時期のお子さんにも使えるようにとボードブック形式になっている本も多く、丈夫なのも長く愛用できるポイントです。お出かけ用に小さなサイズを一冊持って車のなかに入れておくだけでもよさそうです。

名詞だけでなく、日常的な動作の動詞についても紹介されているので、「一緒」であることがうれしい1才半頃のお子さんだと、絵本を持ってきて、自分の持ち物や行動と写真とが「一緒!」などと喜ぶこと。「一緒」の写真をうまく利用すれば、イヤイヤ期のお子さんのやる気スイッチを押すことにもつながります。

ちなみに、我が家はお風呂で髪を洗うのを嫌がる時期に、”First 100 Words”で子どもが髪を洗っている写真にとても助けられました。

写真でなく、絵とそれが示しているものを上手く関連づけることができる年齢であれば、”Best Word Book Ever” (『スキャリーおじさんのとってもたのしいえいごえじてん』)などの絵と単語をリンクさせる絵本などもよいでしょう。登場人物が動物なので、小さな子でも夢中になって見ることができます。

歌&絵本:曜日感覚を楽しく歌と絵本で養おう

アメリカで昔から親しまれている曜日をテーマにした歌に”Today Is Monday”という歌があります。音楽自体はシンプルで、歌詞も新しい曜日が登場するたびにそれまでに出てきた曜日を繰り返し歌うことになるので、歌いながらに英語での曜日の名前を自然と覚えられます。

この有名な歌詞を素に『はらぺこあおむし』で有名なエリックカールが“Today is Monday”のタイトルで絵本を作っています。登場するのはエリックカールらしいカラフルな色使いの動物や食べ物と子どもたち。小さなお子さんの好奇心をかきたてるような絵です。

本を読んだり、本を見ながら歌ったり、出てくる曜日についても日々積極的に話題にあげることで、お子さんの曜日感覚まで養えるという一石三鳥な歌と絵本のセット。ぜひ、まずはYouTubeで検索してお子さんと一緒に体感してみてください。

歌:YouTubeで体を動かしながら歌って覚える

「きらきら星」や「イチロウさんの牧場で」など日本でもよく耳にするわらべ歌の英語版を聴いたり、英語独自の体を使うわらべ歌で遊んだりなども親子で楽しんで英語に親しむことができるアクティビティーです。ここではYouTubeへのリンクとともにいくつかご紹介します。

“Twinkle Twinkle Little Star” (『きらきら星』)は、アメリカの幼稚園でもよく歌に手の動きをそえて歌われています。いろんな手の動かし方があるとは思いますが、まずはYouTuberの方がやっている動きを参考にご家庭で実践してみてください。

“Old MacDonald Had A Farm” (『ゆかいな牧場』)は、動物がたくさん登場します。英語では動物の鳴き声でさえ、違った風に表現することを遊びながらに発見できて楽しめるでしょう。

これもアメリカの幼稚園でよく歌われている歌で、ぬいぐるみを用いたり、先生が「なんの動物がいるかな?好きな動物を言ってね」などと子どもたちに問いかけて、歌詞を作ったりと親しまれています。

“Head, Shoulders, Knees And Toes” は、少し体操の要素も加えて、いろいろな姿勢から体の部位を触るようにすることで、子どもたちがよりおもしろさを感じて踊ることができます。

何度も体を動かして繰り返し歌うことで体の部位についての呼び方はすぐにマスターできます。体の呼び名を知っていれば、それに関連して使う動詞なども覚えやすくなるのでとてもおすすめです。

“Open, Shut Them” は、手を開いて閉じての手遊びです。これも幼稚園でよく使われている歌ですが、どのような踊りをするのかを英語で説明しているビデオと一緒に聞くことで、自然と耳が英語に慣れてくると思うので、ぜひ実践してみてください。

場所を選ばずにできる手遊びなので、車のなかで退屈している子どもへの働きかけとしてもよいでしょう。

絵本:沢山の英語の絵本に触れよう

英語の絵本を日本で購入しようとすると、どうしてもお金がかかってしまいますよね。また、近くの本屋さんでの品ぞろえがまったくないということも珍しくないことと思います。

そういうときにおすすめなのが英語の絵本をたくさん読めるアプリ、epic! を利用すること。epic!の利用に関してはまずアカウントを作成すると1か月間は無料で35,000冊の絵本を読み放題で利用することができるようになります。

子どもは4人まで登録できるので、お気に入りなどを保存しておいたり、オフラインでも読めるようにすることも可能。お出かけの際には重宝する機能です。その後、利用を続けたいと思ったら、1か月1,000円程度 ($7.99/月)での利用料でサービスを継続することができます。

何冊読んでも値段は変わらないので、その時々のお子さんの興味関心にあったテーマの本をたくさん読むことができます。単に有名な本、というよりは、その都度変わるお子さんの興味があるテーマの本を見せた方が、読んでとせがまれる回数が増え、結果として、英語のインプットの機会が増えることにつながります。

ご自身で読み聞かせするのに抵抗がある場合にも、「読み聞かせ」機能のついた絵本を一緒に再生してお子さんと一緒に見たり、ビデオになっているものを見ることも可能です。こういった機能を利用すると、ネイティブの発音を耳にすることができるので、親にとっても非常に勉強になります。

基本的には親が楽しんでやっていることに対して、子どもは前のめりで興味を示します。絵本や音楽という身近なものでぜひお子さんと一緒にいっぱい笑いながら、英語での触れ合いを楽しんでみてください。

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