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子育て

スタイリスト山本あきこさんに聞く!ママのためのリモートファッションQ&A

スタイリスト山本あきこさんに聞く!ママのためのリモートファッションQ&A

在宅ワークが増え、Zoom会議も当たり前になった今、リモートファッションに悩むママは多いのではないでしょうか。「きちんと感が出せるトップスの選び方」「さり気なく上品なアクセサリーの取り入れ方」「Zoomで注意すべきメイクのコツ」など、ママのリアルなお悩みを解決すべく、『いつもの服をそのまま着ているだけなのに なぜだかおしゃれに見える』(ダイヤモンド社)などの著者である、人気スタイリストの山本あきこさんに解説していただきました。ユニクロを使った最新トレンドコーデの解説やパパのプチ改造計画も必見です!


山本あきこさん
女性誌や広告などで手掛けたスタイリングの経験に基づき、シンプルな洋服と小物使いでその人の魅力を引き出すファッションを得意とするスタイリスト。これまで山本さんにセルフスタイリングを依頼した人のべ1万人以上。手がけた書籍は累計30万部。現在は雑誌やTV、ラジオ、YouTubeと多方面で活躍中。
HP(https://rocco-style.com)
Twitter(https://twitter.com/roccoakko
YouTube(https://linktr.ee/akiko_yamamoto__
Instagram(https://www.instagram.com/akiko_yamamoto__/

 

日経DUAL記事

Zoomの背景や光も重要なファッションの要素!

__【ママのお悩み1】Zoomで顔映りをよくするために意識すべきことは?

ファッションやメイクの前に意識したいこと、それは背景です。Zoomは画面すべてで印象が決まるので、背景も重要なファッションの要素と言えます。暗い背景やライトだと印象も暗くなりがちです。Zoomをする際はできるだけ自然光が入る場所がいいでしょう。ちなみに私は、午前と午後で光の位置が変わるので、Zoomをする席を変えています。夜はリングライトも活用するといいと思いますよ。

あとは、フィルターも超重要! ビデオ設定から外見を補正したり、バーチャル背景やフィルターで背景や肌を明るくしてみるだけで、かなり印象が変わります。

トップスの色や素材よりも、首元のデザインでTPOを演出しよう

__【ママのお悩み2】Zoom会議のときにきちんと感が出せるトップスの選び方とは?

上半身しか見えないので、明るい色のトップスの方がより華やかになりますが、毎日するのは難しいですよね。そこで私がおすすめするのが、色や素材よりも首元のデザインでTPOを演出してみること! 首元が開いている方がカジュアルに、つまっているときちんとした印象になります。仕事のシーンをイメージしながら解説してみましょう。


(写真はInstagramより)

クルーネック→フランクな月曜のチームミーティングは明るい色のクルーネックで気分を盛り上げて。


(写真はInstagramより)

Vネック→クールでシャープな印象を出したい取引先との打ち合わせはVネックを。


(写真はInstagramより)

シャツ→きちんと感を出したい新入社員研修ではシャツを。とはいえ、オンラインならボトムはリラックス感のあるものでもOK。


(写真はInstagramより)

タートルネック→週に1度の出勤日。会議室からのZoomミーティングはタートルネックとアクセサリーでちょっぴり気合を入れて。

Zoom映えメイクはリップが命! 普段より明るいトーンを選んで

__【ママのお悩み3】Zoomだとナチュラルメイクがぼんやり見えがち。Zoom映えするメイクのコツが知りたい!


(写真はInstagramより)

Zoomでは何と言ってもリップが重要です! あとは眉毛があればOKですね。オンラインだと、ベージュ系のリップは馴染みすぎてしまうので、普段使いより少し明るめのトーンでも大丈夫。私は洋服に合わせてオレンジやピンク、ブラウンがかったレッドを使い分けています。特に顔が大きくうつるZoomの画面上では、リップがないと印象がぼやけて疲れて見えてしまうことがあります。リアルな場面でも「マスクだからリップはいいや」と油断しがちですが、ママ友との突然の「ちょっとお茶しない?」に備えて、リップは1本バッグにしのばせておくと安心ですね。ちなみに、ティントタイプのリップや、塗ったあとにティッシュオフするとマスクにつきづらいですよ。

カジュアルミーティングは大ぶりアクセで垢抜けた印象に

__【ママのお悩み4】Zoomでもさり気なく上品に見せる、アクセリーの取り入れ方とは?

普段は華奢なアクセサリーを使っているという方も多いと思いますが、Zoomで相手に印象付けるには大きめアクセリーくらいがちょうどいいんです。特に、クルーネックやVネックなど首元が開いた服のときはアクセサリーがないと寂しく見えてしまうので、いつもよりも大ぶりアクセを合わせるとおしゃれに見えます。社内のカジュアルなミーティングなどでは5㎝くらいの大振りピアスやイヤリングを取り入れてみるとぐっと垢抜けた印象になると思いますよ。3coinsやGUなどでも数百円で揃うので、トライしてみてください。

ユニクロで叶う!春の最旬トレンドコーデ

__【ママのお悩み5】今買って春まで使えるリモートファッションアイテムとは?

山本さんがYouTubeやInstagramでもよく愛用されているユニクロから、とっておきのプチプラ優秀アイテムと最旬コーディネートをご紹介いただきました。

① 「ユニクロ×イネス」3Dボーダーセーター


(写真はYouTubeより)

赤ライン入りが差し色になった3Dボーダーセーターは、春先に大活躍間違いなし。上品なフレンチカジュアルはママウケもよいですよね。どんなボトムも合わせやすいですが、きちんと感のあるテーパードパンツできれいめに仕上げるのがおすすめです。

② 「ユニクロU」春色カラーシャツ


(写真はYouTubeより)

パープルやピンクなどの春色カラーシャツが狙い目です。明るい色で顔映りもよくなります。春色カラーシャツは定番アイテムなので、流行を気にせず長く使えるのもいいですよね。

襟付きシャツよりもカジュアルに着られるノーカラータイプや、羽織りとしても使えるロングシャツワンピースもおすすめ。オーバーサイズをインせずアウトで着るのが今年っぽいと思います。

③ 「ユニクロ」ウルトラストレッチドライスウェットプルパーカ(51グリーン)


(写真はYouTubeより)

これは、何よりコットンではないウェットスーツのような素材なのでカジュアルになりにくいのがいいですね。パーカはグレーだとどうしても部屋着感が出てしまいがちだけど、流行のピスタチオグリーンならおしゃれに見えます。フードが立つので小顔に見えるし、丈も長すぎないのでワイドパンツやマキシスカートなどのボリュームがあるボトムともバランスがとりやすいんです。肌寒い日はタートルやシャツをパーカの中に着てもいいと思いますよ。

最後に、番外編としてZoom以外で多かかったファッションに関するママの2大お悩みにお答えいただきました。

保育園のお迎えの服を「いつも一緒」に見せないコツ

__【ママのお悩み6】保育園のお迎えの服が「いつも一緒」に見えないコツはありますか?

洋服の印象って、実は「アウターの丈感」なんですね。冬のコートを脱ぐ季節もありますし、羽織りものの丈をショート丈、ミドル丈、ロング丈と変えてみるといいと思います。好みのアウターの丈があるので、案外似ている丈のものを選びがちなんですよね。購入する際は持っていない丈を意識しては。カーディン、ジャケット、Gジャン、トレンチコートなど、ボトムやインナーが同じでもアウターの丈感で印象は変わりますよ。

全身ユニクロの夫を「ちょっとおしゃれ」に見せるコツ

__【ママのお悩み7】パパのあるある「全身ユニクロの地味色コーデ」を、公園でちょっとおしゃれに見せるコツはありますか?

ポイントは「無理をさせないこと」。突然派手な色のニットとかおしゃれなデザインのアウターを買って着せようとするのは逆効果なのでやめましょう(笑)。

私のおすすめは、ユニクロのメンズカラーソックスです。公園で子どもと遊ぶと意外としゃがんだときに足元が見えるので、目につきやすいんですね。普段は黒や紺、白などが定番カラーだと思いますが、ボルドーやダークイエローなどがトライしやすいです。

ダークトーンの洋服と靴でもソックスを変えるだけで印象がぐっとおしゃれになります。お子さんと一緒のカラーソックスでリンクコーデしてもいいかもしれませんね。

「旦那さんのファッションをもうちょっとどうにかしたい」というママの声は多いので、4月にメンズの服をプチ改造できる本を出版予定です。お楽しみに!

いかがでしたか。「お洋服は着るだけで手軽に気分を変えられるツール。お家にいる時間が長い今だからこそ、いつもとちょっとちがうカラーやアクセリー、リップ、ソックスを取り入れて気分を上げてみてください」と山本さんからメッセージをいただきました。コロナ禍でも日々のファッションを楽しんで気分を盛り上げていきたいですね。

山本さんのおしゃれで分かりやすい解説がもっと見たいという方は、InstagramやYouTube「山本あきこなぜおしゃチャンネル」もぜひチェックしてみてください!

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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