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共働き必見!大手、個別…失敗しない塾選びのコツ!

共働き必見!大手、個別…失敗しない塾選びのコツ!

学童には3年生まで通い、4年生からは中学受験を見越して塾に通うという子も多い。一方で4年生の夏には「塾が合わなくて…」とすぐに辞めてしまうケースもあると聞く。

そんな声を受けて、しんが~ずクラブ学童が独自で開発した、塾選びのサービスがあるという。今回は、開発者である目黒校室長の寺田佳代先生にお話を伺いました。

日経DUAL記事

安易に塾を選ぶと危険なわけ

しんが~ずクラブ学童で1~3年生の間お預かりし、4年生からは進学塾へ通う子は実際とても多いです。ですが、塾が合わずにすぐ辞めてしまったり、せっかくの学力が下がってしまうといったケースもよく目にしました。

親御さんから「うちの子に合う塾はどこでしょうか?」と相談されることもしばしば。調べてみると、共働きで忙しい親御さんにとって、説明会だけで塾を選ぶのは難しいということが分かりました。

加えて、塾はその子のタイプによって合う合わないの相性があるので、「〇〇ちゃんが行くから私もここにする!」などと安易に選んでしまうと、長続きしないのです。

中には、大量のプリント管理やお弁当など「こんなに親のサポートが必要な塾は、フルタイムで働くわが家には無理でした……」と親御さんの方から悲鳴を上げてしまう場合もあります。

同じ成績でも、タイプによって成績を伸ばす塾と下げる塾がある

たとえば同じ成績の子が2人いたとします。Aちゃんはプライドが高く、自信がありリーダーシップが強い女の子、B君はマイペースながらも負けん気が強い男の子。この2人に合う塾はどこでしょうか。

Aちゃんの場合は、最上位レベルの塾に入って自分よりできる子がゴロゴロいる状況だと、心が折れてしまう場合があるため、2番手くらいの塾でもトップの成績を保てる方がやる気が継続し、結果的にいい学校に合格しやすいです。

B君の場合は、マイぺースとはいえ競争心があるので、最上位レベルの塾で周りのすごさを見せつけられるうちに「負けてられるか!」とやる気になり、必死についていく中でめきめきと学力が伸びるタイプです。

もちろん100%そうなると言い切れるものではありませんが、こうした判断を間違えてしまうと、せっかく基礎の学力があっても中学受験でいい結果が得られないんです。

しんが~ずクラブ学童が開発した「ロジモングランプリ」とは?

全国の伸芽’Sクラブで年3回受験して頂いている全国模試の内、秋に実施していた回を、基礎学力+思考力を問うオリジナルの試験にリニューアルしました。

その試験結果と、親御さん向けに実施したサポートアンケートとの総合判断で、お子さまに向いている学習方法や塾のタイプをA1~4…D1~4というタイプ分けで分類してご提案するサービスを開発しました。

前述した通り、中学受験を成功させるには、お子さんの能力に加えて親御さんのサポート体制もかなり大きなウエイトを占めますので、総合的な判断が求められると考えたからです。

2019年秋から始まったばかりのサービスですが、「もっと早く知りたかった!」「塾選びの参考にしたい」などと、親御さんからは早くも好評をいただいています。

将来的にはより受験者数を増やして、たとえば学童に通うお子さん以外の方も模試と面談のセットを受けられるようにできたらいいな、などと考えているところです。

小1から塾に入れればいいわけではない!

「人気塾の席を確保するためには、1年生から入らないと間に合わない!」そんな話もよく耳にします。でも、実際のところは違います。

塾を経営する側からすれば、素晴らしい成績の子=良い実績を出してくれる子は、たとえ通常通りの4年生からであっても入塾させたいですよね。同様に、「入塾試験に合格したから塾に通わなきゃ」も勘違いしてほしくありません。

入塾試験は大抵、それほど難しくないため通りやすいですが、通い始めた後、大量のプリントや宿題をこなしていけるかどうかはまた別の問題だからです。

何が言いたいかというと、低学年から塾に入ったとしても「学習習慣がついていない子どもは伸びない」ということ。これではむしろ、勉強を嫌いになるリスクの方が大きいです。

ですから、1~3年生のうちは、学習習慣をつけることに加え、さまざまなことに興味関心を持って、自分の言葉で意見が言える子になることを目指すことをおすすめします。

実際にとある名門中学受験の問題で「もやしの値段」が出たことがあるのですが、お勉強ばかりでスーパーで買い物もしたことがなければ、もやしの値段の検討もつかないわけです。

塾で勉強するのは4年生からでも十分間に合うと私は考えますそれまでは、勉強が成功体験になるような、学校でヒーローになれるような「学ぶって楽しい!」気持ちを優先させてあげることが大切なのではないでしょうか。しんが~ずクラブ学童ではそういった学びの土台になる学習習慣の定着を大切にしています。

小3~4年生はまだまだ子ども!

一人で習い事に行けるようになり、行動範囲がぐんと広がる小学3~4年生は、親からすれば「ようやく手が離れた」と思いがちです。ですが、私たち学童でお子さんを見ている者から言わせると「まだまだ子ども」。よくも悪くも周りに流されてしまう時期です。

一方でこの頃から学校の勉強も一気にレベルが上がる頃なので、一度つまずくと落ちこぼれてしまうケースもあります。この大事な時期こそ、親御さんはお子さんの生活習慣や学習習慣に見直す点はないか、つまずきはないか、しっかり見てあげてほしいと思います。

しんが~ずクラブ学童では新年長さんの予約を3/1からスタートしています。興味がある方はお気軽にお問合せください!
https://www.shinga-s-club.jp/afterschool/

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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