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2020年度のお受験を考える親御さん必見!「正しい幼児教育による合格までの道筋」~前編~

2020年度のお受験を考える親御さん必見!「正しい幼児教育による合格までの道筋」~前編~

先日9月18日に行われた、伸芽会セミナー「名門私立国立小学校ガイダンス」の模様お届けします。

第一部では伸芽会教育研究所 所長・飯田道郎先生、研究員・谷原優子先生による「正しい幼児教育による合格までの道筋」、第二部では名門小学校に合格された親御さんによるパネルディスカッションも。これから小学校受験を考える親御さん必見です!

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受験では「何を見られるか」を考えて!

小学校受験では、「親の手から離れても、きちんと学校生活が送れるか」を見るもの。

伸芽会の谷原先生曰く、
「学校側はご両親や家庭教育の方針を〈願書〉〈面接〉〈考査〉の3つをもって判断しています。きちんと準備して、“試験=見ていただけるチャンス”と捉えられるといいですね。
小学校受験はご両親が自問自答しながらお子さんの個性、将来、幸せを考え、家族が団結するいい機会です」とお話されていました。

知らず知らずのうちに過保護過干渉になっていませんか?

昔は当たり前のことが今は難しい、と谷原先生。

「今では当たり前の自動の手洗い場により、蛇口をひねったり自分で適量の水を出すのが難しくなりました。また、保育園などでも使い捨てのペーパータオルが当たり前な子は、ハンカチの取り扱いが苦手です。そういった“昔ならできて当たり前のこと”が試験でも問われます。他にも、何でも親が行動を先読みしたり、誰かにしてもらえるのが当たり前な子は、どこか受け身で無口、無気力に見えてしまいがちです。そんな子に学校側は入学してほしいでしょうか?主体的で目がキラキラしている子に魅力を感じますよね。自発性や自立性、責任感があり困難を乗り越えられる子、そのためには幼児期での家庭環境での過ごし方がポイントなのです」

正しい幼児教育とは、わかった!できた!を感じること

伸芽会が大切にしている、地道にコツコツとゆるぎない実力をつけていく教え。発達段階に応じて何度も繰り返し、レベルを高めていくことで、ゆっくりと着実に定着していく力。その結果、試験での「わかったつもり」をなくして、どんな指示でも対応できる実践力を養っていくのです、と谷原先生。

「正しい幼児教育とは、詰め込み式ではありません。子どもが自分で考え、その発見が次への意欲になり、人前で発表し褒められる快感が大きな達成感へとつながっていきます。ご家庭ではつい指摘が多くなってしまうかと思いますが、〈わかった!〉〈みつけた!〉〈できた!〉を感じる体験を取り入れてみてください」

受験対策だけではない、幼小一貫の学びが重要に!

続いて、伸芽会の飯田先生が登壇。伸芽会が大事にしている創造力・体験力・自助力。これらは、受験ではもちろん、小学校入学後にも必要な学びへの意欲につながっていると先生は言います。

「これからの時代は、偏差値だけの評価ではなくなることは間違いありません。22世紀を見るお子さんたちは、学歴を獲得するまでの学びではなく、その先の“使える学び”にシフトしていかねばなりません。2020年からスタートする教育改革では、“学びに向かう姿勢”として思考力、判断力が問われます。ですが、私学国立の小学校は、それらをずっと前から考えて実践してきました。総合力を伸ばして社会のリーダーになってほしいと願うからです。ですから、今後は改めて私学国立の価値が再認識されるとともに、受験対策だけではない、幼小一貫の学びが重要となってくると私は考えます。小学校受験も中学受験も、学びは塾だけではありません。親御さんも、どうかご家庭で“バランスのいい子育て”を意識されてみてください」

後編はこちら

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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