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1万人以上を見てきた美髪のプロ! 『ヘアケアの魔法』の著者、りょうさんがママたちに美の秘訣を伝授!

1万人以上を見てきた美髪のプロ! 『ヘアケアの魔法』の著者、りょうさんがママたちに美の秘訣を伝授!

自身の中学時代のコンプレックスがきっかけで美容師になったりょうさんは、美容の知識と女性の美への想いがあふれるツイートが話題沸騰中の‶美髪のプロ″。そんなりょうさんの初著書、1日10秒で髪もメンタルも変わる考え方やテクニックを解説した『1日10秒で髪も人生もきらめきだす! ヘアケアの魔法』(大和書房)が発売。気になる本の内容や、子育てに頑張るママにおくる美髪の秘訣を伺いました。


りょうさん
「女性の人生を輝かせるやめに生きている」りょうさんは、これまで1万人以上の髪を見てきた美容師。3歳2歳0歳の3児のパパさんでもあります。美とメンタルの関係について発信するツイート(@ryoyano0701)もファンが多く、現在フォロワーは6.6万人。
日経DUAL記事

「髪を見ればその人の性格がわかる!」美髪とメンタルの関係

__コロナ渦以降のマスク生活で美に対する意識への変化は感じていますか?

そうですね。僕自身も改めて何が自分にとって大切か(僕にとっては家族)を考える機会になって、ツイッターを始めました。お客さんを見ていても、「マスクで見えないからいいや」と自分を磨くためにかけるお金が減った人と「マスク以外の見えている部分をもっときれいにしたい」と高い意識を持つ人の差が開いたなと感じます。

__美髪×メンタルにはどのような関係がありますか?

髪を見ればその人の性格まで分かります。「いつどんなカラーやどんな人がカットをしたか、パーマをかけたか」といった施術の履歴が見てわかりますし、その人の髪の手入れの仕方を見れば、「まめな人か大雑把な人か」などの性格も分かります。

僕のサロンでは、まずカウンセリングに時間を費やします。そこで髪の状態や履歴のほかに、話し方やライフスタイルなどもお聞きするうちに、「どこまでのヘアケアがやれそうか」を見極めながら、お客様の要望とマッチングさせていきます。

僕自身、中学時代のくせ毛がコンプレックスで美容業界に入ったのですが、くせ毛の人はちょっと個性的な人が多いし、髪が硬い人は頑固なことが多いし、髪の色むらがある人はメンタルが安定していなかったりする気がします(僕調べ)。そのくらい、髪はその人がしてきたことが表れるし、美意識も映し出されるものなのです。

40代ママの髪のお悩みの解消法は「髪のすっぴん」を育てること!

__年齢とともに髪に元気がなくなるのはなぜ? どうすれば解消できますか?

年齢とともに減るハリやコシ、増える白髪や薄毛といった髪の悩みを改善するには、早い段階から“髪のすっぴん”(=髪本来の美しさ)を育てることです。言い換えるなら、生えてくる髪をいい状態にすること。それには頭皮の状態をよくすることが先決です。既に生えてきた毛先の質を変えるのは難しいけれど、半年くらい正しいケアを続ければ、6cmほど伸びるので、髪質の変化を実感できるはずです。

本来、髪の毛は28日周期で生え変わりますが(ターンオーバー)、代謝が悪くなると頭皮の血流が悪くなりこのサイクルが乱れることで、ふけや乾燥など頭皮が荒れる原因になります。逆に、このサイクルが整っている人は髪もきれいなのです。

改善策としては、普段のシャンプー&トリートメントのほかに、ヘッドスパ専用のシャンプーで刺激して血流を促したり、洗い流さないトリートメントやシャンプーブラシ、シャワーヘッド(軟水の方がいい)、シルクの枕カバー(摩擦が少ないほうがいい)などに変えるだけで、髪のすっぴんは変わってきます。

__髪型で老け見えを防止するコツはありますか?

ツヤツヤのさらさらストレートとパサパサのパーマはどちらが老けて見えますか? もちろん後者ですよね。つまり、老け見えを防止するには髪型のフレーム(輪郭)をしっかり処理することが重要なのです。アウトラインのシルエットにアホ毛や枝毛があると老けてみえるので、そこをあいまいにせずシャープに仕上げること。よく髪のボリュームが気になってパーマをかける方がいますが、パサついた状態だとかえって老けて見えることがあるのです。年齢とともに髪の質感はぜひとも意識していったほうがいいですね。

前髪も同様で、ツヤのある前髪をキープできるならあっても大丈夫ですが、難しいなら上げたほうがシルエットはシャープになりますし、おでこがツルっときれいなら出した方が若く見えると思います。

美容院で満足するために必要なのは「憧れ」の言語化と細分化!

__美容院で満足の仕上がりになるオーダーをするには?

残念ですが、まず100%満足いく仕上がりは不可能だと思ってください! なぜかというと、美容師とお客さんでは知識も技術もレベルが違うため、その場でいい仕上がりになったとしても翌日再現できるかは別の問題なのです。さらに、かっこいいor可愛いの価値基準もそれぞれ異なるので、100%満足のいく仕上がりにするのは難しいのです。
ただし、失敗を防ぐ方法はあります。それは、「失敗したくないポイントだけ」を伝えること。「肩より短くしたくない」「暖色系にしたい(寒色系は嫌)」など具体的に伝えましょう。

さらに、SNSなどの画像を見せて「こんな感じで」とオーダーする際も注意が必要です。仕上がりが「ちょっと違う……」となるのは、「この髪型のどこがいいか」を具体的に言語化できていないからなんです。僕自身はそこをじっくりカウンセリングして、どこがいいのかをお客さんの言葉で言語化してもらうようにしています。ですから、ご自身でも理想の写真を見ながら、髪の色がいいのか、前髪の形なのか、顔なのか雰囲気なのか、憧れポイントを事前に言語化してからオーダーしてみると失敗は減ると思います。それを繰り返すうちに、自分の中で美の基準が明確になってくるはずです。

まずはシャンプーを選び直すことから始めてみよう!

__市販のシャンプーはどんなものを選べばいいですか?

ホームケアで髪が一番痛むのは、実はシャンプーなんです。理由は自分にあったものを選べていないから。正しいシャンプーを選ぶコツは「どうなりたいか」にかかっています。たとえば、ボリュームがほしいのにしっとりタイプは違いますし、ツヤやハリがほしいのにふんわりタイプは逆効果です。そこを失敗しなければ大丈夫。

成分については、そこまで慎重になる必要はありませんが、できれば「ラウレス硫酸Na(高級アルコールに分類される陰イオン界面活性剤)」を使っていないものを選ぶといいでしょう。

あとは香りとパッケージ、重さが好みのものを使ってみてください。今はドラッグストアなどで1回分をおためし価格で購入できますから、それを使ってみるのも手です。シャンプーだけでまだ理想に近づかなければ、トリートメントで補填をして理想の美髪を目指しましょう。

できればママ用と家族用と分けるのが理想的です。

「美意識は子どもの頃に作られる!」知っておきたい家族のヘアケアのこと

__子どものヘアケアはどんなことに気をつければいいでしょうか?

子どもの髪は細くて絡まりやすいので、絡まりを優しく解きほぐすタングルティーザーのヘアブラシがおすすめです。あとは、キャラクターの絵がパッケージに描いてあるようなシャンプーは、洗浄成分が強く乾燥肌の原因になりやすいので、できれば優しい成分のシャンプーを使いましょう。

私がお伝えしたいのは、「美意識は子どもの頃に作られる」ということ。正しいシャンプーの仕方だったり、タオルドライをしてドライヤーでしっかりかわかす、コーミングをする、パサついていたら毛先にオイルをつけるといった基本的なことはぜひ小さいうちから親御さんと一緒に習慣化していけたらいいなと思います。

__30後半-40代パパのヘアケアでおすすめはありますか?

メンズ美容に関しても、意識の差が開いていると感じます。無頓着なパパにいきなりスカルプケアを!というのは難しいと思うので、たとえばシャワーヘッドやドライヤーをちょっといいモノに変えてみるなど、手間がかからず、自然と毎日続けられるものを取り入れてみるといいと思います。薄毛に関しては予防のサプリもたくさん出ていますので、サプリを摂取して内側から改善していくのもいいと思います。

__最後に、美髪になりたいママさんたちにメッセージをお願いします。

美髪の基本は無理をしないこと、なりたい自分を言語化することです。何歳から始めても、ケアした分だけ髪は美しくなっていきます。年齢とともにヘアケア法を変えていきながら、自分に合った美髪ケアを目指しましょう。

日々のケアの詳しい方法に関しては私の本『ヘアケアの魔法』を参照いただければ幸いです。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部です。ママ・パパに役立つ子育て、教育に関する情報を発信していきます!
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